高城俊人選手ら6名への戦力外通告について(2019年10月2日)

高城戦力外って・・・


本日、オリックスは以下6名の選手に対して第1次戦力外通告を行い、来季の契約を結ばないことを発表した。

成瀬善久投手、青山大紀投手、岩本輝投手、塚原頌平投手、高城俊人捕手、宮崎祐樹外野手


というようなニュースを見て、概ね予想通りの面子ではあったが、高城の名前があるのにはちょっと驚いた。確かに二軍でも33打席しか立っておらず、確か怪我でほとんど欠場していたと思うが、それにしても不足気味の捕手で戦力外になるとは。。。

 

あのトレードについて

それ以上に思ったのは、

じゃあ、あのトレードってなんだったの??

ということだ。「あのトレード」とは、2018年7月にDeNAとの間で成立した、
伊藤光+赤間 ←→ 白崎+高城 のトレードである。

白崎、高城はここまでほぼ1軍の戦力になっておらず、高城は今後チームにいることもない。

かたや、伊藤はDeNAで打てる捕手として重宝されており、2019年シーズンは、301打席で OPS .731という非常に立派な数字を残した。

私は当時から断言していたが、これはオリックスからしたら大失敗トレードである。(DeNAからしたら大成功に違いない。)

当時の私の感想は以下から。
伊藤光のトレード放出を考える(2018年7月10日)

これは、結果論ではない

私は結果論はあまり好きではない。99%成功するはずが、1%のハズレを引くこともありえる。より大事なのはプロセスや理由の方だと常々思っている。(もちろん結果論がすべての場合もあると思うが。)

そしてこのトレードが、
「良いトレードだったけどたまたまオリックスの損に終わったのか」
それとも
「始めから失敗トレードだと分かっていたか」
のどちらかと言うと、圧倒的に後者である。

白崎と高城はトレードの前から1軍で活躍する可能性が非常に低いことは分かっていた。何より、活躍できると期待できる要素も無かった。

ただ、高城はまだ若いし、若月の打力も低いことから競争相手にはなるのではないかと期待していたが、ほとんど起用されることはなく、余計トレードの意味が分からない日々が続いていた。(結局、私の中では未だに消化できていない。)

トレードの責任は誰が取るのか?

そして今回、トレードからわずか1年と3ヶ月程度で高城が戦力外になり、白崎も2軍の主軸にとどまっており、正真正銘このトレードは大失敗に終わった。

大事なのは、この大失敗トレードを断行した人々が責任を取ったり、けじめをつけないのか?ということだ。

また、そもそもどういう根拠でこのトレードを実行したのか?

そういった点を反省できないチームが、常勝になれるわけもない。こんな大失敗をしておいて、「トレード失敗しちゃった。ごめんね。」で済むわけがないだろう。

他に何か成功させている補強があるなら話は別だが・・・、最近は補強に失敗してばかりだし、何か誇れる実績は今のフロントに有るのか?(代理人ボラスで来てくれた増井くらいか?だが相次ぐ流出のことは忘れていないぞ。)

おままごとをしているのではないのだから、ちゃんとしてほしいものだ。

という、愚痴ばかりの記事になったが、オリックスのフロントに呆れて、私が怒っているという話にお付き合いいただいて、ありがとうございました。

 

成瀬、青山、岩本、塚原、宮崎の戦力外について

高城を除く5人の戦力外は、予想通りというか、現実的に妥当だろう。
各選手の印象を簡単に述べよう。

成瀬:全く戦力にならず。コントロールはいいのだけれど。

青山:伸び悩んだ。真っ直ぐの質が上がらなかった。

岩本:昨年の7月に契約したころの良いボールを、結局再び見ることは無かった。正直、1ヶ月の酷使の後に一気に成績が下降し、そのまま元に戻らなかった。酷使がなかったら、どうなっていたのか、と思わざるを得ない。

塚原:塚原も2015年、2016年に大事に起用できてあげていたら、また違ったのかなと思う。ただ、怪我が多かったし仕方ないのかなと思う部分も大きい。

宮崎:打撃、守備、走塁ともに1軍半の成績をぶち破ることができず、年齢ももう33歳と厳しい。定着しそうなところで怪我をしたり、ついていない面もあった。

 


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高城俊人選手ら6名への戦力外通告について(2019年10月2日)」への15件のフィードバック

  1. 管理人さんお疲れ様です。
    高城戦力外は本当にやるせない思いでいっぱいです・・・。

    また、おっしゃるように、誰かが失敗トレードの責任が問われることもなさそうですね・・・
    現場にいたGM,バッテリーコーチも留任となってしまいました・・・。
    説明責任を誰かが果たすこともなさそうですね。
    管理人さんの憤りももっともだと思います。

    話がかわって、ここからは思い切り主観の思い出話ですが、私はバッテリーコーチは、
    現役時代から起用すべきではない選手だと思っていました。
    2011年は捕手を日高(前年度のOPS720とかだったはず)と伊藤でいっていれば、
    CSは行けたと思います。
    OPS450、盗塁阻止率.111、抑え捕手で出てきては、リードはひたすらアウトローストレートだけ。
    (全盛期の岸田をリードして、統一球でwhip1.2近くになったのは、どう考えてもリードの責任です)

    そんな選手に6000万円も払ってFA残留させたうえ、引退後もずっとコーチに居座られる。
    しかもそれがいい結果をもたらしているようには見えない・・・。
    もっというと、この人が選手でもコーチでも1軍に絡む年は、たいがい捕手起用で揉めてる気がします。
    (ここまで本人のせいにしては酷ですが。2013、2014は良かったなあ・・・)

    シロウトが語っても仕方ないし、もしかしたら、すごく有能なコーチなのかもしれませんが、
    なんとかならないものでしょうか・・・。

    まあ2軍の中嶋監督が見ていても厳しいのであれば、仕方ないとも思いますが、
    (それほど酷い怪我なのでしょうか?)今年の高城の1軍でのプレイぶりを
    見ていると、怪我であっても、治れば戦力になっていたはずです。
    今更悔やんでも悔やみきれませんが・・・

    1. ピジョンさん、

      私も現バッテリーコーチの起用は現役時代から謎でした。
      謎に日高を干したあたりから、このチームは間違った道に足を踏み入れてしまったような気がします。
      日高がFAで阪神に流出したのは、地味に痛かったと思います。

      アウトローストレートばかりは今思い出しても滑稽でした。アホですよね。
      今でもアウトロー低めいっぱいに構える姿が思い出されます・・・。

      高城は古巣に戻るのでしょうかね?
      これからのキャリアが良いものになれば、と申し訳なく思います。

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