2019オリックスの成績を振り返る<野手編>(2019年10月2日)

 

この記事では、2019年シーズンのオリックスの野手陣の成績を振り返る。(打席数順)

1.吉田正尚(610打席 OPS. 956)

全試合出場し、ただただ立派。首位打者は惜しくも届かなかったが、素晴らしい成績としか言いようがない。打席数、打率、OPSは、ほぼ全て2018年と同様の数字を残した。

開幕直後の絶不調はどうしたことかと思ったが、ちゃんとアジャストしてきた。コンディション的にも、暖かい時期の方が良いのだろうと思う。(2018年もそうだった。)

今シーズンは、昨年以上に追い込まれたら逆らわずに軽打のシーンが目立ったと思う。これが、四球の増加と三振の減少につながったのだと思う。なんと、四球/三振= 79個/64個 = 1.23 という驚愕の数字を残した。

打線が全員吉田だったら本当に良いのに・・・。

強いての弱点を挙げるとするならば、対左の成績だろうか。対左の打率は .238と、非常に奮わない。もっとセンターに打ち返す感覚で自然に打てばいいのと思う。あるいは、もっと流してホームランにする技術を身につければ鬼に金棒とはこのことだろう。

私は吉田が仮にDHで固定になっても、なんの問題も無いとすら思っている。吉田のキャリアを考えて、どれだけ安定して長く貢献できるかが勝負なのだから、身体の負担は少ないほうが良いに決まっている。いつまでも外野を続けるわけにもいかないだろうし、どこかのタイミングで内野(サードしかないだろう)に転向するのも選択肢としてはあるだろう。

あとは、私は開幕カードのときにもこのブログに書いたが、極端なシフトにはバントすべきではないかと思う。(実際、それで数本ヒットを稼げていたら、シフトもなくなっていただろうし、首位打者を取れていたかもしれない。)

吉田はこのチームの軸であり宝だから、とにかく慎重に起用すべし。

2.福田周平(583打席 OPS. 651)

調子が良いときはコンスタントにヒットが出るし、粘れての出塁が稼げるが、不調に入ると、セカンドゴロを量産するだけになる。打者有利なカウントやフルカウントから、詰まった一二塁間へのゴロを打っているときは、見ている方も辛い。

今年は対左投手の成績は凄まじかった(打率 .366)が、対右が打率 .207と壊滅的である。右投手のときに、三遊間にゴロを転がす感覚で、ファウルを打って粘れるようにならないと、本人が目標とする出塁率4割には絶対に届かない。あるいは、引っ張ってヒットでもいいのだが、いずれにせよ差し込まれてセカンドゴロだけはNGだ。

ただ、福田がセカンドとしてほぼフル出場に近いくらい試合に出るのは、負担をかけすぎではないだろうか。しかも今年はショートとしても調整をしていたし、さらに負担が大きかったのではないだろうか。

私が思うに、福田は年400打席くらいの出場機会が丁度よいのではないだろうか。守備も上手いというレベルではないし、走塁でも今年は30盗塁行ったのは立派だが成功率は68%だ。後ろに吉田という球界トップクラスの打者がいるのにアウトを献上するのは得策ではない。

守備でも走塁でも、もうランク上の成績を残してもらいたい。そのためには、休ませながら起用(年400打席くらい)というのが、丁度よいのではないかと思う。

3.中川圭太(396打席 OPS. 716)

ドラフト7位で獲得できたにしては、打撃センスが良すぎる。こんな掘り出し物はない。

キャンプの頃は真っすぐのスピードについていけてない感じで、厳しいなあと思った記憶があるが、二軍戦でバリバリに打撃センスを発揮し、一軍昇格後はコンスタントにいい打撃を見せてくれた。

出始めの頃はインコースを攻められたが、得意のコースということもあり、難なくさばいた。交流戦もその調子で、史上初となる新人での首位打者を獲得した。これは結構すごいことだ。

だが、段々と警戒され始め、左右や高低の揺さぶりを使われて、段々とポイントを後ろにというか右打ちが目立ってきたように思う。すると今度はインコースが引っ張れなくなったが、それでもファウルで逃げてヒットにする打席を何度も見た。

中川はスイングが綺麗なのであまり心配はいらないだろうと思うが、長打にこだわったりし始めて、強引さが出始めるとまずいだろう。とにかくバットコントロールも上手く、フェアゾーンのあちこちに打てるので、単純に慣れていって少しパワーも付けば、もっといい成績が期待できると思う。

特に、高めの真っ直ぐをしっかり打てるようになると、飛躍が見込める。

4.若月健矢(348打席 OPS. 460)

見間違いではない。348打席でOPS. 460なのだ。ちょっと打てる投手というレベルの打撃成績を残してしまった。

若月の打席を見ていると、フォームは打席ごとにコロコロ変わるし、見ている方も辛い。はっきり言って、プロ野球のレベルではないものを1年見た。

だが、若月の才能が無いとか、若月の努力が足りないとか、そういう類の問題を考える前に、捕手としてずっと一軍で出場しており、ここ数年で打撃を伸ばす機会がいつあったのか?ということを考えなくてはいけない。

捕手は疲労も溜まりやすいし、起用する方も考えなくてはいけない。だからこそ、伏見の怪我のあと、せっかくトレードで獲得した松井雅人の出場機会がほとんどと言っていいくらい無かったのは、今シーズンで一番不可解な采配であった。トレードはベンチの置物を獲得するものではない。(松井雅人はある程度ボールが見れるし、若月より打者として上だと私は思う。)

何より、本人に出場機会をただ与えるのではなく、本人が出場機会を勝ち取ることが重要だ。あまりに無様な打席を繰り返すようであれば二軍に落とす。それくらいの決断をしないと、いつまでも「打てなくても給料がもらえる。」となってしまう。それは、他の選手にも悪影響を与える。

次は守備について語ろう。

盗塁阻止は私は甲斐キャノンで有名な甲斐よりも優れているのではないかと思う(私の主観で言っているので、少し贔屓が入っているだろう)。ただ、牽制の悪送球が確か数度あったり、それ以外のプレーは精度が悪いという印象だ。

一番不満に思ったのが、ワイルドピッチ(暴投)である。「それは止めてほしい」というようなボールを後ろに反らしたり、大きく弾いて進塁を許したシーンが目立ったと思う。特に、利き手側(右手側)に来たボールのワンバウントを取るときに、腕だけを伸ばして上から被せて取りに行くスタイルだと思うが、ランナーがいるときはもっと慎重にできないものだろうか。

リードについても、バッテリーコーチのご指導があるでしょうから、シロウトの私は黙っていようと思うが、概ねワンパターンなのかなと思う。

今シーズンは5位の日ハムに相性が悪く、8勝15敗2分と大きく負け越した。これは、金子が打てなかったとか色々理由はあると思うが、近藤と大田と中田と清宮にやられすぎなのが大きいと思う。近藤は全然抑えられないし、大田と中田には良いところで打たれすぎで、清宮にはわざわざ得意なボールを投げている。日ハム戦は見るのが嫌だった。

特に、ピンチになると特に配球が単調かつ逃げになり、結果として失点を防げていない。(例えば、得点圏でカーブを使えていない、ボール球から入りがち、など。)ただ、2ストライクから無駄な遊び球は使わないとか、良い配球ももちろんある。これからリード面を伸ばすためにも、今のようにフルで出るのではなく、ベンチから野球を見る時間を増やしたほうが良いのではないだろうか。(と3年くらい前から言い続けているが・・・)

5.大城滉二(345打席 OPS. 694)

ショートとして、前半戦はチームを支えてくれた。

腰痛のため離脱した後は、そのまま一軍に帰ってくることはなかった。二軍でも終盤まで出場すること無く、シーズンが終わった。(9月に、二軍でDHで出た試合があったような記憶があり探してみたが、見つからなかった。記憶違いだっただろうか。)

今年は足の上げ方が変わって、ある程度力強く引っ張れるようになった。長打も増えたし、OPS .700オーバーを不調になるまで維持してくれていた。2番や3番を打つ試合も多く、非常に頼もしかった。

負傷した箇所が腰なだけに、ショートというポジションを考えても来年以降は万全に治してから戻ってきて欲しい。最悪、手術ということもあり得ると思う。

また、初めてだろうか、ショートとしてコンスタントに出場したと思う。肝心の守備は名手というほどではないが、少なくとも破綻はせずに、肩の強さを活かした守備範囲を見せてくれた。

ポジションはショートに固定してあげて、より打撃を伸ばせる環境を整えて欲しい。

6.ロメロ(331打席 OPS. 902)

打撃の状態は来日して一番良かったが、打席数からも分かる通り、6割程度の稼働に終わった。ただ、OPSが示す通り、ロメロがいるといないでは打線がぜんぜん違う。

今年は真っ直ぐをある程度弾き返せていたのが、不調だった昨年との違いであるように思う。真っ直ぐに負けないから、変化球への対応も余裕が出てくる。

来年の去就が未定であり、多くのオリックスファンの注目の渦の中にいる。年齢はこの10月で31歳と若く、年齢による成績低下は考えにくい。ただ、来日してからの3シーズンでフルに戦力になった実績がない。そう考えると、どうしても評価が下がるのは避けられないところだろう。

私的には、出場試合数でインセンティブを多くつけるような契約にしたらどうかと思うのだが、どうなるだろうか。

7.小島脩平(266打席 OPS. 571)

小島も打席数とOPSを見ただけで、チームの順位をよく分からせてくれる。

ユーティリティ(バックアップ)として、調子の良いときに出場する分には十分な選手だが、小島が3番を打つようなチームがAクラスに行けるとは思わない。

年齢も2020年で33歳と、すっかりベテランになった。チームとしての来年のあるべき姿は、(決して悪い意味で言っているのではなく)小島の出番が少なくなって自然と世代交代が進むことだろう。

小島も、とてもではないが、フルに近いレベルで出場してコンスタントに成績を残せる技術・体力は見えない。どこかのポジションに固定して出番を安定させれば違うのかもしれないが・・・。

8.モヤ(255打席 OPS. 675)

長打力はある程度発揮してくれた(本塁打10本)が、長いリーチが邪魔となり、インコースや高めの速いボールが全く打てない。ボール球にも手を出すし、三振59個、四球10個というのは目を覆いたくなる数字だ。

私の総括しての印象は、攻撃面では頼りにならない。何より見ていて残念なのが、甘いボールを仕留める確実性が無いことだ。甘いボールを長打にする技術があれば、もっと成績は伸びるし、四球も増えるはずだ。

走塁も一生懸命さはあるが、足は遅いほうだろう。ファースト守備は想像以上にひどかった。これも長い手足のせいか、なかなか機敏に手を伸ばすことができず、モヤのすぐ横を抜けていくゴロを幾度となく見た。

私の結論としては、せっかく中日から金銭で獲得した選手ではあるが、あてにするべき選手ではない。二軍で調整を続けてもらい、一軍の枠に余裕が出たらちょっと使うくらいが丁度よいと思う。来年もモヤが出っぱなしのようでは、Aクラスは遠のく。

9.西浦颯大(239打席 OPS. 494)

これもまた壊滅的な数字だ。西浦も、三振56個、四球13個と投手の良いようにやられてしまっている。長打もなく、ほとんど期待できない数字だ。

若月のほうが数字は悪いのだが、捕手でほぼフル出場したことを考えると同情すべきところもある。西浦は、完全に起用が時期尚早であったとしか言えない。

何より、スイングが良くないではないか。しっかり振れていないから、そりゃ成績もついてこない。私は数え切れないほどこのブログでも書いてきたが、西浦は限界が見えた時点ですぐに二軍で練習に専念させるべきだったと思う。(一軍は50〜100 打席で十分だったと思う。)

ただ、守備は肩も含めて一級品と言えるレベルだ。秋はとにかく打つ練習を!

10.小田裕也(203打席 OPS. 581)

2018年に165打席でOPS. 725を残したこともあり、期待されたシーズンだったが、怪我もあり奮わなかった。

ほとんど引っ張れなかったのが打撃低迷の大きな理由だろう。流し打ってのキレイなライナーのヒットは何度か見たが、引っ張るべきボールを引っ張れないのはまずい。

11.後藤駿太(194打席 OPS. 635)

今年、最も不遇だったと私が思うのが駿太だ。打撃は明らかに向上が見えて、調子の良い時期もあったのに、西浦に出場機会が偏っていた。結果、満足な成績は残せなかった。

来シーズンはもう10年目になるのかな。打撃覚醒してほしい。

12.西野真弘(188打席 OPS. 615)

調子が上がってきて、さあこれからという時に怪我で離脱してしまい、本人も残念なシーズンになっただろう。ある程度粘れるし四球も選べる。好調の西野が打線にいると質が全然異なる。

サード、セカンドどちらで勝負することになるか分からないが、来年も活躍を期待したい。また、西野が仮にスタメンでなくても代打で出てくるようなチームが強いと思う。

13.安達了一(179打席 OPS. 722)

シーズン開幕当初はひどいプレーが続き、即二軍行きとなったが、夏場に昇格してからは本来の打撃を見せてくれた。それは、OPSを見ても分かる。だが、やはり潰瘍性大腸炎もあるし、フルで活躍するというのは難しいのだと思う。

来年以降も200〜300打席の範囲で活躍してくれればと思う。守備の安定感はやはり他の選手とは異なる。

14.宗佑磨(177打席 OPS. 735)

キャンプの頃は何これ!?というフォームだったが、段々と少しずつ良くなってきた。足も少しだが上げるようになったし、もうちょっと「動」がつけば、長打も増えてくるのではないだろうか。

ただ、フォーム変える必要あったの?とやはり思ってしまう。宗の長所であったフォローの大きいスイングが無くなってしまい、今の雰囲気では打ててもOPS .800程度だと思う。去年のフォームは、確実性が上がればOPS .900を狙えるのでは、というくらいしっかり振っていたので、大幅にスケールダウンしてしまったと思う。

ただ、選球眼は大幅に向上したと思う。そういう方向で本人が行きたいのなら、それで良いとは思う。(私は、スケール大きく、選球眼も良い選手になることを期待していた。)

あとは、ロッテの角中のように追い込まれたらフォームをノーステップにするとか、そういうスタイルもあるのではないだろうか。

さて、2年目になったセンターの守備はだいぶ向上したように思う。一歩目のスタートや打球の追い方がだいぶ向上したのではないか。その事自体は良いのだが、一軍ではセンターを守る一方で、二軍ではサードを守る試合もあり、チームとして一体どういう方針なのだろうか?

私はそもそも宗の外野転向は賛成ではないので、サード(やセカンド)に転向するのは賛成だ。サードでの守備を何度かみたが、グラブさばきなど十分に行ける。来年はサードメインで、センターはサブで行って欲しい。

15.マレーロ(133打席 OPS. 573)

ほとんど打てなかった。二軍でもからっきしだし、流石に今年でサヨナラだろう。

16.佐野皓大(130打席 OPS. 533)

出始めの頃は辛抱強くボールを見ていた一方で甘い球は積極的に打てていたが、シーズン中盤からは、ただ見るだけという雰囲気の打席が多かったと思う。

四球5個、三振43個(つまり3打席に1回は三振)はなかなかにひどい数字だろう。そんな佐野でも、若月や西浦よりOPSが高いのは目を背けたくなってしまうような事実だ。

とにかく左右両打席とも、打つ練習をしなければいけない。右打席の方がしっかり振れて長打力もあるので右に専念したらという声もあると思うが、私はせっかくならもうちょっとスイッチで頑張ったらと思う。

17.頓宮裕真(93打席 OPS. 556)

ドラフト2位で入団し、長打力を買われて本来の捕手ではなく、サードでの調整・起用が続いた。そのサードの守備はと言うと、まだまだレベルは低い。

長打力(遠くに飛ばす才能)は確かなものがあるが、外回りのスイングが目立ち、インコースが全く打てなかった。選球眼もイマイチだった。だが一方で、右打ちもできるなど器用な面も見せてくれた。そんなこんなで二軍に降格したが、二軍ではわずか94打席ではあるがOPS .847を残し、ポテンシャルの高さを見せてくれた。

そして我々ファンに驚きと期待をもたらしたのが、捕手再転向の直訴だ。一軍捕手陣の貧打に辟易とさせられていたファンに、雲のわずかな裂け目から、希望の糸を垂らした。

しかし、それも束の間。7月に右足舟状骨疲労骨折でリハビリに突入し、9月下旬に二軍でDHで出場してシーズンが終わった。捕手としてどれだけ一軍レベルでやれるのか分からないが、最悪DHもあるしとりあえず捕手に挑戦してみることは大賛成だ。

18.伏見寅威(72打席 OPS. 491)

若月の打撃を考えてもチャンスだったのだが、打撃が振るわずイマイチな状態が続いた。そして、何とアキレス腱断裂の大怪我を負い、リハビリ生活に入っていった。

カムバックしてほしいが、どうなることか。。

19.山足達也(64打席 OPS. 449)

うーん、器用貧乏になってしまっている。正直厳しい。

20.T-岡田(56打席 OPS. 394)

早々に見限られて二軍に降格したが、二軍でも118打席でOPS .685程度、ホームランもわずか3本と、一軍に昇格させるに相応の成績を残すことができなかった。ただ、一軍はずっと貧打にあえいでいたし、どこかで昇格しても良かったのでは無いかという気もする。(モヤがいなかったら、一軍に上がっていたと思う。)

FA宣言をするという話もあるが、おそらくBランクで人的補償も発生するし、他球団にとってどれほど魅力的な選手なのだろうか。。

年齢的にもそろそろ外野を守るのは厳しくなってくるし(そもそもレフトには吉田がいる)、とにかく打てないと。

21.白崎浩之(54打席 OPS. 604)

二軍では111打席でOPS .834を残すなど数字は残したが、一軍にはほとんど呼ばれなかった。たしか怪我で離脱していた時期が長かったのだっけか。

来年以降も、中川が競争相手になってくるだろうが、若さ・打率を考えても厳しい競争になるだろう。やっぱり長打力を発揮してくれないと厳しい。

22.西村凌(53打席 OPS. 743)

シーズン終盤に一軍に上がってきた。打率 .265、出塁率 .294は低いが、ホームランを2本打つなど、長打力を見せてくれた。インコースをちゃんと引っ張って、三塁線に長打を打ったり、レフトに大きい当たりを打てるので、期待している。

ボールの見極めが改善すれば、レギュラーが近づくのかなと思う。

23.鈴木昂平(53打席 OPS. 583)

どこでも守れる守備が売りだが、その守備は名手というレベルにはとても及ばない。入団してから毎年守備要員としてベンチを温める日々が続き、本人の野球人生としてどうなのだろうか。

24.杉本裕太郎(51打席 OPS. 569)

確かな長打力があり、もっと出場機会があっても良かったのではないかと思っていた選手のひとりだ。確かに打撃は粗いが、二軍では278打席でOPS .851を残しており、打つ方では得点力の向上にはある程度期待ができた。

コントロールの悪い投手の時に出すとか、起用次第では大きな戦力になったと思う。

25.松井雅人(42打席 OPS. 451)

せっかくトレードで獲得したのに、山岡と組むだけの起用が続き、山岡の調子が悪くなるとそのペアも解消された。山岡の試合で先発したときも、山岡が降板するとすぐに交代させられたり、露骨に出番が少なかった。

肩は強くないが、キャッチングやリードなど、十分に及第点の活躍が期待できた。何より、ある程度ボールを見れるので、若月より攻撃面での貢献が期待できた。(実際、通算で出塁率が.270程度ある。非常にレベルの低い話だが。)

せっかくトレードで獲得したのにこの扱いなのでは、始めからトレードの必要が無かったのではないかとすら思う。(サブは山崎で十分だったのでは?もちろん、誰かが更に怪我したときのことを考えれば欠かせなかったと思うが。)

26.宮崎祐樹(28打席 OPS. 380)

たしか怪我だっただろうか。二軍でもろくに打席に立てていないし、年齢的にもかなり厳しいと思う。

27.宜保翔(28打席 OPS. 555)

二軍で規定打席に到達し、OPSも .559と高卒ルーキーにしてはまあまあな数字を残した。終盤に一軍で出場機会があったが、スイングが癖がなく綺麗なので伸びしろに期待できる。スイング的には弱点はないように思う。

守備の方も、十分な守備範囲と堅実さをショートとして見せてくれた。来年1年間は2軍でしっかり練習して打つ方を伸ばしていけば、一軍が見えてくるだろう。

宜保は間違いなく二遊間を守れる選手だから、ポジションをいじくり回すことは絶対にしないでほしい。

28.松井佑介(18打席 OPS. 889)

トレードでやってきて、早々に長打力を見せてくれたが怪我で離脱になった。来年に期待したい。

29.太田椋(16打席 OPS. 188)

春先に千賀から死球をくらい、手術→長期離脱となったが、復帰後は二軍で十分な数字を残してくれた。263打席でOPS .743と、高卒ルーキーでショートを守る選手としては、素晴らしい数字を残した。

ただ、一軍での初ヒットは記録することができず、悔しい思いをしただろう。特に、真っ直ぐの速さに完全に負けてしまっている状態なので、スピードへの慣れやタイミングの取り方(足の上げ方)は今後アジャストしていくことになるだろう。

来年1年間、しっかり二軍で練習をして、シーズン後半から一軍で出るような活躍を期待したい。(山田哲人コースを期待。)

30.飯田大祐(16打席 OPS. 000)

ファンの方には申し訳ない。辛辣な事を言うが、何をとってもプロ野球のレベルに達していないと思う。飯田が一軍の試合に出るような選手層では、最下位は当然とも言える。

31.高城俊人(12打席 OPS. 432)

怪我で2軍でもほとんど出ていない。来シーズンに期待。

32.山崎勝己(8打席 OPS. 000)

キャッチングの安定感は、やはり山崎かなとまだまだ思わせてくれる。ただ、肩の衰えなどもう厳しくなってきているだろう。1軍バッテリーコーチ兼任でやってくれたら良いと思うのだけれど。

 

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2件のコメント

  1. 管理人さんお疲れ様です。
    野手のまとめと考察ありがとうございます。
    いつもながら、読み答えがあり、管理人さんのデータやスイング等の分析力に舌を巻く思いです。

    まさかの高城が戦力外になりましたね・・・
    まだ若いし、しかも去年捕手不足でトレードをしたのは何だったんでしょうか・・・

    高城は少なくとも、出場試合ではフレーミング、キャッチング、とても丁寧にプレイしていたと思います。
    若月がグラブだけで止めに行くのと違い、とにかくどっしりして、安定感を感じました。

    1軍でプレイした経験も多く持つ選手ですし、干すような成績ではなかったと思いますので、
    本当に不可解です・・・。確実にどこか取るでしょうし、少なくとも飯田より確実に戦力になる選手です。
    (しかも飯田や松井雅より若い)

    しかも、バッテリーコーチが続投ということは、来年も若月推しと他の捕手の受難が続くということですよね・・・
    若月がなんとか打てるようになってくれればよいのですが・・・。(リードもしっかりしてほしい)

    1. ピジョンさん、

      コメントありがとうございます。

      高城の戦力外は、私も納得が行きません。(ちょうど今日の23時公開予定で、その不満を記事に投稿しました。)
      守備面では安定感がありましたし、打撃も積極性があり、魅力があったと思います。
      おそらく怪我なのだと思うのですが、そこまで重傷なのでしょうかね。。

      それにしてもピジョンさんのおっしゃるとおりで、飯田と比べて、遥かに戦力になる選手だと思って
      いましたので、ひたすら意外でした。

      バッテリーコーチは、本当にどうにかならないですかね?若月のためにも絶対良くないと思います。
      いや、実はバッテリーコーチが凄い有能で若月がいるのかもしれないのですが、それにしても
      若月以外の捕手を育てた功績が無いことや、バッテリーの普段の配球を見ていると、さすがに
      もうコーチ7年目ですし限界です。

      あと、改めてバッテリーコーチの現役時代の成績を見返してみて、よくこんなんで現役を37歳
      までできたな・・・と。
      https://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%88%B4%E6%9C%A8%E9%83%81%E6%B4%8B

      思えば、このあたりから歯車が狂ってしまったのでしょうね。

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