明日、8月4日に控える準決勝(vs韓国戦)の戦い方を考えたい。
◆必勝を期すべきか?
まず、どれほど勝ちに行くべきかどうかを考えたい。(もちろん勝つ方が良いに決まっているのだが、負けてもどれくらいOKなのかを初めに考えたい。)
勝った時と負けた時とを比較すると、スケジュールは以下のように変わる。
勝った時:8/4 → 8/7(決勝)
負けた時:8/4 → 8/5 → 8/7(決勝 or 3位決定戦)
ここで大事なポイントは、
- 8/4に勝てば、銀メダル以上が確定する。
- 8/4に負けると、日程的に投手起用が厳しくなる。
ということだ。
特に、8/4に負けた場合は先発投手の起用が難しくなる。というのも、8/2に先発した田中のピッチングが良くなかったので、8/5は森下が先発として、8/7に先発させる投手がちょっと見当たりにくい。
ということで、私の結論としては、「8/4(準決勝)は何としても勝ちに行くべき」である。
◆準決勝での戦略の提案
規定事実のように8/4は山本が先発と言われており、おそらく予告先発でもそのように発表されると思うが、私は大野の先発を推す。
その狙いは、
- 8/2のアメリカ戦での大野のピッチングは非常に良かったと思ったので、大野は信頼できる。
- おそらく韓国はいつぞやのプレミア12の山本のピッチングが非常に印象に残っているはずであるし、近年の日本のエース格である山本に対して、万全の対策で臨んでくる。
- そこで、大野を先発とすることで、想定外の動きにより揺さぶりをかけることができる。左投手が先発というのも、読んでいないに違いない。
- 大野は8/2に1イニング投げているので、投げても3イニング程度になる。その後は山本にスイッチする。
- ただし、もし序盤で十分にリードを奪えた場合は山本を温存する。(8/7決勝に控えてもらう。)
ということだ。韓国相手に奇襲をしかけることができるのと、場合によっては山本を温存できるというメリットがある。
あるいは、山本にショートイニング(2イニング程度?)を投げてもらって、その後は継投に入っても良い。(さらに山本には8/7決勝でも中継ぎに入ってもらう。)
実際は、いったん山本が先発したら納得のいくところまで投げてもらうしかないので、このような起用はただの空想だが・・・。
◆注意すべきこと
その他の起用上のポイントとしては、
- 信頼度の低い投手は登板させないこと。(不幸中の幸いで、これまでの投手継投の失敗により、調子のよくない投手やまずい起用の仕方は分かっている。)
- タイブレークを無失点で乗り切れる奪三振能力の高い投手を10回以降のために温存する。(栗林、千賀、平良が候補になるだろう。一方で9回までに出し惜しみするわけにもいかないので、そのバランスを慎重に考える必要もある。)
といったところだろうか。野手起用については、ほぼスタメン固定のようなので今更特に言いたいこともないが、せいぜい以下のようなものだろうか。
- キャッチャーは甲斐が安定。
- 近藤先発(⇒セカンド山田)を推す。(全体的に右打者が多いこともある。)
- 1点を取りたい場面で盗塁(という博打)も十分視野に入れること。
あとは我々ファンにはTVの前で応援することしかできないが、選手たちには勝っても負けても悔いの残らない思い切りの良いプレーをしてもらえればと思う。
◆余談
オリンピック野球(とソフトボール)の色々なルールがWBSC(世界野球ソフトボール連盟)により公開されていて、面白い。
<メディア・ガイド>
https://www.wbsc.org/ja/news/wbsc-unveils-softball-baseball-tokyo-2020-olympic-games-media-guide
<大会ルール>
https://drive.google.com/drive/folders/1BtlLJ3ek0XpCMXuib0xpK5X4Ph1si8Ou
特に大会ルールは、色々なことが書いてある。●●をしたら罰金いくらとかの情報も載っている。(例えば、故意死球(打者に向かっての投球)は2,000ドル以上の罰金。あと面白いのは、ホストが大会公式球を使わなかったら650ドルの罰金とあるが、それくらいの罰金ならNPB公式球にこっそりすり替えたら・・・とついつい思わなくもない。あるいは、1球ごとに650ドルだろうか。)
ちなみに、予告先発は前日の試合が終わってから1時間以内に決定とあるので、この記事が公開されているころには予告先発が発表になっているだろう。(このオリンピックに関しては、予告先発が無い方が面白いと思うのは私だけ?)