今は土曜日の深夜。明日は日曜日だし、約1ヶ月ぶりに投手陣の捕手別成績データをまとめたので、これについて考えてみたい。
1.全体
伊藤:若月:伏見:山崎 = 4:13:3:10くらいの比率でマスクを被っている。山崎の被本塁打数が多いこと、若月の被OPSの優秀さが目につくが、組んだ投手とそのイニング数によって大きく異なると思うので、投手毎の成績を見ていきたい。
2.先発投手
<西>
若月と組んだときの球数の少なさ、被OPSは超エースクラス。9回120球で1、2失点に抑えることが出来る数字だ。一方で伊藤と組んだときは球数が多くなるし、山崎と組んだときは被ホームランが増える。
⇛若月と組むべき。
<山岡>
被OPS的に若月と組んだときのバッテリーが優秀。伊藤とは1試合しか組んでおらず、サンプルが不足する。山崎とのバッテリーは被ホームランが目立つのみならず、四球も多い。
⇛若月(もしくは伊藤)と組むべき。
<アルバース>
若月だけとしか組んでいないが非常に優秀。7回110球2失点が常に期待できる。
⇛今後も引き続き若月と組むべきと思われる。
<田嶋>
田嶋も若月のみとのバッテリー。シーズン序盤は概ね好調だったが、最近は被ホームランが目立つ。オープン戦で組んでいたことも考えて、伊藤とのバッテリーを見てみたいが・・・。
<金子>
伊藤とのバッテリーは十分と言えるレベル。伏見、山崎とのバッテリーは相性が悪いと言わざるを得ない。特に山崎とのバッテリーは解消すべきである。
⇛伊藤(もしくは若月)と組むべきである。
<ディクソン>
若月とのバッテリーはかなり優秀。8回120球3失点が期待できる。(被OPS的にはもっと防御率が良くても良い。)山崎とのバッテリーは悪夢のような数字が並ぶ。
⇛山崎以外とバッテリーを組むべき。
3.中継ぎ投手・抑え
<吉田>
若月とのバッテリーは四球が多く、WHIPが悪い。伏見か山崎とのバッテリーが順当か。
⇛伏見か山崎と組むべき。
<増井>
若月、山崎とのバッテリーは少なくとも抑えとして十分なレベルではない。組んだ回数は少ないものの、伏見とが相性が良さそうに見える。
⇛伏見と組むべき。
<黒木>
伏見とのバッテリーは、黒木にとって無くせるものなら無くしたい過去だろう。それ以外は誰と組んでも概ね優秀だが、特に若月が相性が良さそうである。
⇛若月と組むべき。
<澤田>
圧倒的な成績を残している。誰と組んでも良さを引き出せそうであるが、伏見とは相性が悪いかも。
⇛伏見とは組まないほうがいいかもしれない。
<近藤>
サンプル数は少ないものの、伊藤とのバッテリーは大炎上。
⇛伏見が良さそう。
<山本>
ほとんど山崎と組む。圧倒的な数字を残しているので、誰がキャッチャーでも問題にならないと思われるが、インコースを強気に攻められる伏見と組むとカットボールが生きそう。
<小林>
誰と組んでも大炎上だが、山崎と組めば見れないことはないレベルになる。しかし、一軍で投げるのは本人にとっても自信を失うことにしかならないと思われる。
4.総論
こうして並べてみてみると、伏見はフォークを投げるピッチャー(増井、近藤、吉田)と相性が良いように見える。したがって、終盤代打からの抑え捕手として起用してはどうか。
山崎は先発投手とのバッテリーで満足の行く指標を残すことはできていない。抑え捕手としても伏見の方が相性が良い投手が多く、厳しい立場と言える。
したがって、若月・伊藤・伏見の3人体制を提案したい。
・若月 → 西、アルバース、ディクソン
・伊藤 → 山岡、田嶋、金子
・伏見 → 代打からの抑え捕手
★その後のデータ更新記事★
オリックス投手陣の捕手別成績(2018年6月9日まで)
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