他力本願(2021年10月17日)

ここ7試合、得点が3点以下の試合が続いている。その間の勝敗は1勝4敗2分で、もし勝敗が逆なら今頃優勝間近でもおかしくなかった。

その7試合の始まりは、紅林が死球をくらった10月10日のソフトバンク戦だ。あそこから流れが変わってしまった。

中嶋監督の采配をどうこう言うつもりもないが、私からすると10月10日の試合は後悔が残っている。負け試合にすべきだと思っていたので、紅林や福田をスタメンから外したらどうかと提案していたからだ。(試合感想+優勝に向けて(2021年10月9日))

もしこの提案が実行されていたら、紅林が死球をくらうこともなく、良い流れで来ていたのかもしれない。もちろん、逆にもっと悪い状況になっていたかもしれないし、タラレバを言ってもしょうがないのだが、最善手を尽くせなかったことにはやはり後悔が残る。

また、山本もずっと中6日で回っているが、ロッテとのカードに回っていたら中8日などになったので、コンディションを維持できたかもしれない。(今は状態落ち気味。)

最近は、先制点を取らせないという意識がなかなか見えない試合が続いているようにも見える。打線が苦しい状況なのだから、一層先制点は取られてはいけないのだが、ピンチで安易にトントン投げている場面が多いように思う。

京セラでの優勝の可能性も完全に消滅したし、優勝できるかどうかは、ロッテの対戦相手がどれだけ勝ってくれるか次第だ。この他力本願の状況になってしまったことが、とてつもなく悔しい。

2014年も、ソフトバンクと一緒に絶不調同士で最後優勝争いをしていたが、似たような雰囲気だなあと感じる。ロッテとはもう直接対決がないが。まあロッテは絶不調というほどではないか。

・・・とまあ、暗いことばかり書いたが、もうシーズンは残り4試合だ。まだ全然終わっていないシーズンのことを語るのには早すぎるが、私としてはやはり「勝負事にどう勝つか」を考えるのは楽しいシーズンだった。そして、やはり優勝争いの中でそれを考えるほうが遥かに楽しいことだと、久しぶりに実感できたシーズンだった。

はぁ・・・。(ため息が出てしまい、すみません。)やはり、今は1点も取らせない野球をすべきだと思うのだが、なかなかそういう考えが見えないのは残念だなあ。低打力な野手がいくらいてもしょうがないのだし、中途半端な野手は抹消し、どんどん中継ぎ投手を登録して細かく継投していけばいいのに。

かつての投稿で、優勝ラインは勝率5割5分だと述べていた。(首位攻防戦3連勝!!(2021年9月30日)

この読みはほぼ正しかったと思っているのだが、今の勝率は.554で、次の試合に負けると.549になってしまう。本当の崖っぷちに来てしまったなあ。

勝負に勝つというのは、相手を負かすということなのだから、もっと意思を持って立ち向かわないと行けない。その意味だと、杉本の肘を突き出したような死球は見事だった。傍から見ると非常に疑問符がつきやすいプレーだとは思うが、ああいう執念を持っている選手ほど頼りになる。

ところで、日本シリーズは11/20からだ。吉田やラベロが間に合う可能性はどれほどあるのだろうなあ・・・。ラベロは日本野球への対応が完全に未知数なのに、期待せざるを得ないなあ。

最後にくどいが、紅林3番は本当に納得できない。とうとうOPSが.600を切った・・・。吉田が離脱して、良いバッターがその前後の打者に与える影響がどれほどか、というのをただでさえ感じるのに、なぜ紅林を3番にしてしまうのか。一向に理解できず、辛い。

 

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