天王山3戦目を振り返る:まだ終わっていない(2021年10月14日)

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ロッテに連敗し、このカードは1分2敗ということになった。1勝できれば何とか優位を保つことができたのに、その1勝が果てしなく遠く、ロッテにマジックが点灯してしまった。あとはロッテの対戦相手を全力で応援し、オリックスの勝利を応援するしかない。

荒廃した心に鞭を打ち、3連戦全体を振り返りたい。

  • 先発が崩れると厳しい。
     「今の打線は3点取れれば上出来」だと思っているので、序盤から先発が大量失点をしてしまうと、どうにも苦しい。打線も力むし、負の循環になる。

  • いつもどおりの戦い方に見えてしまった。
     失点した先発をスパッと投手交代するわけでもなく、いつものような投手継投だった印象だ。流れを変えるという意識が見えなかった。采配では、全体的にここ一番の試合だというのに、勝負手がなかった。まるで、まだ20試合くらい残っているときの采配に見えた。

  • マーティンを怖がりすぎ。
     この3連戦、マーティンは全然本調子ではないのに非常に慎重な攻めを繰り返していた。というより、ビビってしまっていたのかなあという印象。

  • ロッテ打線の集中力が素晴らしかった。
     オリックス投手の投球がイマイチだったとはいえ、積極的に甘いボールを強振できていた。素直に素晴らしい集中力だったと思う。特に先頭バッターが非常に良いアプローチをしていた。

  • ロッテは守備も良かった。
     主に外野守備で、球際の良いプレーがいくつもあった。外野の守備力では、大きく地力に差があるかなというのが率直な感想。オリックスの良い当たりが外野の正面を突いたり、好捕されることが非常に多かった印象だ。(主に宗の打球)

  • 外国人の差が出たかなあ。
    モヤ、ヒギンスしか機能する外国人がいない中、ロッテはマーティン、レアード、エチェバリア、ハーマンと外国人戦力が分厚い。その差を感じたカードでもあった。

  • プロ野球パ・リーグの天王山に相応しい試合ができなかった。
     チーム状態が全てだが、非常に悔しい気持ちだ。吉田がいないからといって、ここまで一方的な試合を続けてしまうとは。相手に嫌がられる選手をもっと増やさなければいけない。

  • 太田、紅林、宗が内野を守るシーンには未来を感じた。
     彼らのこの経験が、これからのチームにつながる。来年、似たような試合で勝てればそれで良い。

優勝確率はがくんと下がってしまったが、それでも残り全勝すれば流石に優勝できるだろう。ならばそれを目標に戦略を立てるだけだ。

私は勿論まだこれっぽっちも諦めていないが、首脳陣のこのカードの采配や起用を見ている限り、むしろ手綱を緩めているように見える。

なんだろうな。せっかく料理を頑張って作ったのに、最後の仕上げを適当にしてしまったような、そんな感覚に襲われている。

 

 

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