オリックスの8連敗(7月20日〜28日)を考える(2018年7月29日)

あっという間に8連敗

最近何かと忙しく、なかなか野球中継を見れていなかったので、よく知らぬ間に8連敗したという印象だ。ファンとして、ツイているのかいないのかよく分からないが、ともかく非常に残念である。

8連敗で済まない可能性もかなりあるが、とりあえず8連敗について考えたい。

1.この8連敗の意味を考える

最後に勝った7月18日時点と、8連敗を喫した7月28日時点を比べて、首位とのゲーム差が5.5から10.5に広まった。順位も3位タイから5位に転落し、気づけば最下位の楽天に3.5ゲーム差に迫られている。

過去にもこの時期から10ゲーム差を逆転したケースはあるらしいが、上に4チームがいるなかで優勝したケースは無いようだ。(1チームだけを追い抜くのと、4チームを追い抜くのでは、もちろん訳が違う。)したがって、この8連敗により事実上、優勝戦線から脱落したと言える

2.8連敗を振り返る

概要をまとめると、こんな感じだろう。

  1.  7月20日 対ロッテ: アルバース炎上、山本ホールド失敗、比嘉サヨナラ
  2.  7月21日 対ロッテ: 澤田抹消、山岡7回先頭から連続四球、吉田ホールド失敗
  3.  7月22日 対ロッテ: ローチ初登板も4回2/3のみ。吉田ホールド失敗、4失点炎上
  4.  7月24日 対西武: 金子7回途中5失点。多和田に1失点完投を許す
  5.  7月25日 対西武: 十亀をKOもディクソンもKO。増井セーブ失敗、さらに回跨ぎでサヨナラ
  6.  7月26日 対西武: アルバース好投も延長10回に増井打たれて連夜のサヨナラ
  7.  7月27日 対日ハム: 山本抹消。西5回8失点で復帰登板を飾れず
  8.  7月28日 対日ハム: 山岡4回3失点。右バッターを8人並べ、堀にプロ初勝利献上

吉田、山本、増井が打たれて負けている試合が多いことが分かる。これまでであれば彼らが抑えて勝っていた試合を落としているため、それは連敗するというものだ。もし彼らが6月までの万全の投球なら、おそらく少なくとも3勝はしていただろう。

逆に言うと、これまでは勝ちパターンの中継ぎ投手に頼り切って勝つ試合ばかりしてきたということだ。だからこそ、再三このブログでも書いてきた通り、酷使にならないように細心の注意を払わねばならなかったのだが、一向に酷使が収まることはなかった

したがって、この連敗は必然であると言える。とうとうタイマーが鳴ってしまっただけのことだ。

3.連敗中の成績

チーム全体

OPS .671、被OPS .859

・・・まあそりゃ負ける、と言いたくもなるのだが、1勝もできないのは勝ちパターンの中継ぎ投手の成績低下が大きい。先発投手も全体的に炎上気味であり、投手陣の整備には急を要する。

ちなみに、打者陣の平均OPS .671というのは、シーズン平均とほぼ変わらない。(シーズン平均OPS .667)

打者毎(15打席以上たった選手と捕手のみ)

ロメロ 36打席 OPS 1.147
大城 36打席 OPS .447
吉田 32打席 OPS .833
伏見 32打席 OPS .971
西野 26打席 OPS .367
安達 22打席 OPS .141
福田 19打席 OPS .745
白崎 17打席 OPS .489
若月 16打席 OPS .688
山崎  8打席 OPS .661

ロメロ、伏見、吉田はクリーンアップとして十分な数字を残している。また、捕手は若月、山崎とも十分な打撃成績を残している。

しかし、大城、西野、安達、白崎の二遊三のポジションの低迷が大きい。そんな中、福田は十分な数字を残しており、セカンド福田は起用が欠かせないと言える。

また、3人目の外野手がいない。

4.離脱者を考える

投手陣

  1. 黒木 7回の男(復帰時期未定)
  2. 田嶋 3、4番目に頼りになる先発(復帰時期未定)
  3. 澤田 勝ちパターンに次ぐ中継ぎ(復帰時期未定)
  4. 山本 8回の男(復帰時期未定)

→ 田嶋離脱による先発不足による全体的な負担増と、リリーフ陣が飛車と金と銀落ち。

野手陣

  1. 中島 (復帰時期未定)
  2. T-岡田(復帰時期未定)
  3. マレーロ(外国人枠のため2軍調整中)
  4. 小谷野(復帰済)
  5. 小田(復帰時期未定)

→ 現状、DHを打つ打者が不足。(吉田やロメロがDHを打っても、代わりとなる外野がいない。)

・・・投手陣、野手陣ともこれだけ離脱者がいる以上、勝ちを望む方が不自然である。

5.結論:連敗の原因と対応策について

①これまでのリリーフ陣の酷使による調子の低迷ならびに離脱

→ 既に黒木、澤田、山本が離脱。正に覆水盆に返らず。今後、限られてしまった人員の中で、酷使にならないように配慮する必要がある。したがって、中継ぎ投手に頼る試合はできず、打力の向上が欠かせない。

②アルバース以外、頼りになる先発がいない

→ 中継ぎから誰かを転向させたいが、中継ぎ陣が焼け野原の今、その決断は非常に難しい。

③野手陣の怪我による離脱(中島、T-岡田、小田)

→ 復帰を待つしか無い。何とか、打力の高い選手をできるだけ起用してカバーするしか無い。そんな中、杉本が7月23日に抹消されたのは意味不明。

④田嶋の離脱による外国人枠の逼迫

→ 田嶋の復帰を待つしか無いが、まだ2軍で投げてすらいないので、まだまだ時間がかかる。

→ 6人目の先発投手としてローチを獲得せざるを得なかったが、起用が尚早だった。当面は松葉か東明を先発で起用していれば、マレーロがいるのでDHを打つ選手がいなくなることにはならなかった。今後もローチがいまいちであれば、東明か松葉を起用してほしい。

⑤福田を除く、二遊三のポジションを守る選手の打撃不調

→ 代わりはもういないので、やりくりするしかない。ただし、さすがに安達は休ませるべき。

残念ながら、上記①〜⑤のいずれも、効果的に対応することが最早困難である。

6.提言

今シーズンはもう、あきらめよう。

前半戦の酷使の結果、リリーフ陣の半分が離脱した今、ここから更に踏ん張って何とかAクラスにしがみつこうとするのは往生際が悪い。あれだけ酷使したのだから、その間に先発陣を万全に整備したり、ぶっちぎりの首位にならなければいけなかったのだ

絞りきった雑巾をさらに絞ろうとしても、結果として良いことは何もないと思う。

・・・というくらいの感覚で待ち、離脱者たちの復帰後にAクラスが狙えそうであればあわよくば・・・という考え方が良いと思う。

投手陣の適性を考え直すべし

今シーズンは、先発陣と中継ぎ陣の実力差がいびつであり、結果として中継ぎ陣にばかり負担がかかることとなった。

来シーズンのことも見据えて、吉田、山本、近藤、黒木、澤田は先発を試してほしい。逆に、山岡、金子、ディクソン、西は一度中継ぎに回ってみてもよいのではないか

安達を休ませよう

守備以外はほとんど戦力になっていないので、休ませてあげたほうがよい。また、他の選手をショートで試す機会にもなる。(大城、福田)

高城を起用しよう

伊藤を放出してまで獲得した捕手なのだから、一軍で試さないのはおかしい。若月、山崎と組んでイマイチな成績の投手ほど、高城と組んでほしい。(山岡、金子)

また、山崎を残りのシーズンで起用してもチームとしてメリットがあまりない。

小谷野には代打に専念してもらおう

率直に言うと、来シーズン以降も小谷野が主力であっては、到底優勝できるチームにはならない。若い選手を積極的に起用し育成に努めるべきだ。(西野をサードで固定してあげてほしい)

吉田をDHで起用しよう

チーム唯一の全試合出場を続ける吉田は、このチームの核であり宝である。何とか、このまま全試合出場させてあげて、自信につながるよう、DHでの起用を増やすべきではないか。

もう残りは田口監督にしませんか?

福良監督がチームを指揮する器では到底ないことは、誰しももう知っていることだと思う。今のうちに、福良監督は休養してもらい、田口監督に残りのシーズンの指揮を執ってもらった方が2019シーズンへの移行がスムーズにならないか?

 

・・・長文になった。そろそろ、ドラフトのことについて考えた記事を書くべきだな。

 

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