今日の山本のピッチングは凄かった(2021年8月27日)

 ソフトバンク相手に9回106球被安打4で無四球完封!(マダックスも期待したが、9回2アウトからの内野安打が痛かった。)

 それにしても、非常に素晴らしかった。見ていて安心感しかなかった。表情や立ち振る舞いも非常に良かったし、心配になる要素がなかなか無かった。フォークも全く高めに浮かなかった。

 真っ直ぐの強さが特に印象的で、普通に出力して150キロ台中盤をコンスタントに出す力感は見事だった。1回から9回まで防御率0点台のクローザーが投げ続けたような、そんなピッチングだった。特に、9回に柳田に投げたアウトローの真っ直ぐは、”至高の1球”とも言えるボールだったと思う。

 私はソフトバンクと順位を争うことになると予測しているので、そのソフトバンク相手にこのピッチングができたのは今後に向けて非常に大きい。このままのローテーションで行けば、おそらくソフトバンクにあと3回山本をぶつけることができる。

 ソフトバンクの先発がマルティネスだったところを勝てたことも、非常に大きい。やはり打ち崩すのが困難な良いピッチャーだと思ったが、そのマルティネスでも今の山本に投げ勝つのは決して確率が高い話ではないだろう。今後も山本とマルティネスのマッチアップで勝っていけると、大きく優勝が近づくように思う。今日の試合は、西村がよくマルティネスの失投(逆球)を捉えてくれた。

 今は打線がある程度コンスタントに点を取れることもあり、今の山本なら2014年の金子(沢村賞を取った)の登板時よりも勝つ確率が高いように思う。それくらい信頼度が高い。(2014年の金子も夏場のしんどいときに、連続完投(完封?)をしてくれたなあと懐かしい。)

 さて、前回の登板から継続しての特徴として、中盤以降はスライダーが多めだった。フォークを見せつつカウントを整えて、スライダーでフィニッシュという組み立てが目立った。特に今宮に投げたフロントドア(インコースボール気味からストライクになるスライダー)は見事だったし、ピッチングの広さを感じた。

 今日のゲームで唯一残念に思ったのは、球審のストライクゾーンだろうか。ストライクっぽい球がボールになり、ボールっぽい球がストライクになるシーンがちょっと多かったように思う。球審が誰だったかは書かないが、興味のある方はスコア(日刊スポーツ)を見ていただければ。

 あとは、やはりゲッツーは減らしていきたいなあ。

 

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