最近のオリックスのこと(2018年8月17日)「大城、吉田正、ディクソン、白崎、安達のことと中継ぎ陣の酷使について」

相変わらず冴えない戦いが続く

同じ野球を見るにしても、もっとちゃんとした試合を見たいと、頑張っている選手には失礼ながら思ってしまう。内容の濃い試合をできていないことは、選手たち自身が誰よりも苦しく感じていることだと思う。采配や起用がまともでありさえすれば、もっと勝てると思うのだが・・・。

ということで、最近のオリックスについて思ったことをまとめてみた。成績はすべて2018年8月16日終了時点のものである。

1.大城はすでに80打席近く絶不調期が続くが、いつになったらリフレッシュさせてあげるのだろう?

以下の成績推移のグラフを見ていただければ分かるが、260打席目〜現在(338打席目)まで絶不調だが、セカンド福田を増やすなど、他の選手の出番を増やせないものなのだろうか。なお、現在進行系で不調が深刻化しており、一刻も早く調整させるべきであると考える。

2.吉田正も成績下降気味

ここ最近、悪い兆候があると感じている。何かと言うと、珍しく「OPSが低く、相手に投げさせる球数も少ない」という傾向がここのところ顕著であるということだ。「早打ちかつ凡打」という、捉えたと思ったが捉えられていない打席が多いと考えられ、疲労を軽減してあげたい

特に、DHでの起用を増やしてあげたいが、怪我から復帰した中島をDHで起用せざるをえず、苦しい。今後、T-岡田やロメロの復帰も控えており、吉田をDHで起用することは今後も難しいかもしれない。しかし、チームに真に必要なのは吉田であり、吉田のことを最優先したうえで(チームの勝利は場合によっては度外視して)起用すべきであると考える。

3.ディクソンは7月以降エース級の活躍

アルバースの調子が落ち気味か?という中で、逆にディクソンは調子を上げてきた。

7月以降の7登板(10登板目〜16登板目)の成績は、計42イニング、被OPS .578と非常に頼もしい。イニング数をもっと稼げていれば非の打ち所がないが、首脳陣が早めに降板させる起用をしているので、致し方ない面がある。今後、ディクソンの登板する試合を落とすことがあると、チームとしては苦しいだろう。

4.白崎のここまでの「OPS .739」という数字について

ここまで51打席に立って、OPS .739という数字を残していることは、個人的に嬉しい誤算だ。しかし、四球がわずかに1個、三振が14個というのは、悪い意味で触れ込み以上だ。

2017年シーズンまでの通算成績(807打席、四球38個、三振157個、OPS .584)を考えると、今シーズンは「より振り回しているため、長打が増えているが、K/BB(三振と四球の比率)が悪化している」と言える。

また、ボール球を使うリードにより今後対策されると思われ、成績がさらに向上することは考えにくい。西野の怪我の離脱は本当に痛いなあ。

5.安達は最早「かわいそう」というレベル

240打席目から現在(376打席目)まで、絶不調が終わらない。8月2日〜5日、8日〜10日とスタメンを外れたことで休養となり、現在は持ち直しているように見えるが、それでもOPS .500程度を打っているだけに過ぎない。

しかし最早、大城の絶不調に加え、西野の離脱で手薄になった内野陣を支えようとすると安達を起用せざるを得ないのかもしれない。もっと早く休ませて今をより良いコンディションで迎えられていたら・・・と思ってしまうのだが、後の祭りにしかならない。

キャプテン的役割としても出場せざるを得ない安達について、体調面のこともあり、最早かわいそうとしか自分には思えない。

6.山田、比嘉、岩本の酷使はどうなっているのか。

後世に残すためにも何回でも言うが、福良の酷使起用はおかしい。後がない選手を、いいように扱き使っているようにしか見えず、自分はこれを「パワハラ」と表現したい。(言い方が悪いのは申し訳なく思う。)

また、いつもの「酷使グラフ」を貼っておこう。山田に至っては、今シーズン誰も届いてなかった「前10日間で7登板しているにも関わらず登板」ということがさも当然であるかのように起用されている。

<山田>

<比嘉>

<岩本>

7.山本の投げてるボールが見るも無残

2018年8月16日のゲームにおいて、とうとう一線が超えられた。それは、山本の回跨ぎ起用である。ただでさえ酷使されている中、これまでは1イニングに限定した登板が守られていたが、とうとう禁断の起用に踏み切ったという印象だ。

優勝争いをしているならば無理な起用をしてしまうのもまだ理解できるが、今ってそんな起用する必要はどこにもないと思うのは自分だけだろうか?あまり深く表現しないが、福良監督にはとにかく消え失せてほしい。少なくとも、合理的な根拠により批判しているつもりである。

最近の山本は、シーズン序盤の頃と比べると、正直に言って「見る影もない」と思う。フォームもしなやかさがなく、無理をしている感じがするし、何よりボールのキレが段違いである。今はただの中継ぎ投手という程度のボールしか投げていない。

あのカットボールをもう一度見たいが、それは最早叶うことのない願いなのかもしれない。これはすべて福良監督のせいであると断罪する。もし今年のドラフトで指名した全投手から入団を拒否されても、何の文句も言う資格がないと思う。(少なくとも一オリックスファンである自分であっても、その決断を応援したいと思う。)

8.福良監督を牽制できる人間はいないのか。

チーム内でもベテランにあたる投手(=発言力のある投手)はこういった起用に対して明確に「No」を言えないといけないが、平野がいない今、最早そういった投手はいないのかもしれない。(いるとしたら山岡かな。)そして、フロントは何をしているのだろうか。フロントが傍観者であり続け、監督に100%任せっきりでは、長期的に勝てるチームが醸成されるわけもない

また、NPBや選手会は、こういう不当な酷使にあっている選手を守るアクションを取っておらず、何をしているのか。彼らが牽制的な役割を果たさないと、無能監督が権力を縦にパワハラ采配を繰り返すことに歯止めがかからない。(それは結果としてNPBを構成するチームを衰退させることになり、NPBの衰退につながることは言うまでもない。)

甲子園や国際大会における負担軽減が積極的に議論される昨今にあって、NPBや選手会は発展途上であるとしか言えない。できないにしても、せめて、ファンの声を抽出する仕組みを作れと言いたい

自分が思うのは、チームに所属する選手から成る組織を作り、その組織に有識者(良識あるファンがなるのが良いだろう)を加えて、首脳陣に対する牽制的役割を担わせることができれば一番良いと思う。(選手だけの組織からでは上に言いにくいと思うので。)・・・要は、「選手会から、12球団にお目付け役を置けばいいじゃない」ということ。しかしそもそも選手会に所属していない選手がいることは悩ましい。(メジャー帰りの選手で多い。オリックスで言うと中島がたしかそうだ。)


というわけで、個々の選手のことを多く取り上げようと思い記事を書き始めたが、結局福良監督の批判にいきつく。ほんとどうなってんの、このチーム(というか監督)。

 

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最近のオリックスのこと(2018年8月17日)「大城、吉田正、ディクソン、白崎、安達のことと中継ぎ陣の酷使について」」への11件のフィードバック

  1. ほんとにその通りだと思います
    打線は10000歩譲ってokとしても中継ぎの起用はほんとに意味不明です
    これ以上投手を壊す前に福良監督にはやめてもらいたいというのが正直なところですね

    1. 螺旋さん、コメントありがとうございます。ここまで酷使してしまうということは、「身体の損傷が不可逆である」という考えが無いのでしょうね。

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