近年、インターネットの普及に伴い、ネット上での誹謗中傷が止まらない。
野球においても、例えばセーブ失敗とか、チャンスにゲッツーとか、そういう試合の負けに直結するようなプレーをした選手に対して、直視できないような暴言が吐かれていることもある。
そういう被害にあった人(あるいは、あう可能性がある人)に対して言いたいこととしては、「そのようなごく一部の声は、決して全体の意見でも何でもなく、気にする必要が無い。」ということだ。
仮に100人中、5人でも騒げばそれが目立つのがネット上の意見だ。残りの95人は、興味がなかったり、何も思っていなかったり、はたまた異なる意見かもしれないが、とにかくその5人と同じ意見という確証は無い。自分に対して否定的な意見があったとしても、それは「そういう意見が一部にある」という状況に過ぎない。
また、物事すべてに複数の捉え方ができる。良い面もあれば、悪い面もある。人によってどう捉えるかも異なる。
だから、ネット上の攻撃的な意見がもし目についても、それは街中でギャーギャー騒いでいる連中が目立つのと同じことだ。
ただし、その意見が多数派であったり、もっともな意見である場合には、真剣に考えた方が良い。
ここからは、少し話がそれる。
●「誰が言うか」は結構大事。
日頃の生活で、同じ意見でも誰かが言ったかによって、説得力が変わることがある。自分が言ったときは全然納得されなかったのに、別の人が言ったらすんなり納得された、というような経験(あるいは逆でも)は誰しもある。
そんな中で、ネット上でただ喚き散らかすだけのような意見は、ほとんどどうでもよい。ちゃんと理由や裏付けがあるときのみ、考えれば良い。
●すぐ、容易に考えを述べられるのも考えもの。
何か納得がいかなかったり、カッとなったときに、すぐネット上に意見をなまじ書けてしまうのが良くない面もある。後から冷静になって考えれば、そんなことはするべきではなかったのに、ついつい感情が勝って書いてしまうケースだ。ネット上での発信は、世界に対して行っているとも言えるものなので、慎重になりたいものだ。未来永劫残るし・・・。(自分に対しても警鐘。)