オリックス日記(2023年10月27日)

①日本シリーズについて

いよいよ、シーズンの集大成と本番がやってきた。

首位を独走するようになってから、実質的に照準は日本シリーズに合わせられ、これまでの時間はある意味準備期間だったともいえる。

最短で残り4試合、長いと8試合やることになる。過去2年、日本シリーズを戦ってきて思ったのは、短いが長いということ。試合数でみれば決して多くないが、中日もしっかりあるし、臨機応変な戦いのために、選手の見極め・起用を次にすぐ活かしていかないといけない。

で、私の見込みがどんなものかというと、対戦相手(阪神)のことをあまり分かっていないので何ともだが、「普通にやれば行けるのでは?」くらいの感じ。状態的に、そんなに打線が活発ではなさそうなので、余計な出塁をさせずにしっかりピッチングができれば大丈夫に思う。完全に期待も込みで、「4-1」か「4-2」でオリックスと予想しておく。(イメージ的には、打線の調子が良かったロッテと似たような感じでは?という風に楽観視。)

近本と大山にあまり仕事をさせなければ(良い打者なのでそう簡単にはいかないが)、打線をある程度切ることができるだろう。とにかく、阪神は試合巧者。チームとしての打撃指標はセリーグの中でずば抜けている訳ではないのに、チーム得点はダントツの1位。そこの部分の仕事をなるべくさせたくない。

次に、自軍の中の不安要素が多くある点に触れておこう。

まずは野手の怪我人。頓宮が徐々に回復しつつあり、もしかするとDH(さらにファースト)でのスタメンもあるかもしれないが、紅林と杉本の怪我は痛い。紅林はスタメンに復帰できそうだが、打撃の調子が狂っていないかが心配されるし、杉本は頑張っても代打だろう。なお、若月が好調な分、ライト森が成立し、外野が1枠埋まるのがとてもありがたい。

CSファイナルを見ていて、個人的に心配なのが中川。死球の影響もあったのか、かなり期待度の低い打撃として見ていた。どこまで調子が戻るか。

投げる方では、山本のCSでの乱調は誤算だった。完全に力みというか、強いボールを投げようとする意識が強すぎて、少しフォームが狂ってしまったのかなという風に思ったが、どこまで戻るか。

山岡のセーブ失敗は記憶に新しいが、切り替える必要がある。

個人的に一番CSで心残りなのが、山田と比嘉とワゲスパックを起用できなかったこと。展開的に、なかなか起用できなかった。あえて隠したのかもしれないが、調子を見極めておきたかった。(例えば、5回裏に1点リードの場面でワゲスパックを出せるかというと、今は怖い。)

阿部の調子もそこまで良さそうではないかなと考えると、宇田川の役割が昨年以上に重要になると思う。

ざっとこのようなものだろうか。勝負事なので、何がどう転ぶか分からない。我々ファンも1球に集中だ。まあ、結局は山本と宮城次第かな。(特に山本)

②ドラフト感想

大学の好投手が多いと言われるドラフトであり、多くの球団がそうした指名をしていたが、オリックスは一線を画し、高卒野手の横山くんを単独でドラフト1位指名し、2位~4位まで高卒だった。

私はこのドラフト路線に大賛成だ。かつて、この記事で、あるべきドラフト戦略を述べているとおり、その場その場の短期的な目線での補強手段としてドラフトを捉えるのではなく、将来的なポテンシャルも含めて価値の高い選手を獲得する場として捉えるべきだ。

多くの球団が上位指名で「即戦力」の選手を指名していたが、その分、ポテンシャルが高い高卒選手を多く指名することができ、内心ほくそえんでいた。

本当に、近年は自分の思い通りのドラフトをしてくれているので、自分としても楽しい。

個人的に、今年のドラフトで唯一心残りなのが、山形中央の武田君を指名できなかったこと。将来的に、タイトルを獲って全く不思議が無い選手になるのではないかと思うくらい、素晴らしい打撃センスがあると思う。

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