今日も打線が寂しかったが、連日のセデーニョ弾で勝つことができた。
ソフトバンクを3連戦3という最高の形で前半戦をフィニッシュし、2位のロッテと3.5ゲーム差、3位のソフトバンクとは5.5ゲーム差をつけている。まだ後半戦があるのでこれに驕ってはいけないが、数字としてはもちろん良いものだ。
(試合スコア)
https://www.nikkansports.com/baseball/professional/score/2023/pl2023071706.html
●セデーニョに頭が上がらない。
チャンスでもしっかり自分の打撃をしてくれる。打てる球にしっかりスイングをかけていくから、その意味で安心して見ていられる。ボール球にもそんなに手を出さない。
今回のホームランのように逆方向に打てるから、外角に投げておけば安全ということもない。このまま好調をキープしてほしい。
●紅林の2四球
セデーニョのホームランも大きいが、その前を打つ紅林が四球を2つ選んでいることも見逃せない。紅林が出塁すれば必然とランナーがいる状態でセデーニョに回るわけで、長打がある打者の前で出塁するのは本当に重要なことだ。
●守備もいいプレーが多かった(ツキもあった)。
ライナーなども正面近辺に飛ぶことが多かったが、全体的に打球をよく処理できたように見えた。難しいバウンドのゴロもスムーズにアウトを取れた。ソフトバンクが左打者を並べてきていたので、引っ張った打球がよくファースト正面に飛んでいたが、頓宮がしっかり守った。ファーストゴロなので、送球ミスなどのリスクもなかった。
●杉本の打撃が粗い。
この3連戦、杉本の打撃の調子が戻らなかった。どうにもバットが身体から遠いところを通っているというか、確実性が低い打撃をしているように見える。良い当たりは2本あったが、芯で捉えたのに外野の頭を越えないというか・・・。
●舜平大は素晴らしかった。
基本的にストライク先行で、155キロオーバーの真っ直ぐをコンスタントに投げ込んでいった。ソフトバンクが左打者を並べる中で、外角を狙った真っ直ぐがひっかかって、内角に来ることが多かったが、それはそれで問題なかった。高めボールゾーンの真っ直ぐもよく振らせていた。
柳田を力で抑え込んだのは、相当に印象的だった。(ソフトバンク打線全体の調子も、少し落ちているのかなと思う。)
●打線の調子を上げたい
ここのところ、セデーニョの効果的な長打(ホームラン)で試合を勝っているだけで、打線全体としては良い打撃があまりできていない。森もそう遠くない将来にいつか復帰するとはいえ、ちょっと物足りない内容が続く。クリーンアップ前後を打つ、中川、宗、杉本あたりの調子が戻ってくると良いのだが。
●宇田川は抑えに向いていると思う
ボール的にもそうだが、メンタル的にも動じないというか、平野を除いて一番抑えに向いているのではないかと思う。ボール自体も、打ちにくいボールになっている。私は平野が基本のクローザーでありながらも、日替わり抑えとするならば宇田川が適任だと思う。
平野も宇田川もそうだが、いきなりクローザーをやるのではなく、いちばんしんどいポジションを務めてからクローザーをやるパターンのほうが、どうもメンタル的なプレッシャーを感じにくいのではないかと思う。