試合感想(2022年8月26日 vsライオンズ)

試合のスコアはこちら。一言で言うとストレスが溜まる試合になった。

順位を争っている2位のライオンズとの直接対決で負けたというのが大きいし、ちょっと今後に向けても期待できる内容が薄いので、優勝はかなり厳しいかなという印象だ。以下、色々思ったことを書いていく。

●盗塁死が多すぎる。
 中嶋監督がコロナ陽性になり、水本ヘッドコーチが代行を務める初陣で、攻撃面の采配がいつもと異なったように思う。その象徴が3盗塁死だ。(うち、エンドランの失敗もあった。)

 悪いが、私はこの采配にセンスを感じなかった。どう感じなかったかというと2点あって、まず1つめは「普段と違うことを頑張ってしまった」という点だ。のこり25試合程度のシーズン終盤で、普段と違う野球をして自分たちで自分たちのリズムを狂わしてしまった。2点目は、今井相手ということだ。先週同じカードで今井から確かノーヒットで(ヒットも1本くらいあったっけか?)四死球連発の押し出しで点を取ったのを忘れてしまったのだろうか?ランナーを詰めておいておけば、相手が苦しくなる可能性があるところで、何を焦ってしまったのか。1週間前のことも思い出さ(せ)ないバカなのかな?と正直思ってしまった。(久しぶりの投稿なのに、辛口になってしまった。。)

「中嶋監督が帰ってくるまでどうすればいいのだ・・・」というのが今の私の頭の中。

●山川にホームランを打たれた山本。
 山川は、山本にとって「お得意様」だったはずだ。私も一ファンとして、山川相手の山本は超安心できる、という気持ちでこれまでいたが、前回の対決でマルチヒットを打たれたところあたりから、そうではなくなった。

 これまでの山本の対山川のピッチングは、とにかくインローの出し入れ。そこの真っすぐ系で絶対的にカウントが取れるし、そこから落としても良しだった。今もそれは有効だとは思うが、明らかに山本が以前ほどの自信でインローにボールを投げ込めていない。そういう時は、外のスライダーも十分に有効球なので使えばよいのだが、全然使わない。前回の登板で、確か山川に追い込んでからカーブをタイムリーにされたので、追い込んでからのカーブも使えなかった。

 とにかく、山本が山川にホームランを打たれた、というのは私としては非常にショッキング。また、今日の山川へのピッチングで言えば、ノーアウトのフルカウントでも、自信を持ってフォークを投げられなかった点も少しショックだった。(真っすぐが高めに浮いてホームランになった。)

●打線の調子が落ちている。
 私の中で今期待できない打者は何人かいて、調子が上がってくる気配もないので、打線全体が厳しいかなと慢性的に感じている。

その筆頭が紅林。背番号「24」があそこまでピッチャーにはっきり見えるような構えでは、打てるものも打てない。2軍調整を経て上がってきたころは、単純に重心を低く、シンプルな構えだったのにどうしてこうなったのか。試合を追うごとに背番号がはっきり見えるようになっている気がする。とにかく甘いボールをシングルヒットにできれば、それで紅林はキレイな花丸なのに。

次は中川。とにかくズレている。真っすぐに差し込まれてのショートゴロは最悪と言ってよい。インコースの真っすぐをさばけなくなった2週間ほど前から、黄色か赤信号だなと思っていたが、今は私の中では完全に赤信号。本当は休ませるか調整させたいが、チーム状況がなかなかそれを許さない。杉本の離脱でライトを守るようになったことも影響が大きいかもしれない。

マッカーシーも相当厳しいかな。もう真っすぐがなかなか捉えられなくなっている。落ちるボールがからっきし打てないので、そういうボールを投げるピッチャー相手には打席に立たせるべきではない。対戦相手のタイプを絞ってあげることで、ある程度打撃のクオリティを保ってあげたいところだろうが、ここまでそういう工夫はあまり見えない気がするなあ・・・。

●という状況の中で代打・野口!?
 上述したように、全体的に打線の調子が厳しい中で、「代打で野口か・・・」ということは感じてしまう。代打になると打者がパワーアップするような世界線では我々は生きていない。私は、優勝するためには打線の底上げが欠かせないと思っているので、そういう場面で起用したいのはもっと爆発の可能性を秘めた打者だ。

 具体的には、バレラだ。2軍で復帰してからもう1週間以上経つのに、今日1軍に上がってきたのは野口であった。バレラやラベロのような外国人がシーズン当初の期待通りの活躍をするくらいの底上げが無いと、今は厳しい状況なのだ。それを代打・野口とは、展望がない起用をしてしまった。そんなチームはなかなか優勝に手が届くところにたどり着ける雰囲気を感じられない。というかそもそも、今の若月に普通代打を出すものだろうか?

※一応補足しておくと、私は野口は結構楽しみな打者で、長い目で見れば個人的にかなり期待している。ただ、直すポイントも多く、まだまだ途上の打者だと思っている。

 なお、不調ではあったが打線の中心である杉本が怪我で離脱した中で、ちゃんと頓宮を起用できたのは当たり前といえばそれまでだが、一定の評価を与えても良いと思う。

●延長10回で近藤かあ。
 正直、同点(とか1点リード)の状況で、他に投手もいる中で近藤を投げさせたのは私は全く好きではない。私の中では、近藤は空振りをあまりとれる投手ではなく(※このように書くと反論する人も多いと思うが)、コントロールも時折暴れるから、というのが理由だ。とにかく、犠牲フライもダメな場面であの投球では厳しいでしょう。(仮に抑えていたとしても結果オーライでしかない。)

 ほかに阿部とか村西のような、ここにきて信頼感が高まってきた投手がいる中で、平野の後の10回を近藤かあ・・・と正直なる。右バッターから始まるところだったから、比嘉もありだった。やっぱり私には後悔のような気持ちが残る。

●ダメ元リクエストはやめろ!
 その10回に打たれた犠牲フライは、まあ誰が見てもセーフのタイミングだったが、リクエストをしていた。ダメ元でのリクエストは私はやめてほしい。プレー直後の若月がリクエストのジェスチャーをしていたが、よく見えなかったのだろうか?いずれにせよ、私にはあれは「恥ずかしいリクエスト」にしか映らなかった。真剣勝負のプライドが無いというか、強者の振る舞いには見えなかった。(いや、もちろん勝ちたいからこそ、99%ダメでもリクエストしたのだと思う。ただ、あのリクエストをしてしまうチームは、一線に到達していないというのが私の感覚。)

●球審・・・。
 ひどいコールがいくつかあった。その中でも山本が森に投げた外角低めの真っすぐのストライク判定はあまりに酷かった。ボール1個半くらいはずれていたでしょ?若月の取り方が良かったとはいえ、あれは流石にダメ。


大体こんなものだろうか。この1試合で、私は非常に謙虚な姿勢になった。具体的に言うと「2位が目標」の気持ちだ。1位を狙えるチームでは正直ないので、2位を目標にするくらいでちょうどよい。ほかのチームがこけたり運が良ければ1位になれるかも、くらいが妥当だ。(だから、優勝確率は3~5%くらいかなぁと思う。)

ということで、私は今日の試合でかなりネガティブになった。

もちろん頑張ってほしいが、「身の丈」に合った考え方をすることも非常に重要だ。こういう時に思うのは、シーズン序盤の6連敗とか8月頭の西武戦の3連敗のところで、それぞれ1つ何とか取れていたらなあ・・・ということだ。踏ん張れなかったツケが今になって重くのしかかる。

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