優勝の展望(2022年9月8日)

前回の投稿(2022年8月26日)で、「優勝確率は3~5%くらい」と書いた。オリックスのチーム状況だけ見れば、今もそんなものだと思っている。

先日、ソフトバンク・西武・オリックスがゲーム差なしで並んだ時には、「オリックスが、先発投手が一番充実していて有利」という評論家のコメントが多かったように思うが、私はそれには同意しないタイプだ。

シーズン当初から山本、宮城、田嶋、山岡が、期待通りかそれ以上の活躍をした結果が今の勝率なのだ。つまり、良いところを見れば当然他チームより秀でているとは思われるものの、悪いところを見れば他チームより劣っているわけで、それらを総合して今のチームと勝率があるのだ。だから、先発投手が良いから、という理由だけでオリックスが有力ということにはならない。

と、ここまで書いて、「またこのブログはネガティブなことを書いて」と感じた人も多いかもしれないが、実は私が言いたいのは「優勝、結構あるぞ」ということ。最下位の日ハムに良くない内容で2連敗した状況であるにもかかわらず、だ。

ざっと、優勝確率は30%くらいあるように感じている。だから、これからの戦い方次第では100%優勝に持っていくことは全くの不可能ではないと思ってる。

今のチーム状況だけを見れば、山岡が不調、中継ぎも不安が多い、打線は全体的に穴が多いという状況なので、かなりしんどい状況にあるとは思うが、他チームに目を向けると西武が苦しそうな状況になってきた。今井の復帰がどうやら目途がたたない中で、外崎の離脱が重なった。

となると、西武が自然に落ちた場合にはオリックスはソフトバンクを叩ければ優勝が近づくわけだが、直接対決5試合をどうやら山本2、宮城2、田嶋1と当てられそうだ(しかもすべて京セラ)。この直接対決で4-1くらいにできれば相当有利になる。

ただ、それだけで優勝できるわけでもない。山岡の不調もあり、いわゆる裏ローテが非常に不安定だ。そこで、ソフトバンクとの直接対決で勝つこと以上に重要になると思っているのが、颯一郎の先発起用と椋木の活躍だ。

颯一郎は一軍に復帰してから群を抜いて良い投球をしている。彼を先発で使わずにこのまま中継ぎで起用しても良いのかもしれないが、それでは起爆剤として弱い気がする。椋木は足首をひねって先発回避という信頼を損ねるようなことが先日あったが、彼が先発投手として活躍してくれるかどうかも非常に大きなポイントだ。

あとは、打線も当然ながら重要。私が心配していた中川は上昇モードに入ったが、ファースト、DH、外野の不安定さがどうにも慢性的な課題だ。ここにきてTを起用しているのは、悪い意味での楽観的起用に私の目には映っている。が、打線が大幅に改良されるということは期待できないものの、何とか現状維持程度のやりくりはできそうかな、とは思う。

まとめ

優勝のためのノルマをまとめると、こんなものだろうか。

  • 本日(9月8日)の西武戦に椋木で勝ちたい。
    (今後の椋木の調子が測れる点と、流石に3連敗はまずいという点でポイントになる。)

  • ソフトバンクの直接対決でしっかり差をつける。

  • 颯一郎の起用を確実に勝利に繋げること。
    (その意味で昨日のゲームは痛かった。)

  • 2軍との入れ替えも含め、好調な選手を起用できること。
    (見切り発車でTや杉本を起用するのではいけない。)

  • 山岡の調子をしっかり見極めること。
    (個人的には、真っすぐが145出なかったら即交代で良いと思う。)

 

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