2戦目も接戦の好ゲームになったが、負けとしては内容は悪い。
「接戦にしてしまった。1点も取れなかった。」ということを改善しなければならない。
- 打線は序盤に全く四球が取れなかったことがまず反省点。
制球に苦しんでいた高橋を助けてしまった。追い込まれるまで甘いボールに絞り、追い込まれたら真っ直ぐはカット、変化球は見逃す、という攻めが序盤にできていたら、あそこまでスイスイ投げられることもなかった。 - 個人的に試合を左右する打席だと思ったのは、6回表の先頭の宗。
粘ってのフルカウントからかなりボール球のインハイまっすぐを振ってしまった。あそこでランナーが出て吉田杉本は相当プレッシャーを与えられたはず。ただ、これは結果の話で、しょうがないこと。 - 球審の判定は概ね安定していたが。
福田とモヤのストライクゾーンがおかしなことになっていた。誰とは言わないが・・・、あんまりだと思った。
※ストライクゾーンは、公認野球規則では「打者の肩の上部とユニフォームのズボンの上部との中間点に引いた水平のラインを上限とし、ひざ頭の下部のラインを下限とする本塁上の空間をいう。 このストライクゾーンは打者が投球を打つための姿勢で決定されるべきである。」と定義されている。その定義を踏まえてどこまでストライクゾーンにするかの微妙な判定は審判に委ねられるが、さすがにこの定義を逸脱しているのではないかと思った。 - 宮城の投球は素晴らしかった。
シーズン前半を思い出すような快投であったが、終盤にさしかかったところでランナーが溜まりやすいパターンと、ピンチになると投球が狭まるところも同じだった。私は投手継投のタイミングが遅かったとは思った(8回は引っ掛けた真っ直ぐが増えていた)が、ヒギンスが使えない以上、仕方ない部分もある。
8回に塩見に繋がれてしまったところが、試合の分かれ目だったかなと思う。 - 代打のタイミングがよく分からなかった。
8回裏の先頭伏見のところで代打を出さなければ、どこで出すの?という感じ。結果的に、AJが出てきたのは9回2アウトからで、5番の小田のところだった。ランナーが溜まったところでAJを出したかったのかもしれないが、だからといって8回の攻撃を犠牲にして良いわけではない。延長戦も考えたのだろうか? - ラベロに守備固め小田を8回から出したのも謎だった。
延長戦になる可能性もあるし、9回までに打席が回ってくる可能性も非常に高い。5番で出した選手に守備固めを出すタイミングではなかったと思った。 - ヤクルトのバッテリーに全体的に左右をしっかり使われた印象。
その横の揺さぶりに弱い選手(ラベロなど)は苦労していた印象だ。ラベロは私の中では信頼度がかなり下がっている。 - 吉田のバッティングは結構心配。
結局いつものスイングには程遠いので、どこかしらに脆さがある。コースいっぱいのボールは厳しいのかな、という印象だ。どちらも右手首の扱いが重要になる。特にアウトコースいっぱいのストレートに合わせただけのショートゴロを繰り返しているのが気になっている。
全体的に、引きつけて打つことが厳しいように見える。余計、遠くまで飛ばすことは狙わずに、右中間と左中間を割っていく意識で打席に立って欲しい。 - バルガスは勝ちゲームでは厳しいかな。
勢いはあるのだが制球が悪いので、1点も取らせたくないという場面では使いにくい。ビハインド要員かな。ただ、それでもヒギンスよりは信頼度が高いと思う。今日3戦目は、ヒギンスが登録になると思うが、そこでお試しする機会があって好投をしてくれない限り、バルガス>ヒギンスの構図は変わらないだろう。 - 杉本のエラーで勝負あり。
2失点目を喫した杉本のエラーは、外野としては一番やりたくないエラー。あそこで2点差になってしまったので、「万事休す」という感じ。しょうがないね。
と改善点(反省点)は山程あるのだが、(万全ではないものの)ベストメンバーなわけだし、しっかり集中して勝つだけ。慌てる必要はないし、普通に戦えば良い。