まずは、無事にCSファイナルを突破出来て良かった!無事に日本シリーズに行けることに、心底ほっとしている。
吉田の状態もあるし、4戦目以降はロッテの表ローテ(佐々木、小島)が先発するところだったので、早期決着ができたのは理想的な勝ち方だった。
日本シリーズの戦い方はまた後日述べるとして、ひとまず3戦目の感想を述べていきたい。
- 福田猛打賞は朗報。
低い弾道の打球が増えてきて、打席の内容が非常に良かった。非常に頼もしい。 - Tのマルチも良かった。
しっかり引っ張った打球で鋭い当たりが出ているので、状態は全体的に良さそう。 - 吉田に1週間の休みができて、本当に良かった。
スイングを見てもバットの持ち方などを見ても本来の打撃とは程遠く、ここで試合がない期間を1週間作れたのは本当に良かった。あんなに吉田がバットを短く持つのは、個人的にはかなり印象的だ。 - 打線は全体的に低調。
実戦が遠ざかっている影響もあるのか、全体的に調子が悪い打者が多い。紅林、若月はヒットが出る感じが全くしない。だが、これがベストメンバーなので、嘆いてももうしょうがない。 - 安達の強行・小田のバスターは納得。
序盤から先頭打者には送りバントで徹底していたので、先頭のTが出塁したところは安達で送りバントかと思っていた。が、初球のバントがどうにもバントの構えをするのが遅く、違和感があったところで、2球目は強行。この一連の流れ的に、初球のサインが何であったか気になった。
無死1塁2塁となったところで小田のバスターは、個人的には予想ができていた。というのも、ロッテのあまりの慌てっぷりと打ち合わせの入念さが、「同点になればすべて終了の場面で、1点差の1アウトで3塁に走者がいる状況は作りたくない」という思いをこれ以上になく体現していた。
となると、絶対にバントをさせない守備をしてくるだろうと思ったので、初球はブルドッグシフトを敷いてくるだろうと予想できた。それに対して、バントの構えで見逃しをするか、バスターをするかという2択のサインに実質的に絞られると見ていた。
とまあ理屈では色々言えるが、あそこで実際にバスターのサインを出すのはどう考えても勇気というか、思い切りがいる。見事。
また、ボールをしっかりとらえた小田も見事だった。時間があって整理ができたと会見でも言っていたが、その通りだと思う。バントをさせに来る球=真っすぐが高い確率で来ると予想し、それをしっかり捉えた。また、セカンドとショート(特にショート)が投球と同時に走るのを見て、さらに確信が深まったのではないか。
- 山﨑颯一郎は微妙だった。
あそこまでボールが暴れてしまうと、ちょっとピッチングにならない。日本シリーズでは良いピッチングを期待したい。(が、先発は5人でOKなので、ひょっとすると出番がないかもしれない。延長もあるし、ロングリリーフとしてブルペン待機かな。) - バルガス、増井が良かった。
バルガスは球の勢いがあり、短いイニングを十分に任せられる。増井もコントロールが安定しており、接戦時の戦力になると思った。(9回に増井の登場曲が流れたときは、正直驚いた。)
ヒギンスがホームランを打たれたのは非常に気がかりだが、あれは完全な失投だったかな。富山も登板できたし、3試合しかない中でブルペン陣はある程度の緊張慣れができたのではないか。 - 吉田凌は左右に関係なく使ってはどうか。
7回は先頭の左打者に海田を当てて、それから吉田凌にスイッチした。7回を任せるなら吉田凌には左右関係なくイニングの頭から行ってもらった方が良いと思った。 - 試合で唯一残念だったのは球審のレベル。
誰とは言わないが、ストライクゾーンの判定が一貫せず、単純にきわどいボールを判定する技量が無いのでは?としか思えないような判定が非常に多かった。日本プロ野球は、大事なCSでこのレベルの審判が球審を務めたことを反省してほしい。 - 9回打ち切りでのアドバンテージ1勝ありのCSは、相当に1位有利。
(ひとつ目の)引き分けが1位チームの勝ちと同等な中での9回打ち切り制というのは、相当なアドバンテージだ。そういう制度だからこそ、9回1点リードの状況でロッテが追い詰められた守備をせざるを得なかった。
これくらいのアドバンテージがあるべきなのかどうかは、非常に難しい問題だと思う。(個人的には少し過度な感じがする。)
ちなみに、今のところ私は日本シリーズのチケットは全滅・・・。第1戦は観客上限を緩和するというニュースも出ていたので大いに期待したのだが無念。当たった人、おめでとうございます!