ジョーイ・メネセス(Joey Meneses)の獲得(報道)について考える。(2018年10月21日)

もう新外国人獲得か!

数日前から、ジョーイ・メネセス選手の獲得報道が出ている。AAAでMVPの強打者!ということで、ネガティブ思考の私でも、さすがに心が躍っている。この記事では、メネセス選手の成績等をまとめ、NPBでの活躍を考えてみた。

1.プロフィール

・名前:ジョーイ・メネセス(Joey Meneses)
・生年月日:1992年5月6日
・身長・体重:190cm、99kg
・国籍:メキシコ

・右投げ右打ちの一塁手兼外野手

・経歴:
2011年5月、アトランタ・ブレーブスとマイナー契約
2018年2月、フィラデルフィア・フィリーズとマイナー契約
2018年4月からフィリーズ傘下のAAA:LeHigh Valley IronPigsでプレー。(International League: INT)

2.成績と特徴

  • 2018年のAAA(INT)での成績は以下の通りである。惜しくも三冠王に届かずも、見事MVP受賞
    (ソース) http://www.milb.com/milb/stats/stats.jsp?y=2018&t=l_bat&lid=117&sid=l117

    ・打席数 536
    ・OPS .870(リーグ1位)
    ・打率 .311(リーグ2位)
    ・出塁率 .360(リーグ8位)
    ・長打率 .510(リーグ1位)
    ・本塁打 23(リーグ1位)
    ・打点 82(リーグ1位)
    ・盗塁 0個
    ・三振 110個(リーグ20位)
    ・四球 40個(リーグ25位)
    (→ BB/K = 0.36
    ・死球 0個
    ・ゴロ率 約45%、ライナー率 約22%、フライ率 約33%

  • ゴロアウトが多い。ゴロアウト/フライアウトが1.65(2018年シーズン)。ロメロのAAA(リーグはPCLなので違うが)でのゴロアウト/フライアウトは1.0前後。
  • 併殺打が多い。2018年シーズンは90機会中、32併殺打とゲッツー量産。足は速くないものと予想される。通算でも418併殺機会中、94併殺(約22%)。
  • 打率に対する出塁率はそこまで高くない(IsoDが高くない)。また、割と早打ち。
  • 左ピッチャーの方が得意。(ただし、2018年以外は特に左右で差なし)
    対右投手:打率 .286、OPS .799(353打数)
    対左投手:打率 .374、OPS 1.052 (139打数)
  • センター方向への打球割合が少ない(25%弱)、残りの75%を左右に打ち分ける。(2018年は引っ張りの方がやや多かった。)
  • 2018年4月は低空飛行(OPS .747)。2019年シーズンもこの点は我慢強くないといけないかもしれない。
  • 今年のセ・リーグのホームラン王、DeNAのネフタリ・ソトの2017年のAAA(INT)成績と非常に似ているので、簡単に比較したい。
    ・ソトは286打席のみ。メネセスはその倍近く立っての成績であり、信頼できる。好材料。
    ・ソトより、四球も三振もわずかながら多いようだ。
    ・ソトも、93併殺機会中、30併殺というゲッツーマシンだったが、2018年NPBでは459打席でわずか5併殺打。実際どうなるかは、打席に立たせてみないと分からない。
  • なぜ、フィリーズはAAAでOPS1位の選手(しかもまだ26歳と若い)をリリースするのだろうか?おそらく、正一塁手カルロス・サンタナとの複数年契約(2020年まで)と、その後釜のリース・ホスキンス(一塁手兼外野手)を考えると、フィリーズでは使う場所が無いということなのだろう。

3.ポジション

  • ポジションは一塁手、外野手。2018年は一塁手で86試合、外野手(ライト)で30試合に先発出場。
  • ライトで起用されるあたり、肩は割と良いのかもしれない。

4.動画

https://www.milb.com/video/search?q=joey+meneses より。
2018年シーズン中の動画が12本見つかったので、以下にピックアップみた。
ただ、動画はいいところ(うまくいったところ)だけを切り出しているので、本当に参考にしかならないが。。。

◆左投手の外からのカーブをライトスタンドへ。
https://www.milb.com/video/meneses-slugs-23rd-homer/c-2454506583?tid=18601616

◆高めの真っ直ぐを長打に。(サヨナラ打)
https://www.milb.com/video/meneses-knocks-walk-off-single/c-2250447483?tid=18601616

◆左投手からセンター方向へのホームラン。
https://www.milb.com/video/meneses-hits-solo-homer/c-2131805383

◆左投手のインコーススライダーをレフトスタンドへ。
https://www.milb.com/video/meneses-homers-on-big-night/c-2350228783?tid=18601616

◆右投手インコース真っ直ぐを引っ張ってホームラン。
https://www.milb.com/video/meneses-hits-second-homer/c-2143381783?tid=18601616

◆右投手、真ん中スライダーを引っ張ってホームラン。
https://www.milb.com/video/meneses-cranks-solo-shot/c-2059685583?tid=18601616

◆右投手、低め真っ直ぐを逆方向にホームラン。
https://www.milb.com/video/meneses-cranks-a-solo-homer/c-2053207083?tid=18601616

5.個人的な印象

ロメロよりパワーがあるが、同じくらい早打ちで、ゴロアウトが多い。三振も多く、まさに強化版ロメロといった感じ。足は多分ロメロより遅い。あるいは、打ってからの走り出しが非常に遅い。

まっすぐに強そう。特に逆方向に放り込むことができるので、相手に配球を考えさせることができそう。変化球への対応については、実際を見てみないことには分からない。特に落ちるボールへの対応がどうか。

現状のままでも、OPS .850程度は期待できるのではないだろうか。日本野球への慣れと適応がうまく行けば、OPS 1.000クラスの打者になる可能性も秘める。

そして、メネセスの一番良いところは、若さ(2019年シーズンで27歳)である。複数年契約というのも、ひとつの手だと思う。もし今のうちに、3年間でトータル4億円くらいの契約ができたら、非常に得だと思う。

6.打線を考える

ロメロとタイプが被るので、なるべく並べたくない。まあこんな感じかな・・・?

  1. 福田 セカンド
  2. メネセス DH
  3. 吉田 レフト
  4. ロメロ ライト
  5. 中島 サード
  6. T-岡田 ファースト
  7. 宗? センター
  8. 若月 キャッチャー
  9. 安達 ショート

う〜ん、それにしても機動力はどこに行った?

あと、個人的には、マレーロもいると非常に安心なのだが。。

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