則本相手に一度は伏見の2ランホームランで逆転するも、富山が4失点してジ・エンド。打線も結局伏見の一本だけだった。
私の気持ちは一言これ。「沈痛」
単純に悔しいというよりも、「なんでそうしちゃったの?」とか「もっとこうできたよね?」というような、最善手を打てなかった(むしろ悪手を続けた)首脳陣に対する失望や悲しみが強い。
試合感想を箇条書きで書いていく。
- レフト=T、ファースト=モヤの発想はまるで無かった。
Tのレフト守備を考えても、Tをレフトにしてまでファーストで起用したい選手は単純にいない。私の中ではモヤはスタメン落ちでも全然自然に感じるくらいの打者なので、余計驚きだった。AJがDHでスタメンであった以上、モヤの出場はありえない。
モヤの最終打席(9回3点ビハインド1死走者なし)は特に残念だった。なぜあの場面であんなに大振りするのか。ああいう選手を信頼して起用するのは難しい。(そんなわけで、私はモやとは来シーズンは袂を分かつべきだと思っている。野球というのは、気持ちよく振りまわすだけの競技ではない。) - 山﨑福也のピッチングは良かった。
先頭打者初球の144キロまっすぐを見た時点で、「今日何をすべきか分かっている」と感じた。150キロに迫るまっすぐが散見され、非常に力強く初回から飛ばしていた。ただ、先制を許した場面は得点圏でやはり簡単に行き過ぎ(慎重さが足りない)と思った。今は、あの場面で打てるボールを投げてはいけない状況だ。 - AJは特に悪くなかった。
粘りのある打席もあった。状態としては特に悪くなさそうだが、基本的に一日一善でその中で長打が出ればラッキーくらいのモードかな?と思った。Tをファーストで、AJをDHで起用するのは私としては賛成。ただ、大きく期待ができるほどの打撃ではない。
それならば、思い切ってラベロを登録・即4番というのも、決して悪い手ではないように思う。(ラベロがノーヒットでも、結果としてまあそんな大差ないわけなので、それならラベロの爆発という可能性に賭けたほうが得策なのではないか、という考え。)
ただ結局ラベロの状態や調整次第なので、これも私には何とも言い難い。 - Tのレフト守備について。
先制点を取られたタイムリーは、2アウト2塁からだった。茂木のレフト前への弱いゴロのヒットだったので普通に行けば余裕でホームインなのだが、2塁走者の銀次が3塁を回ったところで足を滑らせていた。したがって、もしカットマンに低く強い返球をしていれば、本塁で刺せたか3塁に帰塁さえせることができたかもしれないプレーだったと思った。
実際は、はじめから諦めてボールをちんたら捕球して、2塁に山なりのボールを返していた。その結果、銀次は悠々と生還した。「Tは肩でも怪我しているのか?!」と私は勘ぐってしまったが、その後のプレーを見ているとそんな事もないように見えた。何が言いたいかというと、単刀直入に言って、Tは気持ちが緩んでいるのではないか?
昨日のファースト守備でも、確か最終回だったと思うが、ファールの打球ではあったが1塁線のゴロを捕球しきれなかった場面でニヤニヤしていて、気になっていた。野手のベテランとして、チームを引き締めないといけない選手がこれではいけない。少なくとも私の中で、Tの将来のコーチ・監督はありえないと感じてしまった。 - 山﨑を交代するタイミングが遅い。
6回2アウト満塁になって初めて吉田凌にスイッチしたが、あまりに遅い。6回は明らかに真っ直ぐの球速が落ちていて(140キロを何とか超えるくらい)、回の先頭のピッチングから赤信号になる前の黄色信号のような状態だった。したがって、山﨑の降板のタイミングは非常に問題であったように思う。
2アウト2塁で浅村を迎える場面で即刻代えるべきだと思ったが、まぁそこを続投させるくらいまでであれば、歩かせることも視野に入れた勝負もあるし、まだ分かる。
実際は、それまで完璧に抑えていた浅村にヒットを打たれ1塁3塁になり、その後の島内に福也が四球を与えて満塁にした。遅くても、島内のタイミングでどう考えても継投すべき。代わった中継ぎが、島内・鈴木大地の2人で1アウトを取るプランで行くべきだろう。
結果は2アウト満塁から吉田凌が最高のピッチングをして切り抜けたが、この継投の拙さを見て非常に不安になった。要は、6回2アウトの場面で無理やりバテバテの福也に投げきってもらうのと、潤沢にいる中継ぎ誰かに1アウトを任せるのとを比較したときに、その状況で続投という選択がありえるのか?という話。 - 7回富山を引っ張ったのはなぜ?
1ヶ月前なら全く違和感なく理解できる起用なのだが、あと3試合しかなく、明日のゲームが終わればしばらく間隔も空く状況で、前日も失点していた富山(24球と球数もそれなりに投げていた)を、あそこまで引っ張る理由が私には分からない。富山が抑えるとボーナスポイントでも入るのか??
右バッターの代打(横尾)が出たところで比嘉を出し、また左バッターが続くところで海田か山田にスイッチでしょう。7回を切り抜けた後は、8回ヒギンス・9回平野に委ねるだけであって、先ほどの福也の降板タイミングと全く同じ理屈で、富山に7回の3アウト目を任せる理由が無い。
また、富山のピッチングを見ていると、外角低めの真っ直ぐがなかなか決まらず、苦しい状態が続いていた。ファンとして、同情したくなる気持ちも勿論ある。(岡島へのアウトロー決め球はストライクだと思った。)しかし、僅差を任せるピッチャーとして、ストライクからボールになる変化球を投げて勝負できないのは単純に技量が足りないと感じる。ドライかもしれないが、勝負の世界はそんなに甘くない。
そして、逆転を許すまでに打たれたのは、全部左バッターへのインコースの真っ直ぐだった。インコースに構えてそのまま打たれたボールもあれば逆球もあったが、インコース真っ直ぐで2本も左バッターにヒットを打たれているのに、そのボールを勝負球に最後選択してしまった配球は完全に解せなかった。それだけ変化球に自信が無いということなのかもしれないが、外に逃げるボールへの意識付けもできていないのに、あまりに短絡的な配球に見えた。しかも、前日の試合から左バッターのインコースが繰り返し強くインプットされている状況だった。今の伏見の配球は、私はもはや信じ切ることはできない。 - 1番センター・福田について。
守備で非常にまずいプレーがあった。あのプレーの時点で、今日の試合はほぼ終わってしまった。また、打つ方も絶不調だ。ただ、他にセンターで起用できる選手は・・・中川くらいか?そう考えると、実際問題、明日も選択肢としては福田しかありえない。「消去法でのスタメン」であることを今後のバネにしてほしい。
さて、明日の打つ方での目標だが、ヒットを1本打てればそれで100点とすべきだ。だから、とにかく狙い球を絞って仕留めてほしい。見逃し三振はOK。 - 2番サード・宗について。
宗も打つ方がちょっとひどい。福田より重症かなと思う。というのも、ボールが見えていない。あの同点ホームランを打ったあたりから、スイングの軌道が大きくなり、ボールを最後まで見ていないのかな、という感想だ。とはいえ、サードも宗以外の選択肢はないから、福田と同じく何とかヒット1本打って欲しい。
総括すると、選手が不調なのは仕方がないことが、全体的に投手継投を見ても野手のスタメンも見ても、「本当に勝ちたいと思って考えた結果がこれなの?」という淋しい気持ちだ。
私からのアドバイスは一言。「次の選手を信じろ」ということ。
→野手は、後ろの打者につなげば100点満点。大きいのを狙う必要はないから、繋いでいく攻撃を9イニング繰り返すこと。
→投手は、もうこの状況で交代が早すぎることは基本的に無いのだから、ブルペンの投手を信頼して思い切って交代を。目先の失点確率を1%でも低くすることが今は最重要。
本音を言うと、「私が監督だったら今頃優勝してる。」くらいの気持ちはある。それくらい不満がある。
非常に悔しい敗戦ですね・・。
残り3試合、今日勝てば、山本も残してるし、優勝確率が非常に高まる、というゲームで、
6回までリードしたのに、なぜ昨日もアップアップだった富山を打球が当たっても引っ張ったのか・・・
今日勝てばほぼ優勝なのわかってるの?と・・・
采配から勝ちたい気持ちがあまり見えてこなかったですよね・・・
単純に動けばいいというわけではないとはいえ・・・。
明日の宮城もここ数試合を見ると、松葉くらいの期待値(6回8安打3失点くらい)
かと思うので、打線の援護が必要です!
明日勝てれば残り3試合2勝のノルマの達成率が上がると思うので、毎日一喜一憂ですが、
期待して応援したいです!
ただ、7回2死までは、本当に優勝が見えてきていただけに、今日のがっかりは大きいです。