ここ1週間、ろくにブログが書けずムズムズしていた。
さて、今日の試合は0-1で負け。延長11回、両軍合わせてヒット6本と恐ろしい貧打戦だった。9回まで得点圏にランナーを進めた回数は、横浜2回、オリックス4回と優勢であり、非常に悔しい負けと言える。
試合のスコアシートは以下の通りである。(本ブログ独自スコアシート)
◆2018年6月16日:横浜対オリックス スコアシート
- 打てなかったのだから負けるのはしょうがないと言えるが、納得の行かない部分は多い。
- 初回、先頭西村の2ベースからの2番大城の送りバントは解せない。3番ロメロは三振も多いし、1アウト3塁からの打撃が信頼できるか、という点を考えなくはいけない。いわゆる好打者が3番に入っているのであれば、任せられるが。。。
- というか、そもそも初回から送りバントでちまちま1点を取りに行ってるようなチームだから、11回攻撃を繰り返しても1点も取れないのではないか。また、2番にバントさせるような期待度の打者を置くから負けるのではないか?
- また、点を取る上で明らかに非効率な点がある。それは、内野のベンチ入り選手の陣容だ。安達、大城、西野、福田、山足と、非力俊足系の内野ばかりで、明らかに被っている。今日の試合も、山足が最後まで出番なく余った。「マレーロがどこかで代打で出せればなあ・・・。」と思った人は多いのではないか。というか、そもそもマレーロはスタメンに名を連ねていい選手だろう。なぜ6月14日にマレーロは抹消されたのか、自分には理由がよく分かっていない。(知ってる人がいたら教えてほしい。)
- 小谷野こそ、登録を抹消してリフレッシュさせてあげるべき選手に見える。正直に言って、現状の小谷野には最早ホームランや長打を期待することは難しい。ホームランのある選手であれば一振りに期待してスタメンで起用するのは頷けるが。。。と考えると、マレーロを登録抹消したことは余計解せない。また、西野をサードで起用しない意味が分からない。
- ディクソンの今日の好投の要因は、ツーシームの多投にあることは疑いの余地がない。これは私が何年も前からずっと思ってきたことで、このブログでも何回も書いてきたことだ。ツーシームでどんどん攻めていけば球数少なく、被長打も少なく、今日のような楽なピッチングができる。チェンジアップも使えていれば、もっと楽になったと思う。(ちなみに、チェンジアップは92球中2球のみ。)
- ディクソンを7回92球で交代させた采配については、はっきりと反対だ。7回は確かに真っ直ぐ系が浮いてきて、芯で捉えられる打球も出てきたが、8回は6番からの下位打線でディクソンには合っていない打者が多く、抑えられる可能性はかなり高かったと思う。
- また、中継ぎに対する不安要素も考える必要がある。火曜日〜金曜日の4試合で、山本2試合、黒木2試合(回跨ぎあり、しかも前日に失点)、吉田2試合、近藤2試合、増井2試合と、それなりに登板が多かった状況だ。ディクソンには球数的にも少なくとももう1イニングいってもらった方が良い。また、水、木、金と結果的に大差で勝った試合になったのに、なぜこのように中継ぎ投手が登板過多になるのだろうか。そもそもの起用がおかしいのである。
- 全体的な傾向として批判できるのは、中継ぎ頼みの勝ち試合しかできておらず、首脳陣は中継ぎに頼らない、勝ち試合における起用を見つける必要があるということだ。
- 濱口は、左打者相手のほうが出塁が期待できそうに思った。実際、左打者でスタメンとなった吉田と小田は、6打席で4四死球だ。と考えると、余計、サード西野がスタメンだったら・・・と悔やまれる。
- 右バッターがことごとく濱口のチェンジアップに苦労していた。誰もまともにタイミングすらとれていなかったと思う。
- 大城は魔法が解けてしまったのかな。インコースの真っ直ぐを見せられるとかなり厳しいように見える。明日の予告先発・今永に対してもクロスファイヤーを考えるとスタメン西野か福田にすべきと考える。
- 近藤のピッチングは見ていて苦しい。1点もやれない場面で近藤を起用することは今後避けることを提言したい。理由は簡単で、コントロールが時折乱れるからだ。正直、先頭の大和に粘られてしまい、かつ、8球目をフォアボールで出す時点で苦しい。低OPS打者は確実にアウトを取らないといけない。
- また、近藤が2アウトをなんとかとって、打者・神里を追い込んだ場面。1ボール2ストライクからあんな甘いコースに真っ直ぐが入るのでは、僅差の場面では苦しい。最悪四球でも全く構わない場面で、キャッチャーも外ボール気味に構える中の投球だ。また、その場面で真っ直ぐしか投げる球がないのも苦しい。要は、追い込んでからの選択肢として考えられる変化球を身につけるか、あるいは、真っ直ぐの球威で押せる状態でないと、単純に厳しい。
- 山本、増井、吉田一将の状態も、今日の投球を見ても落ちてきていると感じる。山本はコントロールとカットボールのキレが、増井と吉田は真っ直ぐの球威が、好調時のそれではない。何が原因かと聞かれれば、自分は「登板過多」と間違いなく答える。
- 今日、最もヒヤッとした場面は、10回表2アウトで打者・中川大志、投手・吉田一将の場面で、若月がインコース高めに構えた場面だ。誰がどう考えてもホームランを狙っている状況で、今日の真っ直ぐをインコースというのは意味のない博打にしか見えない。案の定、ポール際に特大ファールを打たれていた。意図を聞いてみたい。
- あと、今日は球審の判定が横浜バッテリーのときは広めだったと感じた。というよりも、高城の今日のフレーミングが非常に良く、濱口はかなり助けられたのではないかな。横浜の捕手は全体的にフレーミングが素晴らしい選手が多いと思う。オリックスにも伊藤という素晴らしいフレーミングの捕手がいるのだけどなぁ。伏見を第三捕手として寝かすくらいなら、伊藤が一軍にいたほうが絶対にいいと思うのだが。(というか、伊藤がメイン捕手であって何の違和感もないが。)
- ということで、今日の負けには色々な要素が詰まっていた。「こんな試合もある。」で済まさずに、しっかりと反省し、明日以降の試合に臨むことが求められる。
- 自分だったら明日は、ファースト中島、サード西野、レフトT、ライト吉田、センター小田をスタメンにするかなあ。小田は足(と積極性)を考えても、しばらくスタメンで使いたい。今永のクロスファイヤーを考えると、セカンドも福田かな。
「ゲーム感想(20180616(土) オリックス vs 横浜) なぜ負けたかを考えなくてはいけない」への23件のフィードバック