オリックス紅白戦感想(2020年5月27日)

本日も、紅白戦の感想を選手ごとに述べていこう。(紅白戦3連戦の最後)

普段の試合だと、オリックスの選手にのみ大体集中するからあまり疲れないが、紅白戦は常に攻守双方の選手をじっくり見るので、それなりにエネルギーを使う。

<投手>

  • 本田
    十分に2軍のエース格を張れるレベルの投球だった。まっすぐは150出ていたし、タイミングの外れるスライダーも制球よし。あと球種はフォークがあったと思うが、もう少しバリエーションがあると1軍で安定して勝てる投球が見えてくる。

  • 荒西
    全体的にコントロールは良かったのだが、まっすぐの勢いは3月に見ていた状態から変わらない。つまり、まっすぐで差し込んでカウントを稼ぐことができない球威だ。ちょっと厳しいかなあ。

  • 漆原
    3ランを打たれた。真っ直ぐの勢いはあるのだが、ストライクとボールがはっきりしていた。そして、真っ直ぐをはっきりと待たれてしまうと、捉えられてしまう。本番は変化球をもっと混ぜて投球すると思うので、特に心配なし。事実、変化球主体の2イニング目はあっさり三者凡退。カーブがよく決まっていた。このピッチングなら先発も十分に行けると思う。

  • 富山
    あまり良いところがなかった。真っ直ぐのタイミングで、スライダー(カット?)を簡単に打たれてしまうような状況だった。真っ直ぐにも勢いは無かった。ただ、左バッター相手には外の出し入れで勝負ができる。もう1ランク上がらないと1軍は厳しいかな。フォークは良かったと思う。

  • 村西
    1イニングしか見れなかったが、3日間見た中で一番良かった。明日が優勝決定戦なら、村西を先発させたい。150弱の真っ直ぐ、140前後のカット?(速くて、曲がらないスライダーのような球種)、120前半のスライダーと、コントロールもよく緩急もある。早く公式戦デビューが見たい。

  • 鈴木優
    スライダーがほとんど抜け球。まっすぐも暴れ気味だったかな。フォークはよく決まっていた。スライダーは要調整と思うが、それ以外は概ねイメージ通り。

  • 宮城
    今日一番書きたいのはこの人!インステップ気味の真っ直ぐは、角度とコントロールが良く、ヒットコースに簡単に飛ばされそうな感じはしない。ただ、右バッターのインコースに投げきれておらず、真ん中から外に入ってしまっていた。制球や思い切りの良さが欠けていたのかなと思う。緊張もあっただろう。絶好調の西村にヒットを打たれはしたが、片鱗は見せてくれた。
    変化球は、スライダーも良いボールだが、今日は制球が乱れ気味だっただろうか。チェンジアップも1、2球あったが、十分なレベル。
    体がずっしりとほぼ出来ているので、2軍でしっかり投げてもらって、シーズン最終盤に来季に向けて先発を数登板というビジョンが見える。今日の印象は、「さすがドラ1」に尽きた。

  • 榊原
    まっすぐは球速的にも一番良い状態ではないような感じがしたものの、スライダーを軸にした投球で、内容は良かった。フォークも2球かな?投げていたが、問題なかった。いい感じで調整できたようで、ローテーションが楽しみだ。

<野手>

  • ロドリゲス
    遅いボールを待って引っ張れるのは長所。ただし、そこに選球眼は伴わない。落ちるボールへの反応は良くはない。あとは左ピッチャー相手にどういうバッティングをするかで大体の能力が分かる。

  • AJ
    昨日に続いて、真っ直ぐをしっかり弾き返せており、本来のバッティングに近いものが見えてきた。ただ、打撃フォーム的にもタイミングを外されてしまうと、その対応が難しい印象がある。もうちょっと下半身主導で、踏ん張れるといいのだけれど。

  • 勝俣
    真っ直ぐへの強さはチーム随一ではないかと思うレベル。変化球が良くない投手相手に出したら面白いと思う。サードの守備も、春先より良くなっている。(ただし、一軍で不満ないレベルかと聞かれると、Noだろう。)

  • 頓宮
    やはりバッティングの内容が普通の選手とは違う。頓宮が捕手としてスタメンで出れると、非常に打線全体の打力が変わってくる。(「7番頓宮」と「9番若月」では、全然違う。)これから3週間あるが、頓宮と様々な投手のバッテリーは絶対に試しておく必要がある。

  • 太田
    紅白戦の1戦目は打撃のタイミングがズレていたような感じだったが、3戦目はよく対応できていた。(タイムリーもあった。)プロ初ヒットは宜保に先を越されたが、やはり高卒1年目で2軍とはいえOPS .750くらい(だったけ?)を残しただけある。どうやら安達は不在のようだし、二遊間争い次第では開幕スタメンもあるだろう。
    ただ、ショートの守備は、これから長い目で見ていかないといけないと思う。

  • 松井佑介
    打つ方では、外野のレギュラー争いの中では一番印象が良い。特に左ピッチャー相手はコンスタントにヒットが出そうな気配がある。ただし、長期的な安定しての活躍は難しいだろうから、状態を見極めて的確に起用できればの条件で良い戦力になると思う。(通算成績で見ても、三振155個に対して四球14個のみだ。)

 

さて、今後であるが「6月2日(火)から14日(日)まで練習試合を4カード行う」ということがNPBから発表されている。

紅白戦3連戦はそれなりの負担だっただろうし、ひととおりの選手は出場したので、6月2日までは特に紅白戦や練習試合は無いだろう。(おそらく、シート打撃をやるくらいだと思う。練習も中継してくれたらいいのになあ・・・。)

 

オリックス紅白戦感想(2020年5月27日)」への11件のフィードバック

  1. 管理人さんお疲れさまです。
    荒西は状態が上がってこないですね・・・
    去年のオープン戦のときに見せたボールは素晴らしかったと思うので、なんとか状態を上げてほしいです。
    首脳陣は先発にこだわっていますが、個人的には中継ぎでも良い気もしますが・・・
    鈴木優や漆原も、まずは短いイニングを抑える中継ぎで結果を出してから先発、でも良い気もしますが・・・
    そのあたりは高山ヘッドの考え次第ですね。

    野手では、勝俣、頓宮、西村など、パンチ力がある若手選手が増えてきたのが楽しみです。
    2008年のように、軸の打者だけでなく、周りの打者(当時は日高、下山、後藤ら)も
    気を抜けない打線を作って欲しいと思います!

    1. ピジョンさん、お疲れ様です。

      そうですね、私も荒西は中継ぎの方が良さそうに思います。(先発は6枚十分足りるのでは、と思っています。)
      野手はOPS .700でいいから、ある程度期待できる選手が並んでほしいですね。

      中川(サード)、頓宮(キャッチャー)が活躍してくれると、長年弱点になっていたポジションがいい感じになりますね。

    2. ピジョンさん、お疲れ様です。

      そうですね、私も荒西は中継ぎの方が良さそうに思います。(先発は6枚十分足りるのでは、と思っています。)
      野手はOPS .700でいいから、ある程度期待できる選手が並んでほしいですね。

      中川(サード)、頓宮(キャッチャー)が活躍してくれると、長年弱点になっていたポジションがいい感じになりますね!

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