オリックスの8月後半からの戦い方を考える(2019年8月18日)

ここで踏ん張れるかどうか

私は常々、9月が勝負だと言ってきたが、8月後半から踏ん張りどころを迎えた。というのも、勝率5割でシーズンを終えるためには、明日(8月18日)以降の残り32試合を、19勝13敗で乗り切る必要があるからだ。

8月を悠長に過ごしていては、9月にいくら調子を上げたとしても、3位は現実的に不可能なハードルになる。

そこでこの記事では、この8月後半からどのように戦ってAクラスを目指すべきかを考えたい。

1.山本由伸の離脱後の先発ローテの現状

はじめに現状をおさらいしておく。

8月10日の山本由伸の離脱から、が救世主のように現れ、さらにアルバースも復帰した。彼らは一軍の先発として十分な投球を今のところしてくれているが、その調子がいつまで続くかは不透明だ。(個人的には、アルバースは心配不要に思うが、張はいつまでもこうは行かないと思っている。)

さらに、山岡田嶋もここ数試合、非常に不安定な登板が続いており、全体的な不安がいまだ拭えない。しかし、竹安が8月17日の試合でロッテを完封するなど、明るい兆しもある。

6人目の先発となると、K-鈴木の名前がまず挙がるが、その他となると鈴木優本田と二軍の先発投手の名前しか出てこず、不安要素が残る。

→やっぱり先発ローテは全体的に不安

来週(8月21日~25日)の5連戦は先発5枚で済むが、その後に控える11連戦のことを考えると、その5連戦の間に先発投手をしっかり見極めて、それ以後のローテを組まなければならない。

2.中継ぎが固まってきたが、まだ流動的

増井、吉田一将は概ね好投を続けているが、ディクソン、近藤、海田は時折不安定なピッチングをするなど、不安が残る。ずっとブルペンを支えてきた比嘉もとうとう抹消になった。

私の提案は、7回=近藤 or 海田(日替わり)、8回=増井、9回=ディクソンで、吉田が全体的なサポート(連投が続いた人の代わりなど)という体制だ。

→来週21日~25日の5連戦で、中継ぎの継投パターンを確立させてほしい。

※ディクソンについて
不安定な投球が続くが、今から抑えを変えるのは、かなり大きな博打になる。ディクソン抑えを前提として残りシーズンは考えるべきではないだろうか。

ディクソンについて私が言いたいのは、もっとツーシームを使って、アグレッシブに投球すべきということだ。フォーシームとナックルカーブだけでは流石に厳しい。チェンジアップもどんどん使っていい。スライダーも悪い球ではない。

3.野手陣は調子はいいが、既にフル稼働に近い

大城が離脱し、福田、西野が8月17日の試合で負傷するなど、野手陣はこれ以上の離脱は文字通り許されない状況だ。(特に、西野の右ハムストリングスの怪我は、まだ程度が明らかになってはいないが非常に痛い。)

→一人の離脱者も許されない状況に近い。(大城が復帰すればかなり大きい。)

4.狙うべきは3位。週末に主力ローテを配置すべき。

2位・西武まで6ゲーム(3位・楽天までは3.5ゲーム)の位置に付けているが、全てのチームを追い越すのは大変だし、何より西武に対して今年はどうも相性が悪い。西武の2位(以上)はもはや前提として戦った方が良い。

日ハムは中田が離脱し、9連敗したところだ。打線を見ても、ビッグイニングができる気配が無い。ロッテは全体的に打線の状態が落ちてきたように感じた。

というわけで私は、楽天・日ハム・ロッテを追い越しての3位フィニッシュを目標にすべきであると思う。そして、まだ狙えると思う。ソフトバンク戦や西武戦は5分勝ちで御の字だが、楽天・日ハム・ロッテ(特に現在3位の楽天)には全力で当たるべきと考える。

そして、今後の日程を調べてみると、楽天・日ハム・ロッテ戦は週末(金~日)に集中している。逆に、ソフトバンク戦や西武戦は火~水あたりが多い。幸か不幸か、日程が偏っているのだ。

→週末に主力の先発投手が投げるようにローテーションを組むのが効率的である。(ソフトバンク・西武にはある程度負けても良いと割り切る。)

5.8月下旬以降の先発ローテーションを組んでみる

上で述べた点を踏まえ、私はこんな感じのローテが良いと思う。週末に主力を集めるのと、十分なリフレッシュが取れるように作った。中5日の登板も極力少なくした。

ローテ案

なお、青字で書いたのは、屋外ゲーム、すなわち雨天中止の可能性があるゲームだ。

8月21日(水)SB 田嶋+山岡(ふたりで7~8イニング)
22日(木)SB 張 (山岡、田嶋:リフレッシュ抹消)
23日(金)ハム アルバース
24日(土)ハム 竹安
25日(日)ハム K-鈴木 or 鈴木優 or 本田 

27日(火)SB K-鈴木 or 鈴木優 or 本田 ←ここまでで、先発の見極め
28日(水)SB 張(中5日)

30日(金)ロッテ アルバース
31日(土)ロッテ 竹安
9月1日(日)ロッテ 田嶋  (ここから9月)
2日(月)ロッテ 山岡
3日(火)西武 K-鈴木 or 鈴木優 or 本田
4日(水)西武 張 (場合によってはリフレッシュ抹消)
5日(木)西武 K-鈴木 or 鈴木優 or 本田
6日(金)ハム アルバース
7日(土)ハム 竹安
8日(日)ハム 田嶋
9日(月)楽天 山岡
(10日(火)楽天 予備日)(山岡:抹消)
11日(水)ロッテ 張 or K-鈴木 or 鈴木優 or 本田
(12日(木)ロッテ 予備日)

14日(土)楽天 アルバース
15日(日)楽天 竹安
16日(月)楽天 田嶋

18日(水)西武 K-鈴木 or 鈴木優 or 本田
19日(木)SB 張
20日(金)ロッテ 山岡
21日(土)ロッテ アルバース
22日(日)SB 竹安
23日(月)SB K-鈴木 or 鈴木優 or 本田 
24日(火)ハム 田嶋

26日(木)ハム 山岡(中5日)
27日(金)ハム アルバース(中5日)

目標勝敗

SB ・・・ 7戦 → 2勝5敗
西武 ・・・ 4戦 → 2勝2敗
楽天 ・・・ 4戦 → 3勝1敗
ハム ・・・ 9戦 → 6勝3敗
ロッテ ・・・ 7戦 → 5勝2敗
ーーー
合計 18勝13敗 (シーズントータルで勝率5割になるかな、というライン)

6.オリックスファンが期待すべきこと

その1:9月3日(火)~5日(木)西武戦@神戸の雨天中止

ここは、ただでさえ11連戦の真っ只中だ。しかも週末にローテを集中すると、どうしてもこの3連戦は先発が薄くなる。この3連戦で少なくとも1試合(できれば2試合)が雨天中止になってくれると、非常に助かる。日程の都合上、この3連戦の振替試合はおそらく9月末になる。

どれだけ大事な用事があっても、ここだけは盛大な雨が降ることを願うべし。(私も大事な用事があるが、心の中では大雨を願っておく。)

ちなみに、前年は、9月4日が神戸で大雨だったようだ。

その2:山本由伸の復帰@9月18日頃

完治していない状態で投げるのは絶対にNGだが、もし間に合えば、9月18日頃に復帰して、2試合投げてくれると非常に大きい。

ただ、規定投球回に達するためには、3試合先発+αが必要になる。。(残り、25と1/3イニング)
その場合は、9月11日→18日→24日→9月末の振替試合 の4試合登板が必要になる。8月中に二軍で登板できなければこのスケジュールは実現不可能だろう。そしてこれは、故障個所が脇腹ということを考えると、非常に難しい。

その3:谷間的な先発投手の好調

上記の目標勝敗を見ても、張、K-鈴木(鈴木優、本田)の活躍が欠かせない。彼らが炎上を繰り返すようだと、Aクラス入りは不可能になる。

その4:全体的な好調の維持

野手陣も投手陣も、怪我なく好調を維持することが前提になる。最近だと、駿太がまた良さそうになってきたし、西浦も抹消前よりいいスイングをしているのが朗報だ。そうそう、最近は若月もボールが見えている。(逆に、福田はちょっと厳しい感じになってきた。)

さて、私が見た限り、二軍からの戦力で期待できそうなのは、

・野手:いない(強いて言えば杉本。Tは厳しそうだ。。)

・投手:鈴木優、本田、岸田、 斎藤、吉田凌(澤田はちょっと時間がかかりそう)

といった感じなので、これ以上は大幅な戦力の底上げは期待できないと思う。(大城の復帰が待ち遠しい。)

その5:走塁の向上

ここ2週間くらい、毎試合のように走塁ミスを見ていると思う。絶対に改善しないといけないが、もうシーズン終盤なので難しいかもしれない。この点で改善を願うくらいなら、打線の好調を願った方がいいかもしれない。

その6:ソフトバンクと西武の好調(他力本願)

1位と2位が勝ちまくってくれれば、3位のラインがどんどん下がってくるし、オリックスは楽天・ハム・ロッテとの直接対決でさえ勝てば3位に入れるチャンスが高まる。(本当は2位を狙いたいけども。。)

7.最後に

私の”ヨミ”を述べておく。

楽天は、西武との残り試合が非常に多い。なんと残り33試合中、11試合が西武戦だ。さすがに強打の西武打線相手にこの頻度の試合では、投手陣は消耗するだろう。

そこで、私の思い描くオリックスの2019シーズンのシナリオはこうだ:

  • 2位を目指す楽天が西武戦で消耗し、自然と順位を落とす。(他力本願)

  • ロッテには、直接対決で差をつける。

  • 最後は日ハムと3位を争い、日程最後の連戦で決着をつける。

実際どうなるか分からないが、これが私の読みというか期待である。頑張ってほしいものだ。

 

4件のコメント

  1. 管理人さんお疲れ様です。
    3位まで3.5ゲーム差で、Aクラスも見える位置に再びつけてきましたね。

    3.5ゲームというのは、見た目以上に数字の上ではきつい数字であることは確かですが・・・
    ただ、ここにきてアルバース、竹安が長いイニングを投げてくれたのは大きいですね!
    希望が消えかけては灯る、という感じですね。
    今日のロッテ戦に勝ってくれれば!というところです。
    (Kなので不安だらけですが)

    二軍では鈴木、本田が昨日、一昨日と好投を見せています。
    彼らが1試合でも2試合でも先発して面白い投球を見せてくれれば楽しみが出てきますね。
    1軍実績まったく0の投手をあてにする時点で厳しいのは確かですが・・・
    管理人さんのご指摘のとおり、張もさすがにあと2試合くらいで壁にあたる気がします。

    2軍というと野手では2軍で宗がサードをやっているのは、チームにとっても大きいと思います。なんとかものになって欲しいものです。
    杉本、白崎あたりが2軍ではOPSを残しているので、9月に短期的にでも彼らが戦力になって欲しいものですが。
    (太田は3年後には坂本のような選手になれるとわたしも信じています!)

    正直数字の上ではAクラスになれる可能性は高くないのは確かですし、2人くらい投打とも救世主が
    出てこないと厳しいのは確かですが、可能性がある限り頑張って欲しいです!
    山岡、田嶋に調子を取り戻してほしいところですが。

    ただ、今シーズンは2軍の育成も含めて、とても内容があるシーズンを送れていると思うので、
    残り試合も、無理は禁物ですが、CS出場をかける、という緊張感の中で試合ができる位置にはつけてほしいと思います!
    少なくとも福良時代にはこの時期にCSが見えていたことはなかっただけに・・・

    1. ピジョンさん、お疲れ様です。
      ロッテをスイープして、Aクラスまで3.0ゲームまで来ましたね。

      今日の試合は、中継ぎ総動員になるかと思っていたら、Kが(6回までは)ピシャリでしたね。
      失礼ですが、嬉しい誤算でした!

      宗のサードは早く一軍で見たいですね~。(ただ、そうなると中川がオフにどのポジションを練習するのか、気になります。)
      太田については私も、坂本や山田哲人を彷彿とさせる選手になることを期待しています!(相当期待しています。)

      この時期にAクラスの可能性があるのは、見ていても楽しいですよね。
      ローテ2枚(西と金子)が抜けたシーズンでしたが、特に先発陣の底上げは著しいと思います。

      このまま、やる気MAXで頑張ってほしいですね!

  2. 今後の先発は
    ロッテ戦 山岡、アルバース、竹安、K
    西武戦 田嶋、張、山岡(中5日)
    日ハム戦 アルバース(中5日)、竹安(中5日)、山本(復帰)
    楽天戦 K

    ロッテ戦 田嶋or張

    楽天戦 山岡、山本、アルバース

    なんとか回っていけそう
    ただ11連戦で負け越すと終わってしまう。
    ここで最低でも勝ち越しor7勝以上を期待したい。
    厳しい状況には変わりないがこの時期までCS争いしている喜び
    やる気MAX、ORIX

    1. うーたんさん、
      コメントありがとうございます。

      何とか回りそうなのだとは思うのですが、西武戦の山岡(中5日)は、
      かなり厳しいというか、非常に大きな賭けになると思います。
      西武戦のうち1試合は、二軍からのお試し先発枠にして、山岡の中6日を
      確保してあげる、というのが個人的なスタンスです。

      山本が日ハム戦で復帰になると大きいですね。(チーム的にも最優秀防御率的にも。)
      9/1の2軍練習試合での登板に期待です。

      やる気MAX、ORIX

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