マレーロの2018シーズン前半の成績評価(3〜6月)

シーズンも試合数にほぼ折り返しだ。ということで、6月最後が終わった今日、大城の前半の成績を評価したい。

  • 73試合中、44試合先発。
  • 3番=1試合、4番=10試合、5番=11試合、6番=20試合。
  • スタメン時の勝率= .442と大幅に負け越し。(下で考察する。)

前半戦のOPS .719は、期待値からすると、非常に物足りない。

以下は左縦軸にOPS(と直近30打席の平均)をプロットし、右縦軸に直近30打席の平均非投球数をプロットしたものだ。

  • シーズン開始からとにかく甲府町の並が大きい。
  • しかし、100打席目(=5月1日)から138打席(=5月13日)まで、絶不調が続く。その後、5月14日に抹消。
  • それでも、捉えたときの打球は長打になることが多いため、OPSは .700を下回ることのない水準を維持。

好不調のバロメータが分かりやすい選手だ。打席あたりに相手に投げさせる球数が多いときは不調であり、逆に少ないときは好調だ。その観点からすると、現在は好調期ということになるのだろうか。。

守備がファースト限定なこと、DHでの出場も多かったことを考えると、もっと打ってくれないと本当に困る選手だ。バットが悪い意味で下から出るスイングが多く、ポップフライや高く打ち上げるフライが多いと感じる。

評価は100点満点中50点くらいだろうか。

なお、マレーロスタメン時の勝率は .442と大幅に負け越しだが、一定水準の打撃成績を持つマレーロがチームの勝率を下げるとは考えにくい。原因を簡単に考える。

マレーロが登録されている時期が、宗がスタメンで出た時期と被っており、事実マレーロスタメン44試合中35試合で宗がスタメンだった。また、小谷野とともにスタメン出場した試合が36試合ある。したがって、マレーロは全体の60%しかスタメン出場がなく、その多くで、宗や小谷野といった、勝率を大きく下げる選手とともにスタメン出場していたことが、マレーロがスタメン時の勝率の低さにつながっていると考える。

 

 

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