オリックス2018開幕オーダー、開幕後の展望(全オープン戦を終えての感想)

オープン戦も本日で終了し、ひととおり選手のパフォーマンスを見ることができた。開幕オーダー予想と、ポジション別に主要な選手についてのレポートを書き連ねていきたい。改めて見ると、今年のオープン戦は中止が多すぎる。去年より2試合も少ない(16試合→14試合)。特に投手は競争の機会が減ってしまい想定外だっただろう・・・。

開幕オーダー(予想)


  1. 宗 センター
  2. 山足 セカンド
  3. 吉田 レフト
  4. ロメロ ライト
  5. マレーロ DH
  6. 中島 サード
  7. T-岡田 ファースト
  8. 伊藤 キャッチャー
  9. 安達 ショート

というオーダーになると思われる。山足が大城になったり、中島のところが小谷野になってさらに5番になることはあると思われる。

自分的理想としては、以下のような打順が良いと思う・・・!

  1. 宗 センター
  2. 吉田 レフト
  3. ロメロ ライト
  4. 中島 サード
  5. マレーロ ファースト
  6. T-岡田 DH
  7. 伊藤 キャッチャー
  8. 大城 セカンド
  9. 安達 ショート

冒頭の予想オーダーと異なるのは、2番吉田とすること(2番に打力の低い選手を挟まない)、中島が調子良い(マレーロが調子悪い)ので、吉田・ロメロ・中島の並びにすること、TはDHにすること(脇腹のことも考え、負担をかけない)、千賀には山足より大城の方が合いそうなこと。

野手陣個別レポート


<総括>
吉田、ロメロ、マレーロ、T以外の打撃の向上が課題だったが、宗、中島、伊藤はいい状態だし、山足・大城もセカンドとして及第点の打撃に見えることから、全体的に攻撃的な打線になりつつある。ただし、ショートが一番の課題。

◆捕手
伊藤一択としか思えない。若月も力強い打球が増えてきたが、伊藤の打撃の方が魅力的であることは変わらない。フレーミングやリードも伊藤の方が見ていて質が高いように思う。盗塁阻止は若月の方が遥かに良いが、それだけでは覆せない差があると思う。打席での粘り、長打を考えると伊藤をメインで行くべきだろう。週に1回若月、それ以外はすべて伊藤でちょうどいいだろう。伏見、山崎のどちらかを、となったら山崎になるのかな、と思う。(個人的には、若月は2軍で打撃を鍛えつつ、伊藤、山崎、伏見の3人で一軍を回すのが妥当と思う。)

◆一塁手
T-岡田、マレーロの二人で回すことになるだろう。ただ、オープン戦終盤は両選手とも絶不調の域。Tは調整が不足しており、フォームやタイミングのとり方で苦しんでいるし、マレーロはミスショットやボール球を振ることが非常に多い。もっとリラックスして、センター方向にツーベースを打つくらいのイメージで行けば良さそうに思う。守備固めは、鈴木や縞田になるだろう。

◆二塁手
シーズン前からの懸念であったポジションではあったものの、意外と言っては失礼に違いないのだが、質の高い競争が繰り広げられた。特に、オープン戦中盤から山足の活躍が目立ち、これは非常に明るいニュースだ。しかしながら打撃面ではコンスタントな活躍は難しいと思う。(まっすぐに差し込まれる場面が多いと思う。)ただ、打席の中で粘れるし、盗塁技術はすでにチームNo.1を争うレベルであることは間違いないと思う。一方、大城は淡白な打席もあるものの、打撃に力強さが出てきた。少しずつ嫌らしさも出てきている。大城の守備範囲は確かだし、肩も強い。安達との二遊間はかなりゲッツーが取れるだろう。
以上を考え、真っ直ぐの良い投手→大城、それ以外→山足、という起用方法でどうだろう。「真っすぐの良い」の境目としては、145キロ出るかどうか、くらいのイメージ。
西野は打撃が戻らないことには競争に割って入れないだろう。内寄りのまっすぐを引っ張ってライトオーバーにできるような力強さが無いと、どんどん真っ直ぐで押されてしまい、カウント負けしてしまう。

◆三塁手
キャンプから常に、中島と小谷野(と西野)の競争という方針だった。ファーストはマレーロとTで埋まっているから、その方針には大賛成だった。守備はどちらもマイナスに間違いなく、「小谷野の方がマシ」という次元の話だが、打撃はそれこそ比較にならないように見える。中島の打席の内容と小谷野の打席の内容を比べて、小谷野を起用したら監督の意図が分からないレベル。更に言うと小谷野が5番を打つのが一番の謎。中島は、過去3年と比べても非常に状態が良さそう(OPS.800は打ちそう)に見えるので、常に中島を起用してほしいが、どうなるか・・・。代打ではもったいなさ過ぎる。

◆ショート
個人的にも期待していた福田が攻守ともに精彩を欠く状態で、安達を起用せざるを得ない状況。その安達はというと、守備は変わらず極上だが、打撃は2017年の若月クラス。オープン戦では、他に対抗馬もいなかったため、打撃の調子が上向くようにと福良監督が9番ショートで起用し続けたが、結局最後まで打撃の調子は上がらなかった。キャンプの時に試していた新フォーム(体の前でバットをリズミカルに垂らす)も、いつの間にかやらなくなった。打撃の悩みが画面越しに感じられるよう。
福良監督のオープン戦でのショート起用には、実はかなり不満を持っている。安達スタメンが非常に多く、福田や大城をスタメンショートで起用することが少なかったためだ。シーズンに入って安達がこの状態なら当然代わりの選手を考えなければいけないのに、安達と一蓮托生なのだろうか。福田にいたっては、オープン戦全体で9打席。二軍では打席に立ったとは言え、あまりに少なすぎるだろう。(試合中止も多かったが。)
開幕して、安達の打撃が上向けば結果オーライだが、果たしてこのバクチは吉と出るか凶と出るか・・・。

◆レフト
吉田正尚またはT-岡田でスタメンはほぼ確定。吉田はオープン戦中盤は非常に心配な内容だったが、最後の週くらいからスイングに本来のキレが出てきた。(振った後、両手でバットを握ったままにしているので、少し心配に感じてしまうが。)

◆センター
オリックスファンにとって最も明るいニュースは、宗が1番センターに定着してくれそうなことだろう。もともと打撃センスに非凡なものはあったが、今年もキャンプは2軍スタートだった。蓋を開けてみると、身体が大きくなっていて、相手に怖さを感じさせるようなスイングができるようになっていた。そこから紅白戦やオープン戦で出番をつかむと、持っているものを十分に出し、トントンと進んだ。まだ一線級の投手相手には戸惑うこともあるだろうが、現時点で駿太よりも確実に打てて、走れる。落ちるボールへの対応は特にこれからの課題だが、十分に1番を打てる実力がある。守備は多少は目を瞑らなければいけないだろうが、打てないよりは遥かに良い。
駿太は、インフルにかかっている間にすっかり宗に定着されてしまった、という感じだろう。また、自分自身の一番の課題は打撃なのに、その打撃で良いところが見えないとなると、どうしてもこういう結果になってしまう。守備固めは今年も駿太だろう。
武田は、レギュラーを取るかと期待されたが、打つほうがもうひとつか。守備は駿太と同レベルなので、走れるようになると小田との競争に勝てるようになる。守備固めではもったいなさ過ぎるので、二軍で打撃や走塁を磨いて欲しい。
杉本は、キャンプイン直後は非常に期待されていたが、サインミスによりほぼ二軍。自信を付けるチャンスだったのに、これが監督のすることだろうか。

◆ライト
ロメロ、吉田正尚で決まり。ロメロは常に順調に来た。打線を考える時に吉田・ロメロの並びで迷わなくて良いのは非常にありがたい。ロメロの守備固めは小田になるのかな。小田のライトはそれなりの水準だと思う。

 

<走塁等について>
全体的に次の塁を狙う姿勢が浸透している。盗塁を決めるのは、宗、山足の二人がメインになりそうだ。大城、安達は成功も失敗も多いタイプ。また、オープン戦を見ていても進塁打を打てるケースが多く、タイムリーだけに頼らない点のとり方も去年よりか向上している。打撃以外での得点力も大いに向上が期待できる

 

投手陣個別レポート


<総括>
先発陣の充実ぶりは、巨人と並んで日本一クラスだろう。中継ぎが全体的に層が薄いように感じられるが、若手の充実もあり、1年間安定した戦いができそう。打線がある程度打ってくれると思われるので、歯車が噛み合い、投手野手ともに負担少なく戦えそう。

  • 西 170イニング 防御率2.90(被OPS.650)
    いい状態で来ている。コントロールが例年よりまとまっている。その代わり真っすぐの球速は多少落としているようだが、気になるレベルではない。(もともと球速で勝負するタイプではない。)また、カーブの調子が良い。球速も110±5くらいの範囲で多少強弱を付けられるようだ。以上から成績の向上を予想。球数を使いながら抑えていくタイプなので、イニング数はそこまで稼げないまでも、打線が順調にコンスタントに点を取れれば、相当勝つだろう。
  • 山岡 170イニング 防御率2.40(被OPS.600)
    今年の最優秀防御率は山岡になるのではないかと思うくらい、仕上がりが良い。去年と比べて、どの球も良くなっているうえに、縦のカットボールという球種が増えた。コントロールもより安定している。右バッターのインコースもガンガン突いていけるようになった。ただ、一年間通して離脱無く常に安定しているかというと、そこはまだ確信が持てない。というくらいの成績を予想。
  • 金子 180イニング 防御率3.00(被OPS.650)
    今年はとうとう開幕投手でもなくなり、裏ローテの1番手になった。昨年よりも投げてるボールは良い。スライダーのキレも戻ってきているし、チェンジアップも若干昔のように戻っている。対戦ローテのめぐり合わせ次第では相当勝つと思う。火曜日は、オールスター期間を除き常に中6日で投げ続けることができるし、プレッシャーもかかりにくい。イニングを一番稼ぐのは金子になるのでは。
  • ディクソン 150イニング 防御率3.70(被OPS.710)
    オープン戦が雨で流れ続けて、実戦をほとんど見ることができていない。。が、もう6年目のシーズンだし、心配無用だろう。ツーシームでどんどんカウントを取っていく組み立てをしてほしい。
  • 田嶋 145イニング 防御率3.20(被OPS.670)
    フォアボールで崩れるタイプではまず無いし、まっすぐでどんどん勝負できる。チェンジアップの質と精度が向上していけば、エースになれる。怪我さえ気をつけて、1年間ローテーションを守れれば、数字(と新人王)は絶対ついてくる。定期的にローテーションを飛ばすなど、休養を十分用意してほしい。
  • アルバース 150イニング 防御率3.30(被OPS.680)
    メジャーやAAAでの指標通りのピッチング。何よりコントロールが良いので、心配しなくていい。長いイニングを投げられるかどうかと、球威が落ちてきた時にまっすぐが捉えられないかという点は気になるが、高いQS率が期待出来る投手。
  • 増井
    日ハム時代と変わらぬ投球。同程度の活躍は期待できるが、オープン戦でスライダーを殆ど使わなかったのは意図的なものだったのだろうか、気になる。
  • 近藤
    大きな心配は無用だが、変化球をより増やしていかないと1年間持たないことは確実。特に暖かくなるまでは真っ直ぐだけでは勝負できない。また、1年間フルで投げたことがなく、未知数。大事に起用する必要がある。
  • 黒木
    オープン戦中盤まではどうなることかと思ったが、終盤からは本来のボールとコントロール。フォークはあまり使わないほうがいいようだ。ただ、近藤同様1年間フルで投げた経験はない。大事に起用して欲しい。
  • 岸田
    今年はシュートが良いし、右打者の懐に投げ込める経験を持っているはずなので、対右打者で活躍できそう。
  • 小林
    指にかかったときの真っ直ぐは素晴らしいが、真っ直ぐだけで押すようなタイプではない。スライダー、フォークをバランス良く使っていかないと。最後のオープン戦では連投に対する不安ものぞかせた。ロングリリーフにうってつけ。
  • 金田
    ボールが暴れつつも、球威はあるタイプ。僅差のビハインド等で欠かせないだろう。
  • 大山
    オープン戦中盤まで非常に状態が良かったが、終盤から登板せず、心配だ。何か有った??
  • 比嘉、海田
    状態は良さそうなのだが、二軍での調整が続く。開幕メンバーには入ってほしいが。
  • 山本
    一軍相手ではまっすぐで勝負しきれないので、苦しいピッチングが続く。カーブやチェンジアップや、スライダーの球質改善など、緩急が使えるようになるまで、二軍で武器を磨き続けるほうが良いと思う。現状、スライダーが浮いたときの被打率が恐ろしく高い
  • K-鈴木
    フォームから作り直す必要がある。上半身が強いのだろうけど、下半身でしっかり体重移動するような投げ方にならないと、持っているものが100%出たボールにはならない。夏くらいから出てきてくれたら嬉しいのだが。
  • 榊原
    今でもビハインド、ロングリリーフならば十分に通用するボール。まだ若いし、二軍でもっともっと強みを出していってもらいたい。これを言い忘れていた;背番号61おめでとう!!
  • 澤田
    キャンプのときは良かったが、やはり真っすぐの球威が気になる。

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