WBCで優勝するには(2026年3月16日)

2026年のWBCでは、日本は残念ながら決勝ラウンドには進んだものの、その初戦で敗退し、ベスト8止まりという残念な結果になった。初めてベスト4にも行けなかった事実にショックに思っている人もいるだろう。単にショックなだけでなく、今回のチームJAPANを見て、優勝できるような実力を持ったチームのイメージ像と大きな隔たりがあるように感じた人もいるだろう。私がそうだ。

あくまでWBC(の決勝ラウンド)はトーナメント式なので、どれだけ強くても確実に優勝できるという保証はないが、それでもどうしたら優勝に近づけるのか?ということを考えてしまう。

この記事では、私なりに、どのように日本代表を組織すべきかを考えていきたい。

1.投手

投手陣が全体的にパっとしなかったことが今回の敗因として思い浮かぶ人も多いだろう。
私は、過去のWBCと比べて、以下のことを思っている。

  • エース級の先発投手がいないと厳しい。
    過去に優勝したWBCを振り返ると、そうそうたる面子の先発投手がいた。
    ⇒松坂、上原、岩隈、ダルビッシュ、杉内、田中、山本、大谷、佐々木

    複数の先発投手が必要な中で、JAPANのエースとして投げられる能力・ポテンシャルがある投手が複数いないとなかなか難しい。できれば第2先発も視野に入れて、3~4人はそういうエースピッチャーが欲しい。そして、彼らに次ぐ投手が何人もいて、初めて継投が成り立つように思う。

  • 先発投手が長いイニング(球数)を投げられない制約がある。
    そういうエース中のエースがいても、最近はMLBに所属していることが多い。そうなると、大体球数の制限がかかり、決勝ラウンドでも必ずしも長いイニングを投げてくれるとは限らない。(ちなみに、松坂はレッドソックスに在籍しながら100球近く投げていた・・・。さすがの一言。)

  • NPB在籍の投手の中で、エース級になれる先発投手が必要。
    MLB所属のエースピッチャーは制約を課されているし、彼らだけに頼って勝てるわけも無いので、NPB所属のエースピッチャーが必要だ。むしろ、そういう投手を育てないといけない。今回のWBCで、次世代のエースを育てようという采配はあまり見れなかったように思うので、この点は残念。

  • ピッチャーは、ボールが異なるので大変だが・・・。
    変化球の曲がりが普段と違ったり、球の質が全く異なる投手も見受けられる。投げるボールそのものが普段と違うのだから、仕方がない。

    とは言いつつ、本当にコントロールが良いピッチャーは、あまりボールに苦労しない印象がある。なるべくそういう投手を重視して集めてはどうか。

2.野手

今回のスタメンは守備軽視すぎて、なかなかにしんどかった。まず、大谷がDH専門なので他の選手は守るしか選択肢がはじめから無いのが辛いところではある。

ただ、守備と打撃が高いレベルで両立している選手が少ないのも事実だ。そうなったときに打力重視のオーダーとなると、今回のWBCのようなスタメンになる。ただ、非常に良い投手が多く出てくるので、単純な打力というよりも、コンタクト力をもう少し重視しても良いように感じた。

良く言われるのが、今のNPBのボールでは投手が育たないという話だが、私は同時に野手も育たないと考えている。外野手の頭を越す打球を打つことがなかなかに難しいので、変に強い当たりを打つよりも、どうしても小粒なバッティングをした方が得というか・・・。

投手と野手の力量を高めるために、どの程度のボールが良いのか、真剣に考えてほしい。

3.首脳陣

せっかく日本代表専門の首脳陣なのだし、JAPANチームは継続的に設置されるわけなので、短期決戦の戦い方を分析研究し、それを戦い抜くプロになってほしい。

例えば、日本シリーズの徹底的な分析レポートを毎回作成するくらいしてほしい。(別にそれを公開しなくてよいので。)それくらいやらないと、勝負に勝てる監督は育たない。こうして育った人材はプロ野球にも大きく貢献できるようになる。

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