2018年オリックス中継ぎ陣の酷使まとめ(2018年12月27日)

2018年のオリックスが防御率リーグ1位を記録した陰で、おそろしい酷使があったことを忘れてはいけない。

1.登板データ

まずは表で数字をまとめてみる。(私が手集計したデータなので、正確性に欠ける可能性が高い。)

改めて眺めて、福良の異常さ(無能さ)が浮き彫りになる。

  • 多くのピッチャーが143試合換算で70試合前後投げるペース。吉田は80試合ペース、山田にいたっては90試合弱のペース。(やはり阪神・久保田の記録90試合登板はアンタッチャブルだ。。)
  • シーズンを通して登録されていたのは増井のみ。
  • 全体的に登板数に対して連投の割合が高い。つまり、登録しては使い潰し、代わりを見つけてはまた・・・という繰り返しだった。
  • 先発を引っ張る、第2先発を用意する、といった工夫を一切見せないまま1年間を酷使で乗り切った。(いや、乗り切っていないか。)

中継ぎ陣を酷使して滅茶苦茶にして去っていった福良の顔は二度と見たくないと思う。

2.酷使グラフ

以下、本ブログ独自の酷使グラフを並べる。

赤色のデータは被OPS(実線:シーズン累計、破線:ゲームごと)で、左軸で示した。
青色のデータが前10日間の投球数で、右軸で示した。また、前10日間の登板数もデータ横にプロットした。

また、緑色の◯が、酷使エリアである。

2−1.吉田一将

酷使の度に調子を崩している。どの投手にも言えるのだが、酷使の後、少しラグがあって成績悪化が表れている。
2回目の酷使で一気に調子を崩し、絶不調目の中、3回目の酷使のピークへ。
そのまま登録抹消されるも、その後も本調子には戻らず。

この吉田の年俸が3000万円→3900万円という査定は私には信じられない。

2−2.山本由伸

回跨ぎがなかったことと、出番が8回に限られていたこと、3連投がなかったこと、シーズン序盤は圧倒的に抑えるため球数がかかっていなかったこともあり、比較的酷使に耐えた。
しかし、2回目の酷使の後、成績が一気に悪化。
登録抹消されるも、調子が戻らないまま再度酷使に遭い、シーズン最後の登板で炎上し抹消される。(脇腹痛のため。)

2−3.近藤大亮

シーズンを通して終始不安定な成績であった。2017年シーズンの酷使の影響もあったと思われる。直近の登板頻度が高いと成績が悪化する傾向が非常に強いので、以下のいずれかを提案したい。
・先発転向
・投げるタイミングの固定など、肩を作る頻度を減らす工夫

近藤も、3500万円→3850万円というのは、かわいそうだと思う。

2−4.澤田圭佑

開幕当初は非常に安定していたのだが、1回目の酷使(10日間で7登板、うち3連投×2)で一気に調子を崩した。2度の登録抹消後、慢性的な酷使にあい、連投・回跨ぎも多くこなす。
順位も決まった終盤にこのような酷使を繰り返した福良は異常である。シーズン終盤の疲労の蓄積が非常に心配される。

2−5.増井浩俊

何度も酷使に遭いながら、一度も離脱しなかった。
・1回目の酷使はもろともせず。
・2回目の酷使の後、成績悪化。
3回目の酷使はクローザーに対してするものとは思えない。その後から成績悪化。
・39登板目がオールスター直後の登板。(オールスターの登板はグラフ外)
・4回目の酷使以後は、終始不安定な投球が続いた。

シーズン全体の登板数はそこまで多くないものの、登板頻度に偏りがあり、酷使期を何度も乗り越える羽目に。チームとして安定した戦いができない分、増井に負担がかかった。

2−6.山田修義

山田カレンダーができ、月間登板数の日本タイ記録をマークする酷使にあった山田だが、そこまで大きく崩れることはなかった。それでも、酷使後は被OPSが1.000以上の登板も目立ち、一気に成績が悪化した。

2−7.比嘉幹貴

酷使と呼べる酷使は一度だが、役回りからして序盤でも肩を作るし、ブルペンでの負担が非常に大きい役回りだった。したがって、単純な登板データからは酷使の度合いは正確には測れない面がある。3連投の後、大きく成績を崩す傾向が見て取れる。

2−8.黒木優太

シーズンを通して非常に不安定な登板が続いた。1度目の酷使を境に成績が悪化しているが、2017年からの酷使に続く慢性的な疲労が原因なのではないだろうか。2018年シーズンはたとえ2軍ででも先発での調整を続けるべきだと考える。

 

 

3.総論

  • 短期的にも長期的にも、酷使して良いことはない。酷使したら調子は落ちるものと考えるべきだ。
  • 誰一人としていい状態のままシーズンを終えた選手がいない。2019年シーズンが非常に危ぶまれる。
  • ただ、チーム状況によって、どうしても登板頻度が偏ることがある。2018年オリックスで言うと、増井はそういう面もあった。したがって、中継ぎ投手はどうしても消耗しやすい存在である。
  • 長期的に安定したチームを作るためには、先発は日本人で揃え、中継ぎは外国人を起用する方が良い。(言い方は非常に悪いが、外国人投手を使い潰す方が、代えがききやすく、新陳代謝が活発だ。)
  • 福良監督ばかり叩くのではなく、高山投手コーチに対しても意思表示を示すことがファンとして重要である。酷使が続くのであれば、高山コーチが投手交代のためにダグアウトから出てきたらブーイングするといいかもしれない。

コメントを残す

%d人のブロガーが「いいね」をつけました。