オリックス日記(2024年5月1日)

今日の試合はあまりに辛くなった。辛いというか、切ないというか、悲しいというか。。。

まず、打線がやはり寂しくて、ホームランが珍しく2本も出たのに結局3点しか取れなかった時点で良くない展開だった。

NPB通算250セーブがかかった平野が登板した。ボール自体も好調時のそれではなかったが、1イニングにあれだけエラーが続くと、野球にならない。野球はアウトを増やすスポーツなので・・・。

その9回にあった3エラーはすべて安達ということで、兼任コーチだし守備で求められる部分が多い中で、ちょっとショックな結果だった。擁護すると、最近はショートを守ることも多かったので、守備の感覚を乱してしまったかもしれない。

やはり、ちょっと自分の気持ちの整理がつかない。もし自分が監督だったら、試合後のインタビューで何と声を出したら良いのか、途方に暮れてしまっただろう。負けたことも辛いが、それ以上に、どうしようもない壁にぶち当たってしまったような、そんな感覚になっている。これがシーズン終盤だったら良かったのだが、今シーズンこの記憶を引きずることになるのが何よりしんどい。

さて、話題を変えよう。久しぶりの投稿になったが、最近のオリックスのことなどで、思ったことを箇条書きで書いていきたい。

  • 打てない!
    これだけ打てないと困るわけだが、私は起用方法に色々不満を持っている。西川、森、杉本と絶不調な打者が多いわけだが、誰かを2軍に落とすわけでもなく、ただ漫然と時間を過ごしてしまった。西川と森を起用し続けるのはある程度わかるが、絶不調の杉本にベンチにただ座ってもらっても何にもならない。ようやく本日登録抹消をしたが、私の中では遅すぎる。時間を無為無策に過ごしてしまった。本当に悔やまれる。
    あと、真っ直ぐを全然捉えられていない打者が多すぎるように思う。センター返しの基本を継続してくれればそれで良いのだけれど。まずは純粋に良いバッティングをすることから。

  • なぜ好調者ばかり怪我する?
    中川、西野、福田となぜ・・・。呪われている?

  • リストラクチャーのときが来た。
    いわゆる「リストラ」だが、文字通りチームを再構築すべき時が訪れたとも言える。複数年連続して活躍する選手は希少であり、過去の実績や数字にとらわれるのではなく、単純に今起用する価値のある選手を起用すれば良い。チームが弱いときこそ、その「整理整頓」のチャンスであるから、過去の実績に無駄にすがらないでほしい。
    例えば、今の西川とか宗のあのバットの振り方で、起用する意味がある??

  • 杉澤を応援したい。
    今日の試合で、内角のワンバウンドのカーブを空振り三振した際に、ボールが大きく逸れたので、振り逃げかと思いきや全く走らなかった。なぜだろう?と思いつつリプレーを見たところ、空振ったバットがキャッチャーの頭に当たってしまい、それを心配して(気遣って)走らなかったようだった。私は、このプレーを見て杉澤を今まで以上に応援したくなった。勝負事ではあるが、その前にこれはスポーツなのだ。
    こういうプレーを見るたびに思い出すのが、今JSportsでたまに解説をするオリックスOBのS氏だ。どういうプレーだったかというと、ランナー1塁の場面でS氏がゲッツー性の打球を打ち、まず2塁でフォースアウト。2塁からの送球が、1塁ランナーの谷の頭にもろにあたって、ボールが外野を転々とした。その間、谷は2塁付近でうずくまっていた。そんな状況の中、S氏は2塁を狙って走り、結果は外野からの送球でアウトだったが、2塁のすぐ横で頭を抑えている谷のことを考えると、よくそんなことができたものだと、私はその瞬間からS氏を応援するのをピタリと止めた。(何年か後、S氏は自由契約?になって他球団に移籍したが、私は何とも思わなかった。)

  • 飛ばないボール?
    まず最近の投高打低を見て、私も「ボールが飛ばない」と思っている。ヘッドをよくきかせてしっかり振り切らないと、なかなかボールが飛ばないと感じる。NPBは反発係数が基準値内と説明しているようだが、私に言わせると、これは科学的に見せかけた、ただの数字遊びに過ぎない。以下説明したい。

    反発係数は、物体がなにかに衝突した際に、その前後で速度(衝突物との相対速度)の大きさがどれくらいの割合になるか、という数字だ。で、この反発係数をNPBがどのように測っているかというと、以下の記事がみつかった。

    NPB、統一球の反発係数測定方法を公開(ニッカンスポーツ)

    この記事によると、鉄板にボールを当てたときの反発係数を調べているとのこと。その数字の意味が全くないとは言わないが、「実際に木のバットでボールを捉えたときにどれだけ飛ぶか」が本来は必要なのであって、鉄板にボールをあてて単に速度の変化を調べたデータが役立つとは限らない。(ある程度の相関関係は間違いなくあるが、鉄板で調べた反発係数が同じだから木のバットで打ったときも同じとは限らない。)

    バットでボールを打ったときの初速や飛距離は、ボールの材質(表面も内部も)とかボール内部の造りにもよる。あとはボールの大きさ、縫い目(空気抵抗への影響)などの変化は反発係数ではよく評価できないだろう。

    だから、「反発係数は基準内です。」と言われたところで、「はあそうですか。だからといって飛距離が変わっていないとなぜ言えるのですか?本当にボールは変わっていないんですか?明らかに2014年頃などと比べると飛ばなくなっていますよね?ずっと反発係数は基準内に収まっていると思いますが、変ではないですか?」のように思わざるを得ない。つまり、私にとっては、「反発係数が基準内であること」はひとつの必要条件(それも満たして当然のこと)でしかなく、それだけを説明されても何も議論や検証が前に進まない。

    だから、もうちょっと科学的と言える説明をしてもらいたいものだと思っているし、そもそも同じボールをただ単に作り続けてほしいと思っている。

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