本日のパレードに行った方はお疲れ様でした。
さて、昨年の森に続いて、またしてもFAで有力選手が来てくれた。少し前まではFAで流出してばかりで、FAで選手を獲得できることは非常に稀というチームだったが、こうして選んでもらえるようなチームになったのは長年のファンとしても非常に感慨深いものがある。
今回広島から獲得することができた西川は、年齢も2023年12月に29歳と若いし、森と同様に今後数年チームを支えてくれることが期待される。
今日は、西川の起用方法などについて、簡単に考えをまとめておきたいと思う。

●成績への期待
まず、西川の通算成績を上に示した。通算打率が示す通り、ほぼ3割の打率が期待できるが、OPSは .750 〜 .800という期待値だろうか。
これは決して低い数字ではないが、2023年のチームOPS .680を大きく底上げしてくれるほどではない。2023年シーズンでは、森がOPS .893を、頓宮がOPS .862を残したが、彼らよりは少し打撃面で1ランク落としたくらいの期待感で西川を見ることになる。中川がOPS .751であったから、それと同等かちょっと上くらいの成績をイメージすれば良いことになる。
ただ、その数字が安定して期待できるところにやはり価値がある。西川が打線にいることで、打線の厚さが全く違う。また、層が薄い外野を確実に1枠埋めてくれるのは非常に助かることだ。もし外野手で起用したい選手が多くいるような状況でも、中川をファーストにしたり、DHをうまく活用することでカバーできるし、西川の補強はピンズドだ。
●起用方法
外野スタメンでの起用になるだろうが、ある程度怪我が多い選手なので、DHでの起用も挟んでしっかり良いコンディションを保ってもらいたい。来年は、森やセデーニョや頓宮や西川がDHで出場する機会が多いのではないかと思う。
一番悩ましいのが打順だが、打率が高いこと、そして四球が少ないことを考えると、5番あたりでの起用が良いのかと思う。(理想は6番。)
追い込まれてからの打率も優秀だし、少しアプローチを変えれば四球が増えそうな気もするが、このあたりは本人の考え方やスタイル次第だろう。
左打者でゲッツーがそんなに多くないし、バットコントロールが良いので2番もありかなと思う。まぁ、打順は他の選手との兼ね合いもあるし、起用しながらじっくり最適解を見極めていけばよいだろう。