オリックス後半戦開幕勝利+コロナ・パラリンピック雑記(2021年8月13日)

後半戦開幕戦を無事勝利!宮城も12球団最速で2ケタ勝利(10勝)に到達!

打線が活発に点を取り優位に試合を進めることができ、スタートとしては非常に良いと思われるが、反省点もある。良かった点含め、いくつか思ったことを。

●宮城のチェンジアップ

 いつもだったら決め球でカーブを使うところを、チェンジアップを重点的に使っていたような感じもした。後半戦初戦ということで、少し配球を変えようとしたのかもしれないと思った。以前も書いたことがあるが、宮城はチェンジアップが良くなればまだまだ良いピッチャーになる。また、今日に関して言えば真っ直ぐが良かったので、もっと真っ直ぐ軸の配球でもいいのかな、と少し思った。

●安達の盗塁死

 3回2アウト1塁・バッター来田(カウント1−1)の場面で、安達がスタートを切り、来田は空振りで安達は2塁盗塁死。単独スチールなのかサインプレーなのか分からないが、このアウトの与え方は非常に良くない。4−0とリードしている場面で、前の打席で長打を打っている来田だし、何より無理に1点を取りに行く場面ではない。物量で押すというか、もっとどっしり構えて攻撃すればよいのだ。何より、「相手チームのピッチャー陣を消耗させる」ことが優勝への近道で非常に有効な戦略なのに、それと真逆のことをしている。私はこのプレーには大反対。

 ちなみに、6回2アウトで同じく福田が盗塁を試みたが、これは良い盗塁だった。宗がカウント0−2と2球で追い込まれた直後で、低めのボール球が投げられそうな場面だからだ。つまり、これは行けるタイミングでちゃんとセーフになった盗塁だった。(安達のはただの不必要なバクチ、というのが私の見方。)

●紅林の打撃

 うーん、、、ちょっと内容が悪い。ボールを自分のタイミングで待てていないので、そりゃ結果も残らないという感じ。全体的に技術が伴っていない。安達をセカンドにしてまで起用をすることの是非をやはり考えてしまう。先日も述べたが、”次のショート”を探しておくべきだと思う。目を背けてはいけない。

●能見ちょっときついかなあ。

 この期間の調整がうまく行かなかったのか、それとも状態が上がらないのか。真っ直ぐの走りがちょっとキツイように見えた。初球を見たときに、「えっ、こんなもん・・・?」と感じてしまった。これから先発投手が登録されていく中で、個人的には登録抹消候補。

●杉本良し

 非常に見事なホームランを打った。ボールの待ち方が、非常にリラックスしていてよかった。宗から顔を動かさないようにアドバイスを受けたと先日述べていたが、良い方向に働いているように見える。ただ、ホームランを打った以降の打席では、インコースを積極的に攻められていた。おそらく2戦目、3戦目でもしっかりインコースを突いてくると思う。時折インコースに山を張って、相手にプレッシャーを与えるとよいのではないか。

●福田はしばらく心配いらなさそう

 やはり対フォークピッチャーの福田は最高。2回の四球は、福田以外では取れなかっただろう。状態の良さが全体的に見えたので、心配いらなさそう。

●打線全体的に良し

 強引なバッティングをしている選手が少なく、それが大量得点につながったと思う。そんな中で、Tと紅林はちょっと強引な打席が目立ったように思う。この二人の打席(アプローチ)は、明日以降もちょっと注視したい。

●澤田→ヒギンス→平野が勝ちパターンかな

 今日の継投を見るに、おそらく7回澤田、8回ヒギンス、9回平野が基本になるのだろう。

 澤田はコントロールがイマイチだったが、ボールに勢いはあった。信じて託すしかないだろう。ヒギンスの状態は良いように思った。真っ直ぐに強さがあり、高めでどんどん押して行って欲しい。9回に平野が登板できたのは結果的に良かった。平野は大事に起用して行くことを念頭においてほしい。


(コロナ・パラリンピック雑記)

 ここからコロナとパラリンピックです。

 相変わらず感染拡大が続く中で、パラリンピック開幕が8月24日(火)に控えている。もう選手たちが続々と来日しているし、今から中止にするのは私は基本的には賛成ではない。このような状況は想定内であるはずであり、その中で開催を強行するという判断を既にしているわけで、中止にしたら筋が通らないと思う。

 が、そんな筋論よりも現実を直視するべきようにも思う。東京を筆頭に医療のひっ迫(場合によっては医療崩壊)が起きているが、パラリンピック関係者に要治療の感染者が出たときに、十分な医療は提供できるのだろうか?あるいは、パラリンピック用に医療のリソースを確保しているのかもしれないが、そのリソースはそもそも日本国民全体の医療サービスに回すべきではないか?という自然な考えも当然出てくる。

 このあたりは詳細を把握していないので何とも論じにくいが、パラリンピック中止(あるいは延期)は直前のタイミングではあるものの現実味を帯びている。

 また、その他にもパラリンピック開催に向けて、影を落とすニュースが相次いでいる。

 まずは、オリパラ推進本部事務局長の平田竹男氏(内閣官房参与)の辞職だ。事実は分からないが(本人がまだ説明の場を設けていないので)、一部報道の内容を見れば「また不祥事か・・・」と思ってしまう。

 次に、国内(ただし空港)でラムダ株の感染者が7月20日に検出されていたにもかかわらず、政府(?)が公表していなかったことも、私は大問題であると思う。VOI(variants of interest)にもVOC(variants of concern)にも国内で指定されていないから公表しませんでした、という理屈は一見筋が通っているように見えるが、ラムダ株は南米で猛威を奮っており「要マーク」の変異株であることは明らかだ。この変異株が検出されたことを直ちに公表し、注意喚起しない理由が分からない。(そもそも、VOIに指定しておくべきではないのか、ということも思う。国内で感染が発生してからVOIやVOCに指定してもただの後の祭りにしかならない。その状況はただのバカでは?と思う。)

 この感染者が五輪関係者であったということと、開会直前の7月20日に検出されていたことを考えると、「オリンピックを開催する」という目的の達成のため、情報をあえて出さなかった(隠そうとした)ように見えてならない。この件は、私にはちょっと擁護できない。

 ちなみに、ラムダ株の危険性については、私はそこまで悲観的になっていない。北米では確か今年の4月頃からラムダ株の感染者が一定数発生しているものの、今デルタ株に置き換わって蔓延してはいないからだ。これを延長して捉え、既にデルタ株が主流の今の日本にそこまで大きな影響をもたらすわけでもないのではと思う。が、これはただの推論でしかなく、ラムダ株が警戒すべき変異株であることには変わりない。

 これらのことに加えて、一向に止まらない感染拡大を考えると、あまりパラリンピックを気持ちよく迎えられる状況ではないことは、残念ながら万人が同意するところだろう。

 今回のオリパラを振り返ったときに、「今回のオリパラは中止されるべきではなかったか?」、「コロナ禍でもあり、国民に多大な負担を強いた中でなぜ開催したのか?」、「オリパラの開催にそもそも何の意味があるのか?」、「日本(東京)は何を得たのか?」というような議論がどうしても付きまとってしまう。そんな後ろめたさの残る大会にしてしまったことで、アスリートたちも大小の程度の差はあれど後ろめたさを感じる人が多いだろうと思う。これは非常に良くないことだ。

 せめて、この「ダメな大会」をきっかけに、我々に今何が足りないのかをしっかりと反省しなければならない。でなければ、報われない。(一応補足しておくと、パラリンピックはまだ始まってもいないが、少なくともこれまでの段階では「ダメ」なレベルだろう。)

 最後に、現実的な側面からひとつ述べておきたい。

 感染拡大への対応、パラリンピック対応だけでも政府はパンクするのではないかと思うところに、過去に例を見ないような降雨量が懸念される記録的な大雨が日本列島を襲っている。政府はこれらに対応しきれるのだろうか?ただでさえ現状、対応が後手後手に回っているように見える。(そもそも日本全国の緊急事態宣言や新学期を控える学校向けのアナウンスがされていないことは、私には政府の対応遅れであるようにしか思えない。)

 政府の対応量の限界から何かを切り捨てなければならないときに、それが何であるかは明白だ。パラリンピックは唯一、人命に影響しない。

 そこのところを踏まえつつ、政府(と東京都)はパラリンピック開催にどれだけ責任を持てるのかを考えて、開催をこのまま強行するのか中止にするのかを検討すれば良いと思う。(少なくとも今いちど検討は必要だろう。)

 私のスタンスは、「こうなっても大丈夫だと思ったから、中止論も根強かった中で開催を強行しているんでしょ?なら、開催を中止する訳がないよね?ただ、もし万が一にでも何か憂いがあるのなら、即刻中止・延期にするべきとしか思えません。今から中止・延期の決断をすることは、批判も免れませんが、英断でもあると思います。」という感じだ。

 ・・・最近、自分が政治家になったほうがまだ良いのではないかと思ってきた。ちょっと前は、オリックスの監督を自分がやったほうがまだマシだ!というようなことをこのブログに書いたこともある。こういうような、権威者のダメな振る舞いを見て「自分がやった方がマシだ!」とか「自分ならちゃんと対応できる!」などと感じる現象に、何か心理学的な名称があったりしないだろうか?もしまだ無ければ、私としてはこれを「福良効果」と名付けたい。

オリックス後半戦開幕勝利+コロナ・パラリンピック雑記(2021年8月13日)」への2件のフィードバック

  1. 管理人さんお疲れさまです。

    後半戦初戦を取れて、本当にいいスタートがきれました。
    管理人さんがおっしゃるとおり、打線が活発なのが良いですね。
    来田が身体もしっかりしていて、打撃も本当に頼もしいものを見せています!

    一方、紅林については、疲労もあるでしょうし、心配です。
    若月が固定起用ではなく、伏見との競争で一皮むけた(ように見える)
    ことを考えると、漫然とスタメン固定するのは私も反対です・・・。
    といっても、大城が故障して、西野の調子が上がらない今、代わりがいないのも
    確かなのですが。太田あたりが後半戦出てきてくれれば嬉しいですが・・・厳しいでしょうか。

    とにかく選手層が薄いので、優勝に向けて、
    スパークマン、ラベロなど、一人でも多く戦力になってほしいです。

    外国人のことを以前書かせていただきましたが、
    相変わらずソフトバンクはマルティネスが宮城並、モイネロは全盛期の佐藤達也並、
    グラシアルは復帰すれば杉本並の活躍を見せてくるので、ここで差が付けられないように、
    外国人枠をすべて使い切るくらいで選手層に厚みを付けて、後半戦突っ走って欲しいと思います!
    (ソフトバンクの外国人を見ると、本当にお金の使い方と、チームの強くする方法が
    わかっているな、といつも思わされます)

    1. ピジョンさん、コメントありがとうございます。

      来田の打席は普通に期待が持てますし、本当に最高の投資ですね。
      紅林は、ちょっと心配な状態が続いていますね。五輪ブレークで良くなるかなと思いきや、やはり精神的にリフレッシュが必要な気がします。
      太田はつい期待したくなりますが・・・厳しいでしょうねえ。

      外国人枠5枠を有効活用できるかどうかは、おっしゃるとおりですね。
      ソフトバンクの外国人たちに負けないくらい戦力になってほしいです。
      スパークマンの来日初先発とラベロの初打席、早く見たいですね!

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