残念ながら、開幕10連敗を記録してしまった。負けたものはしょうがないのだが、明日以降にどうつなげるか、改善点などを考えていきたい。
- 山本の投球はちょっと単調だった。
時折、真っすぐとフォークばかりになるなど、単調になるシーンがあった。今年のフォークはあまり良い方ではないので、もっとスライダーを使った方が良いと思うのだけれど。(今日はスライダーは数球くらいだったかな?)
あと、やはり今年のカットボールは良い球。過去2年と比べると段違いに良い。森にうまく打たれたホームランは仕方ない。本当のベストボールではなかったが、普通の打者はホームランにまではできない。これは森を褒めるべき。
ただ、全体的に真っすぐは良かった。打者によってはどんどんカウントを取りに行って、フライを打たせていける。 - 若手二遊間は我慢。
紅林も太田も失点につながるエラーをした。球際のプレーなど、もろいのは分かっていることなので、監督が起用している以上、あとは割り切って見よう。ただし、ここで私が言ってるのは、あくまで「守備に関して」だ。打撃に関しては、私は太田はちょっと見ていられない。 - 四球が取れない。
タイプとして、四球が取れない打者が多い。比較的四球が取れるタイプの宗、中川、福田あたりは優先的に起用したい。ちなみに、私はよく「四球を取る」という表現を使うが、四球は相手投手からもらうものではなく、打者自らの能力によって相手投手からもぎ取るものだという考えの表れだ。 - 真っすぐを打てない。
速めの真っすぐをしっかり弾き返せる打者が非常に少ない。ファールを取られてばかりで、ちょっと苦しい。ただし、速いボールを打つのは、私の持論になるが、ある程度素質だと思う。 - 絶対的な代走が欲しい。
今年は非常に特殊で、延長が無い(9回まで)というルールなので、ベンチ入りの野手をフルに活用しやすい。結果、代走の切り札がいるのといないとでは、大きく違う。今日は9回表に1点ビハインドの場面で、先頭のAJが出塁したところで代走福田で、実質的に相手バッテリーにプレッシャーをかけられなかった。(代走佐野クラスの走者がいればなぁ・・・、と思った。)
ところで、延長なしについては、本投稿の末尾で触れたいと思う。 - 佐野はもうちょっと見よう。
ちょっと打席での内容が物足りない感じオープン戦終盤から続いているが、オープン戦で打ちまくって勝ち取ったスタメンなのだ。競争を経ずに起用されているわけではないし、我慢すべき。これですぐスタメンを外すなどしてしまうと、オープン戦の結果は何だったのか?となってしまう。(チーム全体に、すぐ見限られてしまう、という雰囲気が広がってしまう。) - 頓宮の打撃は頼もしい。
打撃の確実性が高いというわけではないが、捕手として非常に満足のいく打撃成績を残してくれると思う。だからと言って、打順を5番などに繰り上げるのは反対。あくまで、6番、7番あたりでのびのびと打たせよう。 - 佐野(如)がスタメンでも私は驚かない。
自分で言うのもなんだが、長年野球を見てきたし、ちょっと打席を見ればその打者の能力はある程度分かる感覚がある。佐野(如)は、穴が少なくて、ある程度四球が取れる感じがするので、スタメンでも全く驚かない。いきなりスタメンというより、まずは明日の試合で代打に立たせたいかな。
(雑談)
9回延長なしについて思うことを、いくつか。
- いくらなんでも、決定が遅すぎる。
開幕日3/26に対し、記事が初めて出たのが3/18で、NPBのHPで正式に発表されたのは3/25。急ピッチで手続きを踏んで正式決定したのがうかがえる。
各チームには内々にそういう話は伝わっていたのかもしれないが、競技ルールそのものにかかわる内容はもっと早く決定されないと、流石に困るだろう。
昨年も、いきなり外国人枠の拡大が決まった。もちろんコロナに対する柔軟で適切な措置としては良いのだが、勝負事に対する尊重があまり無いのではないかという気がする。とは言え、アグリーメントなので、リーグの中で合意しての話。当事者がそれでいいなら別にどうこういう話ではないのだが、現場はすんなり納得できるのかな? - 中継ぎが余ることになると思う。
延長戦を考えなくていいのは非常に大きく、中継ぎ投手が多く余ることになると思う。そこで、有力な戦略としてブルペンデーが考えられる。ただ、中継ぎ投手だけで9イニング投げるのはさすがに負担がかかるので、個人的にはオープナーがちょうどよいのではないかと思う。ダブつき気味な中継ぎ投手に初めの1イニングを投げてもらい、2イニング目から先発が投げる。こうすれば、中期的に見て中継ぎ投手陣全体をまんべんなく起用することが可能となる(余りにくくなる)。
今年の戦略としては、オープナー+中5日が良いのではないかと思う。ちなみに、オープナーが2名でもいいと思う。 - 雨天中断で試合終了が大幅に遅れそうなときは?
雨で試合開始が遅れたり、途中に中断したりして、例えば9回になるのが10時や11時くらいになりそうなときは、どうするのだろうか?趣旨からいえば、途中で試合を打ち切るべきだと思うが、、、。 - NPBのHPでの公表文の日本語について(読み飛ばし推奨です)。
ただの日本語の指摘で面白くもなんともないのが、「~を鑑みて」という誤用がもはや市民権を得そうな勢いなのは、どういうことだろう?(正しくは「~に鑑みて」)
https://npb.jp/news/detail/20210325_04.html
ちょっと前から、やたら「鑑みる」という言葉を見かけるようになったが、なぜこの誤用が後を絶たないのだろう?(かんがえる、と語感が近いから?)
また、「鑑みる」というのは、「他の事例に照らし合わせる」という意味なのだから、適切な文脈で使用してほしい。さらに言うと、「T-岡田はプロ野球選手の鑑だ。」という使い方をする通り、お手本だったり好事例のことを指すのが自然な使い方だ。多くの文章で、「鑑みる」ではなくて、「~を考えて」、「~を考慮のうえ」、「~を踏まえて」、「~に応じて」とかを単純に使ってくれた方が正しく文意を把握できることが多いと感じる。
あまり細かいことを言うつもりはないが、何でもかんでも「鑑みる」(しかも「~を鑑みる」)を使う文章を見ると、何とも全体的なニュアンスが信用できなくなる。
管理人さんお疲れ様です。
開幕戦、個人的には悪い意味で予想が当たってしまったというところでした。
また、その後の試合でも管理人さんがおっしゃるとおり、四球が取れる選手が少ないので、ホームランが出ない限りほんとに点が
取れる気がしない…という状況だと思います。
福田も抹消してしまいましたし。
始まったばかりなので、長い目では見たいのですが…
個人的には二軍で数字を残せていない選手を一軍で抜粋するのは、厳しい言い方をすると、育成というより、育成してるというパフォーマンスに近いとも思うので、
このまま太田、紅林を一軍で使い続けるのはかえって打撃を崩しそうで心配でもあります。
(意外と最低限は打てていますが…。)
そういう意味では、個人的には去年のショート広沢、のほうが育成と守備でのある意味の割り切りがあったのかな、とも思います…
西武は2年目から二軍で無双していた中島裕之を3年間じっくり二軍で漬けましたし、しっかりしたビジョンの育成が見えればよいのですが。
安達が帰って来たこともあり、これからも二遊間どうするのかは注視したいですね。
もちろん太田、紅林が予想以上の順応をしてくれれば最高なので、期待してみたいと思います。
当面、厳しい戦いが続きそうですが、また記事をお待ちしております。