最近のオリックス（2021年4月7日）

開幕して、約2週間がたった。流石にそろそろ言いたいことが溜まってきたので、書いていきたいと思う。

• 投手陣は十分な内容。野手陣は打てないし、守れないし、走塁死は多いし、最悪クラス。
• プロ野球の1軍で打席に立ってはいけないレベルの打者が多い。
  個人名を述べると、太田、宗、佐野、T-岡田は打撃の中身が悪すぎる。
  
  太田：
  以前の記事でも述べたが、ただ来た球を振っているだけで、ボールを見切るタイミングがかなり早い（他の選手と比べて、だいぶ投手のリリースポイントよりのタイミングで、どこをどう振るかを判断している）。端的に言えば、技術や中身がない。スイングは立派だが、ただ大きいだけでそこに確実性は全くない。ただ思いきる振るだけなら、そこらへんで筋トレが趣味の人に素振りをさせるのと変わらない。本日の試合では今シーズン第1号を打ったが、私は全く褒める気はない。守備も大学生レベル。
  
  宗：
  サードのレギュラーとして期待していただけに、非常に残念。あの打撃フォームで打てると思うのが訳が分からない。軸足（左足）に体重が残っているだけで、まったく体重移動の反動を利用できていない。まともに飛ばせるとしたら、上半身の動きの反動でアッパー気味に打てる低めのボールくらい。ここ2年くらいこの打撃フォームだが、これに手を付けられない打撃コーチは何をしているのか。本人のことを思うなら、打撃をちゃんと作りなおせるように、トレードに出してあげた方がいいとすら思う。ただ、サードの守備は圧倒的にチームで一番うまい。
  
  佐野：
  スイングが大きい。大きすぎる。それなりに良い当たりも打つが、外野の頭をなかなか越えない。150前後のまっすぐが全く打てない。オープン戦では打てていたが、変化球をまじえられ、失敗のリスクがある公式戦では全く勝手が違う。オープン戦で成績を残した分のチャンスはすでに十分与えたと思われる。
  
  T-岡田：
  チームを引っ張らなければいけない立場だが、数字は残酷だ。タイミングの取り方が悪いし、かかと体重の打撃しかできていない。
  
  
• 捕手・頓宮は我慢すべきか。
  配球は見ていて不思議に思うことが多い。遅いボールの使い方が上手くはなく、真っすぐを厳しいコースに要求することが多いので、カウントが悪くなりやすい。また高めの釣り球を頻繁に要求するが、ろくに機能していない。だが、打撃を考えれば今後の成長に期待して起用することに異論はない。
  
  
• 紅林はまだ中身がある。
  ボールの見極めも太田より遥かに良いし、スイング自体は悪くない。（投手に怖いと思わせるスイングがなくはない。）少しずつだが、変化や改善が見られ、本人の試行錯誤がうかがえるため、起用する価値があるとまだ思える。ただし、真っすぐに差し込まれる打席が多いので、しっかり真っすぐを打てる打撃を身に着ける必要がある。シーズン80打席くらい立ったら、2軍降格でよいと思う。
  
  余談だが、昨年のドラフトの時点で野手の一番の即戦力は現DeNAの牧選手だと思っていた。しかも内野手なので、1位指名が終わって牧が指名されていなかった時点で2位を真っ先に指名するオリックスと縁があるだろうと歓喜していたが、ただのぬか喜びだった。牧の打ち方はなかなかに非凡で、あのトラウトに通じるものすらあると分析していた。今DeNAで打ちまくっているのを見ると、何とも複雑だ。
  
  
• ジョーンズはニセモノ。
  結局どこか（腰とか？）コンディションが悪いんでしょ？仕事をしてほしいものだ。だが、そもそも四球が少ない打者を取ってきてしまう編成も反省してほしい。
  
  
• モヤはタイミングの取り方をどうして変えたのだろう。
  非常に慌ただしくなっていて、速い真っすぐはほとんど打てないでしょう。選球眼も悪くなっている。もうちょっと様子をみてみたいが、どうなることか。
  
  
• もっと使うべき選手。
  大城：普通に調子良いのに・・・。セカンド固定でOK。
  小田：センタースタメンでもっと起用すべき。
  
  
• 「選択と集中」が必要。
  打つセンスが劣っている選手が多いのだから、打撃のリソースを最大限割けるよう、それ以外の負担は少なくしなくてはならない。たとえば、複数ポジションを守らせたりするのはやめるべきだ。ひとつのポジションに専念させて初めて打力が標準並になる選手が多い。