開幕して7カードを消化し、試合数にすると20試合が終わった。これは、シーズン143試合の約14%に相当する。まだまだこれから挽回できる時間はあるとは理解しつつ、監督の思考能力を考えると、過度な期待は毒になるだろう。。さて、本題に入ろう。
先日、伊藤が二軍に落とされたこともあり、捕手別の投手成績が気になったので、以下の表にまとめてみた。対戦カードの偏り、バッテリーの組み合わせの固定、試合数の少なさを考えると、あまり有用な比較にはならないということは分かっていつつも、イメージと数字が違う場合もあり、新たな認識が広がった。
- これだけ先発陣が安定しているチームは他にはなかなか無いだろう。この強みを活かし、打線がコンスタントに点を取れれば、非常に楽な戦い方が期待できる。
- 20試合で四球49個(1試合あたり2.5個)は、かなり少ない部類に入る。(2017年オリックスの場合、1試合当たり3.0個だった。)理由としては、ストライクゾーンの中で勝負するという方針、投手陣の制球アップ、相手の早打ち、遊び球の減少などが考えられる。
<全体>
伊藤は被OPSの割に防御率が良く、若月・伏見は被OPSの割に防御率が悪い。また、伊藤の被本塁打の多さ(というか、若月の被本塁打の少なさ)が目立つ。また、伏見は主に中継ぎ投手と組みながら、よく抑えている。
<西、山岡、金子>
西、山岡は期待通りかあるいはそれ以上の成績だが、金子は物足りない。登板をスキップしてあげたりして、常にコンディションの整った状態で投げさせてあげた方がいいかもしれない。(山本や松葉など、二軍に先発投手候補もいることだし。)
<田嶋、ディクソン、アルバース>
ディクソン、アルバースの成績がかなり優秀。アルバースは現状アウトをとるのに球数を要しているので、イニング数が稼げないのは理解できるが、ディクソンはもっと長いイニングを任せてもいいのではないか。彼ら以上に、田嶋も西武戦の炎上以外は支配的な内容であり、今後の活躍も変わらず期待できる。この3投手と専属で組んでいる若月は十分褒められて良いのではないか。
<黒木、近藤、吉田>
黒木、吉田の勝ちパターンが固定できそう。一方で、近藤は成績的にかなり心配な内容であり、再調整または配置転換を検討した方がよいかもしれない。もしかしたら、金子を中継ぎにして、近藤を先発にする、ということもあり得るかもしれない。
<増井、澤田、比嘉>
増井は非常に心配な内容だが、簡単に変えることもできないポジション。しばらくは状態が上がることを信じるしかない。個人的には、もっとスライダーを使ってもいいと思う。澤田はほぼ完ぺきな内容。もしかしたら、先発でも面白いのではないだろうか。
「2018年4月22日時点でのオリックス投手陣の捕手別の成績指標」への12件のフィードバック