澤田圭佑の登録抹消(6月1日)からオリックス中継ぎ陣に対する酷使を考える

澤田が、一軍から登録を抹消されてしまった。開幕から相手を寄せ付けない投球を続け圧倒的な成績を残してきていたが、5月下旬頃から打ち込まれる試合が目立った。そのため、一軍から登録を抹消されるのは当然の判断に見えるし、実際にそうするべきだと思う。

しかし、この記事で指摘したいのは、なぜ澤田が急に調子を崩したのか?ということだ。まず、以下のデータをご覧いただきたい。

5月12日以前と5月19日以降で、人が変わったかのような成績だ。この前後で一体何があったのだろうか。ちなみに、5月13日〜5月18日は登板がなく、十分に休養を取れており、酷使の影響で調子を落としたとは、ひと目では考えにくい。

しかし、誰もが認識すべき事実がある。それは、澤田が5月3日〜5月12日の10日間で7回も登板していた、ということだ。3連投→休→移動日→登板→休→3連投、という地獄のような過ごし方である。(休、と書いたが当然ブルペンで肩を作るくらいのことはしたかもしれない。)

したがって、澤田が調子を落としたのは酷使のせいであることが非常に濃厚であると結論する。福良監督、高山コーチは酷使により貴重な中継ぎ陣を一人欠けさせる事態にしてしまったことを、猛省するべきである。


酷使をやめよ

以下の表は、主要中継ぎ投手の登板数などまとめたものである。(2018年6月1日までのデータ)

さて、いくつか触れておきたいことがある。(ちなみに、澤田の登板率が低く見えるが、開幕9試合目にようやく初登板したので、登録試合数は実質43である。)

  • 黒木は、3・4月の26試合中15試合という超ハイペースで登板を重ねた。しかし一方で、5月は25試合中7登板と、明らかに意図的に登板が減らされている。これは、山本が4月24日に登録され8回を任されるようになり、黒木の負担が減ったことを示している。また、黒木に対するそれまでの酷使の影響により、身体的に不調が発生したため、登板機会が抑えられたものとも推測できる。
    黒木の起用に関して一番反省されるべきものは、4月24日〜5月1日の8日間で6登板させたことだ(3連投→移動日→休み→3連投)。
    また、ここ5試合(5月23日〜6月1日)の成績が、5イニング、防御率5.40、被OPS .914と、登録抹消パターンまっしぐらだが、4月中の酷使の影響がここに来て現れている可能性も否定出来ないだろう。
  • 山本の登板試合数は一言で言って異常である。最近はボールの質も落ちてきたし、一刻も早く登板機会を落とす必要がある。高卒2年目の将来性豊かな選手をこんな風に起用することは、正気の沙汰ではない。こんなペースで起用する権利は誰にもない。
  • 吉田、近藤の登板頻度も相変わらず高い。つまり、一言で言ってみんな投げすぎである。なぜこんなことになるのかと言うと、先発投手を降ろすのが早いからだ。先発を早く降板させる方針であるならば、中継ぎ投手をもう1名ベンチ登録すべきだ。というかそもそも、中6日の先発投手は110〜120球投げてもらわないと割に合わない。
  • そんな中、増井の登板数は理想的だ。連投も回跨ぎも少なく、登板過多等により調子を落とす要素が見つかりにくい。すべての中継ぎ投手がこれくらいの登板負荷になるように、バランスよく起用すべきである。

 

いくら優秀な中継ぎ投手がいても、使い潰し、焼け野原にする。一体どうして、頭が悪いからとは言え、このような器用をしてしまうのだろうか。

5月19日までの酷使データに関する記事:
オリックス中継ぎ投手陣の酷使を考える(2018年5月19日) 〜吉田、黒木、山本、近藤が危ない〜
もぜひ読まれたし。(この記事の中で、澤田の酷使に気づくことができなかった自らの馬鹿さを今は反省している。)

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