勝てた。とりあえず勝てたのでOK。
結局、今シーズンは同一カード3連戦で3タテをくらったことは1回も無いということになった。そういう実績もあるし、一応僅差のゲームがずっと出来ていたので、そろそろ勝つだろうという予感もあった。
そんな見込みがあったこともあり、今だから言うが、試合前も試合中も、負けるなんていう気は全くしなかった。ヒギンスが3ランホームランを打たれても、「まあそりゃ打たれたね。同点なので、ここからですね。」というだけだった。
シーズン中(とCSの最後の試合と日本シリーズ第1戦)も、こういうタフな試合で勝ってきたという経験があるから、動じないで済む。
それでは、試合の感想を手短に。
- 福也はまあ悪くなかった。
これからの土日に出番があるか?という話になるが、日曜日でも中2日になるし、まずないな。 - ファーストはT固定でいい。
脆い打席も多いが、T以上に信じられる打者もいない。 - これからDH吉田。
神戸に帰れるので、DH制に戻る。普通に行けばDH吉田でレフトにラベロということになる。ラベロのバッティングにかかる期待が大きい。(日本一はラベロ次第と言えるかもしれない。) - セカンドは太田で固定で行くか?
勝ち越しタイムリーを打ってくれた。守備では流石に安達に分があるが、太田には勝負強さがある。シーズンのロッテ戦での同点HRが思い出される。今のバッティング内容を見ても、ある程度の結果は残ると思われるし、私は太田固定推し。 - 紅林の出塁が鍵になっている。
このまま、チャンスメークに徹してほしい。 - 山岡!!
今日一番と言ってもいいくらいに嬉しかったのは、山岡が登板して勝利がついたこと!
ずっとチームを支えてくれた選手が日本シリーズの場面に間に合って、勝利投手になるなんて、なんと素晴らしいシナリオだろうか。
ただ、ピッチング内容は「うーん」という感じ。もっと真っ直ぐを使えないと、スライダーに頼り過ぎでは通じない。 - 平野のセーブ!!
平野が日本シリーズの場面で登板してセーブを上げるのも、非常に感慨深いものがある。岸田も喜んでいるでしょう。先頭をフォアボールで出したときは「おいおい」と思ったが、その後はピッチングができた。代打の川端を、いい当たりだったが角度のつかないライトフライで打ち取れたので、そこでゴールが見えた。
塩見を三振にとった低め真っ直ぐは・・・まぁという感じ。ああいうコールが普通にあるのが今の日本球界のレベルだと思う。 - 8回ヒギンスは思考停止の結果。
昨日の試合に投げて一応1イニングをゼロに抑えてはいたが、「なんか抑えられた」という感じだった。8回3点リードでヒギンス投入で、しかも制球が全く定まらず、四球を2つ出しても交代しない(挙げ句ホームランを打たれても交代しない)というのはただの思考停止だ。
8回3点リードでもし投げさせる投手が見当たらなければ、ここまで登板していないスパークマンか山岡を起用するだけでは?と思っていた。
というか、そもそもベンチ入りが能見INで海田や山田OUTなのが、よく分からない。状態が悪いのだろうか。 - 8回裏に先頭塩見に四球を出したところ。
チェンジアップ2球で2ストライクと早々に追い込んだ場面で、高めの釣り球要求で1ボール与えていた。この配球を見た時点で、「これはまずい」という嫌な予感というか確信を持った。余裕のないヒギンスに、正直このシリーズあまり意味の成していないボール球を要求するのは、非常に悪手だったように思う。ただの楽観的思考を伴った逃げというか、勝負に対して考えが甘いというか。そんな印象だ。 - AJのヒーローインタビューは熱かった!
訳はいつものようにいい加減だったが、AJの言っていたことは熱かった! - 勝ちの中身としては良かったと思う。
ヒギンスの打たれた3ランは最悪の結果だが、6回以降毎回得点で5得点できたというのは、ある程度中継ぎを打てたということで、今後の対戦でヤクルトにプレッシャーを与えることができる。あとは、第6戦に清水を打てれば大きいね。
続いて、第6戦と第7戦の戦い方について。
- 山本が本当に第6戦で投げるべきなのか?
実はずっっっと考えているのが、山本が第6戦で良いのか?という点。前回の山本は非常に調子が悪く、少し登板間隔を取りたいな、という風に思ったのが正直なところ。日本一のためにはどうせ第7戦まで行くのだから、山本を第7戦にとっておくというのは選択肢のひとつではある。
となると、第6戦を誰が投げるのか?という問題と、宮城を使えないという問題が発生する。結論から言うと、私のアイディアは、中5日の宮城に5、6イニングを投げてもらい、後はブルペンに任せ、第7戦は山本に全て任せる。という戦略だ。
まず宮城は前回もそうだったが、終盤でランナーをためやすいので、中5日でせいぜい6イニング投げてくれればOKで構える。中5日は経験がないと思うし、前回も112球を投げているが、ここは頑張ってもらう。
このプランの現実味だが、実際は取れないと思う。(第6戦で負けたら全て終わりだし、中5日宮城野リスクは取れない。)
ただし、
○第6戦・疲れ気味の山本 →第7戦・宮城
と
○第6戦・宮城+総力戦 →第7戦・比較的万全の山本
のどちらが良いか、と見比べてみると、意外と後者の方が良さそうな気がする。特に、日本一がかかる大一番を山本に任せるという方が頼もしい。先発がどうなるか、土曜日を楽しみに待ちましょう。 - ヒギンスはもうベンチ入り不要。
どうせもう起用できない(しない)ので、ベンチ入りの必要がない。外国人枠4名をどうするか問題は、AJ・モヤ・ラベロ・バルガスになるのかなぁ。バルガスは勝ちゲームでは使えないが、序盤のビハインドの場面で使える可能性はある。スパークマンはまだ登板がないので、もうこの土壇場で起用できないでしょう。投手陣は完全にベンチ外でもいいかもしれない。 - 高めの釣り球は使う意味があるか?
ストレートをしっかりコースに投げて勝負することが必要。特に終盤やピンチになると変化球メインになることが非常に多い。第6戦は山本の先発なのだろうが、第1戦のようなフォーク多投のピッチングだけは見たくないし、どんどんストライクゾーンの真っ直ぐで相手を押して欲しい。
ストレートは投げるが、高めの釣り球でお茶を濁すというのは、ただの逃げにしか見えない。(普通に高めいっぱいの真っ直ぐを使えば良い。) - 8回は誰が投げるのか?
まず、延長のことを考えなければいけなくなるから苦しくなる。私は、竹安をスタンバイさせることでこの不安を解消したい。つまり、延長になったら10回以降はすべて竹安に投げてもらう。だから、シーズンと同様に9回までをどう凌ぐかを考えれば良い。
9回平野は当然として、7回はまあ流動的に起用するにしても、8回はどうするか。今日投げた山岡になるのだろうか?
私は8回は田嶋を推したい。火曜日に92球を投げたが、中3日となる土曜日からスタンバイは不可能ではない。できれば第6戦は山本に完投してもらって、第7戦に宮城→田嶋→平野の必勝パターンで行きたい。
こう考えると、日本一になるまでに「山本がどれほど良い投球をするか」という点も非常に重要になる。 - 細かいプレーでは完全に負けている。
進塁打や走塁などの中身は完全にヤクルトに負けている。細かい野球は今更できないのだから、もうシーズン通りに押し切るしかない。
もうここまで来たら、自分を信じるだけでしょう。