ゲーム感想(20180430 オリックス vs ソフトバンク)

勝ったが、こんな勝ち試合をしているから勝てないのだ。


  • 田嶋が8回途中まで投げたのは大きい。3点リードがある中で、8回まで続投した采配は正解だと思う。というか、リリーフが連投している(山本2連投、増井2連投+前日に回跨ぎ)状況下では、そうせざるを得ない。しかし、解せないのは、田嶋が柳田にホームランを打たれた後、結局黒木を投入し、最終回は増井を投げさせたことだ。9連戦はじめの3連戦で、いきなり抑えを酷使してどうするのだ。ここで問題は2つあって、そもそも酷使しないといけない状況に2日前と前日の試合の采配で自ら追い込んでしまったこと、そしてもうひとつはその状況下で正直に疲弊している抑えに頼ってしまったことだ。
  • 結局、先発を早めに降ろし、ワンパターンに中継ぎ投手に頼っているから中継ぎ投手を酷使することになる。4月30日までに26試合を消化したが、黒木15登板、吉田12登板、増井10登板、近藤10登板と、シーズン序盤から酷使されている。黒木が一番酷い目にあっているのは間違いないが、吉田と近藤も忘れてはならない。というのも、吉田は開幕後、既に6試合を消化した4月6日(金)に初めて登録された。つまり、吉田は20試合中12登板している。近藤は逆に4月23日(月)に抹消されたので、始めの18試合で10登板もしていたのだ。つまり、福良の采配というのは、勝ちパターンの中継ぎを約60%の頻度で登板させるのだ。シーズンに換算すると86試合登板だ。1ヶ月という比較的長いスパンでこの頻度はあり得ないと言っていいだろう。ましてやシーズンは始まったばかりなのである。普通、このような状況下では先発を長めに投げさせたり、他の投手を試したりするものだ。
    さらに福良の何がすごいかというと、これだけ勝ちパターンを酷使しているのに、26試合中10勝15敗1分という数字を残してしまうことだ。もし勝ち負けが逆ならば、まだ理解できるものなのだが。
  • 今日、4月30日の試合を見ても、田嶋が降板して内川、デスパイネが続く場面で、比嘉を投げさせる選択肢は無いのか。その後の左バッターには海田をぶつけられないのか。日頃からバランス良く起用できていないから、いざという時にある特定の選手にしか頼ることができないのだ。結果何とか勝つことはできたが、明日はどうするのだ。増井は使えるのか?
  • 終盤、若月に代打小田からの守備固めはいかがなものか。守備固めするくらい逃げ切って勝つつもりなら、代打中島からの、代走(または守備)から小田、とするほうが一貫していないか。結局中島というピースを使わないという枷をつけたまま試合が終わってしまうことになる。

・・・ここから選手のことを書く。

  • 福田のスタメンは、大城よりも遥かに良いと思う。しばらくスタメンで起用し続けるべきではないか。理由はいくつかあるが、粘れること、大城より出塁が期待できそうなこと、内野安打があることが挙げられる。ある程度我慢強くボール球に手を出さない打席が続く限り、福田をスタメンにすべきだと思う。大城の方が打てるという声も聞こえてきそうだが、OPS .600にも満たない選手と、粘れてそこまでOPSが変わらない選手だったら、粘れる選手のほうが価値が高いだろう。キャンプのときから何度も言っているが、西野・福田の二遊間を見たい。(目下安達が打撃好調なので無さそうだが。)
  • 安達の打撃が目に見えて好調なことと、Tに当たりが出たことは大きいだろう。しばらくこの調子が続いてくれれば、中位〜下位打線が得点の原動力になり、ある程度の攻撃力は保てるだろう。その間に、吉田、ロメロ、マレーロ、宗の上位打線が調子を上げれば本来の打線になる。
  • 田嶋のボールは非常にいいと思うのだが、リードが冴えない場面が目立つ。一番いいボールである、インコースや高めの真っ直ぐで押すのではなく、抜け気味の変化球を多投させて自らの首を締めてしまう場面が目立つ。曲がりの小さい130キロ前後のスライダーは大体いつも制球がまとまっていて効果的なのだが、カーブ、チェンジアップは抜けることが多い。もっと高めの真っ直ぐでどんどん押していけばいいのに、変化球を投げさせるも抜けてばかりでボールカウントが増えて、真っ直ぐでカウントを取りに行って痛打される、というケースが目立つ。
  • 今日のMVPは、間違いなく小谷野だ。死球の際に激昂することで、中田にインコースを投げにくくさせることができた。結果中田の攻略(3回5失点)につながった。
  • ロメロはまだ時間がかかるなあ。高めの速い球を長打にすることができるようになれば、本来の調子と見て良いと思われるので、内容をこれからも注視していきたい。マレーロはストライクゾーンを少し広げすぎではないか。三振が怖いのか、打ちたい意識が強いのか分からないが、追い込まれる前でも厳しいボールに手を出しすぎている。じっと待てばいいのに。
  • 一番心配しているのが吉田で、本来のスイングではない。空振りだけで相手投手に威圧感を与えるようなあのスイングはどこに行ったのだ??身体に不安が無い状態ならば、もっと思い切り振れるはずなので、今は少し怖さや不安があるのだろうと推測する。しばらくDHで優先して起用してほしい。あるいは、5月15日〜24日の7試合の間、ちょうど試合数が少なめなので登録を抹消して調整させてあげた方がいいかもしれない。(しかも、この7試合は屋外の試合ばかりで、雨で中止になる可能性もある。ちなみに、富山、千葉で1試合ずつ、神戸で2試合、仙台で2試合。残り1試合の屋内試合は東京ドーム。)吉田が抹消になった分は、武田か駿太、どちらか二軍で調子の良い方を登録すればよい。

5月1日からの3連戦は西武をホームで迎え撃つ。先発(アルバース、金子、ディクソン)がどれだけ長いイニングを投げられるかと、仮に早いイニングで継投になった場合でも満遍なく起用することができるか、ということを注視したいと思う。正直、3試合中1試合勝てればいいと思って采配すべきだろう。

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