2018オリックス春季キャンプ: 全日程をほぼ終えての感想

本当は明日2月26日(月)で終了だが、今日2月25日はせっかくの日曜日の夜なので、一ヶ月弱のキャンプの振り返りや感想を長々と書きたいと思い、指が痛くなるまでキーボードを叩くつもりで今パソコンと向き合っている。

首脳陣・コーチ関係

  • “鬼の福良”に変ぼう サインミスの杉本と鈴木昂を懲罰降格 ・・・ 二人も同じエンドランのサイン間違えるということは、むしろ伝える(教える)側に問題があるのでは・・・。真偽は分からないが、自分は、ミスした選手だけの責任では無いのではないかと思う。情報の伝達の取り決めという、結局はコミュニケーションと打合せの徹底の問題ではないか。また、練習の段階での一度のミスでなぜそんなに怒るのだ。ミスする度に懲罰をしていたら、誰も残らない世界になることは機械でない血の流れた生き物なら皆よく知っている。
  • 【裏方の流儀】オリ藤田チーフ通訳 助っ人砲に愛される“言葉の助っ人” ・・・ もう60歳なのか。「ずっと一緒にいる中で、彼らが活躍してお立ち台に上がるのはうれしいけど、降格や戦力外を伝えるのはしんどいです」というコメントに、人柄を感じるな。
  • オリ・福良監督、T-岡田の1軍再昇格を見送る「キッチリ治してから」 ・・・ この方針には大賛成。脇腹は再発しやすい箇所だし、いくら慎重になっても良いと思う。全体的に故障者や違和感を感じる選手を大事に扱っている雰囲気を感じる。

ここからは自分の感想。

  • キャンプ中継を見ていると、守備走塁コーチが一番大変そうに見える。自分でも子供かと思うくらい単純な理由なのだが、ずっとノックしているからだ。次いで投手コーチも、投球練習をじっと見続けて、投げ終わりには一言二言アドバイスをしており、気の抜けない仕事だ。打撃投手や投手相手のノックもしている。
  • 監督も、実際に手足を動かすことは多くはないものの精神的に疲れるだろう。メディア対応はもちろんのこと、何より同情するのが、ネクタイに革靴という格好で、いかにも見に来てやったぞと言わんばかりの評論家連中の相手だ。偉そうに投球練習や打撃練習の真後ろに陣取って、ポケットに手を突っ込んで仁王立ちで色々な選手を見ている姿は、頑張って見てますよというアピールか、テレビ中継を過剰に意識しているのではないかと思える。グラウンドの上に立つなら、動きやすい服装をして練習している選手の邪魔にならないような雰囲気を作るか、選手の気を紛らわせないように目立たないように端の方に佇んでいてもらいたいものだ。そうそう、オーナーや球団社長等のお偉いさんの来訪もあったな。そんなもので無駄に存在感を発揮し、選手のエネルギーと時間を浪費させようとするのは正にアホだ。
  • 打撃コーチも実際に身体を動かすことは少ないものの、居残りの打撃練習も多いだろうし大変だろう。
  • ヘッドコーチとバッテリーコーチは何をしてるかてんで分からない。ヘッドコーチは実は意識してみると色々な練習に顔を出しているのかもしれないが、印象の薄さもあって、何をしているか正直全くイメージがない。まあ裏で監督の補佐もしているのだろう。バッテリーコーチは、大体キャッチャーの後ろで突っ立っていたり、ブルペンの投球練習中にバッター役をしているのを見かけるだけで、日中は何の仕事をしているのか皆目検討がつかない。見えないところで配球研究でもしているのだろうか。
  • というわけで、もし自分が何でもいいからコーチになれるのなら、バッテリーコーチになりたい。
  • 福良監督の、選手を見ているときの態度が非常に不愉快。紅白戦のときに特に思うのだが、椅子に浅く腰掛けてウィンドブレーカーの両ポケットに手をずっと突っ込んで。。足を組んだり。。真面目に見ているのか。やる気あるのか?と思ってしまう。なんであんな偉そうなのか。一言で言って生理的に不愉快。

練習について

  • キャッチャーの練習は本当に大変だなあ。ブルペンで、キャッチャーがピッチャーの投球練習を受けるのは時間がもったいないと見てて思いつつも、当然必要な練習というか作業だろう。投手のことを理解していないと、リードしようがないし、そこに信頼性が生まれないだろう。他にも、シートノックでは扇の要役として指示を出し続けないといけず、運動量は多くはないものの全体的に色々な練習に時間を使われる。個人の練習をするには合間の時間を活用せねばならず、練習量の確保がずば抜けて最も大変なポジションだろう。そうそう、配球の研究もしているはずだ。
  • ノックの労力が見ていてものすごい。すでに世の中のどこかにあるのかもしれないが、ノックマシーンを開発したら誰もが幸せになるのではないか。簡単にどのようなマシーンが良いか、構造を考えてみたい。任意のコースにトスするマシーンと、ボールを認識して自在にバットを振るマシーンの組み合わせにより、任意の方向に任意の角度で任意の速度で打球を打てる仕組みがいいだろう(回転までコントロールするのは大変だと思うので、あえて省略した)。わざわざトスを打つ形のマシーンとしたのは理由がある。右バッタが打つパターン、左バッターが打つパターンのどちらも再現できるし、さまざまなコースのボールを実際に打つスイングの帰結としてどのようなボールが飛んでくるかが身につくからだ。また、通常の人間のノックを見ていて思うのは、大体ノッカーが右バッターであることと、身体の向きが常に打球方向と同じである(ショートに打つときもセカンドに打つときも絶対にその方向を向いている)ということだ。いつまでも同じような真正面から飛んでくる打球を延々と捌いて何の能力が身につくのだ。左バッターが思い切って引っ張ったときの打球をファーストにノックするノッカーを見たことがないぞ。このマシーンは一方で、リアルな打球を実現してくれる。
  • ブルペンキャッチャーも、そのうち捕球マシーンが発明されればかなり必要性が低くなるだろう。人に対して投げる感覚はもちろん捨てがたく、ブルペンキャッチャーが全く不要になることはないだろうが、捕球マシーンは四六時中いつでもボールを受けてくれるし、ボールの球速や変化量等を数値化して記録して客観的な情報をもたらすだろう。良いときの投げ方を映像として記録してくれたり、バッター方向から見たフォームやリリースポイントの傾向等の分析も可能だろう。

投手について

あまりに個人的な感想ばかりだが、第一印象として書き残しておく。

  • 金子は、テークバックの雰囲気が少し変わった。去年はチェンジアップを投げるときだけ、上から押さえつけるような肘の使い方になっており、おそらく腕の振りの違いからチェンジアップが分かりやすかったと思うが、今年は腕の振りがチェンジアップでもそこまで変わらない。そのことに期待感を持ちつつも、シート打撃の際は制球がバラバラだったことに不安を覚える。まだまだこれからだろうと思うものの、スライダーの抜け方は気になった。
  • 西は、そんなに良くはなかったなあ。
  • ディクソンは、投げ方が少し変わった。少し腕が遅れて出てきて、投げ下ろすような形になったような。そしてその結果、真っすぐの制球が良くなったように見える。ナックルカーブへの影響はこれからもっとピッチングを見ないと分からない。紅白戦の投球はそこまで良くなかったが、これからを見ないと何とも言えないだろう。
  • 山岡は、縦の小さいスライダーは使える球種に仕上がっている。右バッターへのインスラも使おうとしており、ピッチングの幅を広げようとする試みが見える。しかしながら、真っ直ぐが右バッターのインコースに全く決まっていない印象。紅白戦でも甘く入った真っ直ぐが打たれていたのでしっかり調整してもらいたい。そこさえ通常運転に戻れば、どれほどの数字を残すか楽しみ。
  • 松葉は例年春先はそんなに良くないので、よく分からない。
  • アルバースはコントロールが良いので安定しそう。高めの真っ直ぐの使い方が鍵になると思う。リードが大事な投手だから、マッチする捕手をオープン戦中に探す必要がある。
  • 田嶋はどうなるかなあ。ボールは非常に良いものの、制球に不安が残る。投げ方的にも、抜けやすいと思うので、左バッターは相当打ちに行きづらいと思うが、右バッターには少し不安が残るような。もう少しタメと下半身を使うフォームにしてから一軍で投げ続けたほうが良いと思う。(一年シーズンで投げぬくことも考えて。)一方で、クイック投球は安定している。
  • K-鈴木の2軍先発育成プランには大賛成。紅白戦で投げているのを見たが、球筋が安定しない。下半身主導でなく上半身メインで投げてるから、球に体重が乗っていないし、球筋もバラつくように思える。フォームさえ固まって下半身の粘りが出てコントロールがまとまれば、すぐ一線級で投げられる。
  • 増井は、ブルペンでしか投げてないのでよく分からない。
  • 黒木、近藤は、ゆっくり調整してくれればいい。今の時点で投げてるボールを見るに、特に心配は要らなさそう。
  • 小林、澤田は去年より遥かにいいボールを投げている。ふたりとも、このままの調子で行けば開幕一軍だろう。勝ちパターンのセットアッパーとまでは行かないまでも、かなり安定した成績が見込めると見た。
  • 吉田一将はおそらく二軍スタートかな。腕の出方が去年と変わってない?
  • 最も起用法がコントロバーシャルな投手・山本由伸は、個人的には二軍が良いと思う。すごいボールを投げるが、野球はすごいボールを投げればいいだけの競技ではない。バッターに打たれないボールを投げる競技だ。見たまんまの通りの勢いのボールで、制球がそこまで高くなく、緩急も無ければ、それは打たれる。フォーム作りと緩急にじっくり腰を据えて取り組んだほうが良いと考える。
  • 赤間かなりいいぞ。カットボール(まっすら?)とチェンジアップがかなりのボールに仕上がっている。使える球種が2つあるのは大きい。
  • 大山もいい感じだね。去年と同じくらい、頼みます。
  • セナのフォーム変更(サイド転身)は成功だね。打ちにくそうな軌道のボールになっている。
  • 同じくサイドの齋藤はもう少しボールの強さが出てくれば言うことなし。
  • ベテラン組は、実際に打者相手に投げているところを見ないと何もわからない。

 

打者について

これもあまりに個人的な第一印象的な感想ばかり。

  • 全体的に振れてる。真っ直ぐをしっかり捉えられている。
  • マレーロ、ロメロは心配なし。むしろ成績が伸びても何の不思議もない。特にマレーロいいね。
  • 吉田も予定通りらしいし、Tも開幕には仕上げてくるだろう。楽観。
  • ショートは安達しか今年もいないな。福田はベースカバーが遅かったり、タッチが甘かったり、細かいプレーがまだちょっと・・・という感じだし、やはり守備を比べてしまうと安達以外考えられない。後はいかに休ませながら安達を使うかということになると思う。バックアップで福田が十分守れると安心なのだが。。
  • セカンドは大城か西野かというところだが、西野の方が、打撃の力強さが目立つので今のところ有力か。引っ張ってライトの頭を越したり、右中間に打球をかっ飛ばすルーキーの頃のような打撃が戻りつつある(?)。一方で、大城も少しずつ力強さが出てきている。
  • 宗はサードで行ってほしい。安易にセンターコンバートは残念だなあ。オリックス(福良監督)は全体的に、いきあたりばったりですぐにポジションを掛け持ちさせたがりすぎではないか。打つほうに集中できないだろう。無駄にポジション掛け持ちで競争相手ばかり増やして、よくわからん。せっかくチームにまともに守れるサードが皆無なのだから、宗はサード一本で競争!とはならんのだろうか。中島と小谷野と西野でサード争うの?
  • しかし宗の打撃は楽しみだなあ。そんじょそこらのボールには振り負けないスイングだと思う。あとは場数あるのみ。
  • センターは武田と駿太の競争に賛成派。特に武田は固定して使う価値がある選手だと思うなあ。
  • 伏見の打撃が好調。捕手二人体制なら、若月より伏見となりそうな予感。
  • 福田、山足はオープン戦でどれだけ足を見せてくれるか期待したい。盗塁できて守れる選手は一軍確約だろう。
  • 中島のサード守備が鍛えられてる雰囲気があまり無いように見える。。案の定、紅白戦でも去年と変わらない動きでオリックスファンの期待に影を落としてくれた。本当にサード守れないと試合に出る余地がないのに、このままでいいのか?まさかマレーロベンチとかやらかさないよね??
  • 吉田雄人のスイング良くなったなあ。

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